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くらやむ

ゴスロリの少女が言った。

「貴女の願いかなえてあげる」

ゴスロリは公園のベンチに座る少女に丸い石を握らせた。

「これは?」

「お守り」

少女は綺麗なガラス玉と思った。妙に ひんやり している。

ゴスロリが石を握った手を上から握る。

「貴女の願いが叶いますように」

手から光が差す。

石がさらに冷たくなったと思ったら、砂の様に崩れて風に舞った。甘い、におい。

少女はゴスロリの目を見た。

「……手品?」

ゴスロリは首をかしげた。

「どうかな?」

笑って、歩き去って行った。

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