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黄花流水杳然として去る

「すごい花増えましたね」

「花が咲くと目立つからね。一斉に咲いて増える。多くの種を残す。花が咲くまでは雑草と思って意識しない。花が咲くから『これほど増えたのか』と思う。咲く前にも草としてそこにあったのに」

「怪しいひと、いましたか?」

「そうだね。何人かピックアップできてる。この中に居るかは分からないけど」

「まあ、怪しさで言えば私達はとても怪しいですからね」

満開の黄色い花がひとひら、またひとひらと風に散り、はるか彼方まで流されていく。

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