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時間割りと時間泥棒②


 さて。こちらはちょっと余談になるが・・・校庭で遊ぶ際は集団生活どころではなくなる。言ってしまえば混沌(カオス)。中間休みと昼休みは所狭しと子供達が駆け回る。どこを見たって人、ヒト、ひと・・・あっちゃこっちゃでボールを蹴ったり、投げたり、ぶつけたり。よくもまぁ、事故が起こらないものだ(ちょくちょくケガはするが、大怪我は稀)。かつてはこれが普通というか、こうするしかなかった。

 小中学校の統廃合なんて、都会ではまだどこか遠い世界の御伽話だった。子供が多い、校庭が狭いからといって、そうそう安々ぽんぽんと新しく学校を建てるわけにもいかない。現代の子供達に我慢を強いるしかない。そして出生率なんてのを見れば10年後、20年後に子供の数が減少の一途を辿ることは必然で、逆に小学校の数が多すぎるなんて事態が起こる。避けられぬ確実な未来。要も朝のニュースで高齢化社会や超高齢化なんて言葉は訊いたことがあった。解説も耳にしたが何が問題なのか、何が悪いのか、二十数年後まで何ら実感が湧くはずもなかった。


 学校生活は時間割りによって管理される。大きな行事を控えていたり、よほどのスケジュール調整が必要でない限り、イレギュラーはない。教科書、ノートをはじめ、教室移動や体操着の支度など、時間割りに沿った準備を自分で済ませておくことが大前提。宿題なんてのも小学校から始まるのか。次の時間までに仕上げて提出しなくてはならない。決められた期限内に、自分の力で課題をクリアする。小テストなんてのもあるかもしれない。

 学生時代の自主学習の癖付けは決して無駄にならない。財産と言ってもいい。卒業して、大人になって、社会人になって、多忙な毎日にそれ所ではないかもしれないが、せっかく強引に身につけた机に向かう習慣を、一切合切跡形もなく捨ててしまうのはもったいない。5教科6科目をやれというのではない。今、必要なこと、足りないこと、やりたいことをやればいい。毎日が難しければ1日置き、3日に1度、休みの日に時間を決めて、やり様はあるはずだ。それこそ、時間割りでも作ってみたらいい。

 周囲の予想通り、無難に学校生活に溶け込んだ要。迷子になったとの報告もない。一方で幼稚園に通い始めた進はというと、予想の斜め上を疾走していた。


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