間奏の便り④
【間奏の便り④】
自分の理想に近付けるべく自ら動くこと、働きかけることを諦めてはならない。現状と未来を変える努力は必要だ。そして困ったら大人の人に相談しなさい、どんな些細な事でもいいから。避けるべきは独りで抱え込んで手遅れになること。後の祭りは寂しく、つまらない。
先生に敬意を払いなさい。そりゃ、餓鬼の時分は難しいかもしれない。それでも先生を尊敬しなさい。わざわざ君達に目線を合わせて教育を施してくれる大人はそうそういない。勉強に限ったことではないぞ。君達の為に身を粉にしてくれる、走り回ってくれる、時間を費やしてくれる。起きている時間は家族よりも君達と多くの時間を過ごし、生活を共にする。だから我が子を預け、ご指導、ご鞭撻をお願いする。先生に殴られたって、相応の原因が子供側にあったと納得したものだ。ただし、裏切ったら許さない。教師も親も。
流行りのガチャのようだ、なんて言い方はしたくないが、学生にとって先生の当たり外れは大きい。殊に小学生。科目ごとに入れ替わり立ち替わり担当の変わる中学生以上と異なり、小学校では決まった先生の下で過ごす時間が圧倒的に長い。次の時間だけ我慢すれば、なんていう踏ん張りがきかないのだ。言ってしまえば、朝から下校まで逃げられない。そんな心の束縛が苦にならないか、はたまた地獄か。担任の先生がその子の小学校生活、少なくともその1年間を左右する。先生が好きか嫌いか、好かれるかそうでないか、普通であれば十分で、平等こそが理想。けれども人間である以上、それは難しい。強制できるものではあるまいて。
話が横道に逸れるが、俺は運が良かった。だって、幼稚園から高校3年まで、全ての担任の先生の名前を今でも覚えている、感謝と共に。それくらい先生に、友人に、学校に恵まれていた。学校が大好きで、小学校の時など、長すぎる夏休みはあまり好きではなかった。




