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にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん
「ネコヤナギさん? にも見えるんですか? 私にだけ人間に見えるんだと思ってたんです!」
少女がネコヤナギの手を取る。
化け猫少女は少女にしがみついたまま、目を見開いている。
「おそらくネコヤナギの能力に依るのだと思います。猫と人間の二重映しに見えているそうです」
化け猫少女が少女の袖を引っ張った。
「えっ? 人間に見えてたの? ホントに? 猫に見えてるんじないの?」
少女が化け猫少女を振り向いた。
「私には最初から人間のまんまで見えてるよ」
「えっ? 撫でたりしたよね?」
「『撫でて』って言うから」
「『にゃんにゃん』て言ったら『にゃんにゃん』って返したでしょ?」
「猫っぽくしてたようだったから」
「にゃ~~~っ!!!」
化け猫少女は顔を真っ赤にして叫んだ。




