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間奏の便り③

【間奏の便り③】

 

 5年生の時だったか6年生の時だったか、低学年の時によく行っていた駄菓子屋が潰れていた。別に菓子を買いに行った訳ではなく、他の用事でたまたま店の前を通った際、看板が外されシャッターが閉まっていた。最近なのかずっと前から畳んでいたのかは分からないが、何ら生活と精神に支障はない。その当時でも随分と駄菓子から離れていたはずだけれども、食べたことのある駄菓子と思い出はわりかし記憶されているもの。埋もれていても顔を出す。百円、二百円を握りしめて10円、20円、30円の足し算を繰り返していた。消費税はなかった気がする。楽しい算数の授業だった。


 20年後。スーパーで買い物をしていたら、菓子売り場に駄菓子コーナーなるものができていた。昔の姿(パッケージ)そのまんまかは覚えていないが気が付けば4つ、5つとかごに放り込んでいた。家に帰って口に放り込む。美味(うま)くはない。最近の菓子がいかに洗練された物かが分かる。駄の名の通り大して美味いものではないが、駄というほど悪い気分ではなかった。

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