前へ目次 68/68 日常 空の色、 海の色、 風の音、 潮のにおい。 青い色。 鳥の声。 なぜる風。 座った岩の感触。 いくつか言葉を交わしては海を見た。 焼き付くような。 鮮烈な。 どこにでもあるような日々。 取るに足らないなんて、 生き抜いてきた。 巫女でも駄目だった。 魔女でも駄目だった。 尼僧でも駄目だった。 だから、今度は違うものを。 しかし、 魔女も巫女も尼僧も含まなくてはならない。 ぜんぶ、 全部ひっくるめて、 私たちは、 「魔法少女」 と、 名付けた。 さあ。