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君の暗闇の深さを測ろう
「その子どこの子か分かりますか?」
「詳しくないけどたまにこの公園で会うよ。今みたいに頼まれて套路を見せたりしてる」
黒パーカー先生が笑う。
「ねぇ、おねぇさん。私と散打しよう」
「私はあまり散打とかしなくて」
「大丈夫です。格好だけでも良いので。それと、私は貴方より、強いよ」
ひとしきり黒パーカー先生と少女は打合せして、散打を始めた。
最初は戸惑いがちに。次第に速く激しく。
黒パーカー先生が笑う。
「はっ、ふっ、ふふふ! ふはははは!」
何がどう打合せされたのか、ネコヤナギにはもはや分からない。散打? 実戦にしか見えない。
黒パーカー先生が叫ぶ。
「素晴らしい!なるほど理不尽に強い!超常現象とは良く言ったものだ!」
「ドコウ先輩。先生超笑顔なんですけど。犯人は先生だったりしないですよね?」
「魔法少女の事務所は超常現象侵食度計測の基地でもあるからね。魔石なんて関わっただけでもすぐ分かるよ。事務所内の人間にはまず無理だね」




