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爆炎の世紀  作者: 愛媛のふーさん
17/25

時間稼ぎに汲々2

 ナイツとしては蓮が宗家を継承し60代相伝者として能力手に入れれば勝ち筋ドーン、上がり役満である。なるべく事が、起きてほしくない。進藤とて蒼天流宗家の継承者が半端無いのは緋村剣ひむらつるぎ、蓮の亡くなった従兄から、聞いている。当然力は警戒するし、そもそも蓮と戦いたくないのだ。親友の弟分に対する愛着、復讐鬼の僅かな温かな情による。依って短期的計画は前倒しして蓮の継承儀式の間に、方を付け仕切り直したい。蓮が、帰ってくれば計画が進まぬ内に敗北に滅亡の可能性、今迄なかった馬鹿げた可能性大なのだから。進藤は剣から儀式に付いて聞いているようで、計画の齟齬が無いよう蓮が参戦しない様時期を計っているかの様だった。

 蓮の継承儀式完了迄、あと2日でK大学付属病院襲撃事件が起こった。病院の性格上、不特定多数が利用する。守るに不向き過ぎる。その女は不穏な感じ振りまき、警備員として配置についていたナイツのエージェントの注目を集めた。徐ろに

「動くなよ。此れは生物兵器だ。パンデミックの引き金引いた張本人の片割れに、なりたいかい?」

叫んだ。

「悪い冗談は寄せ!」

事態の飲み込め無かったサラリーマンが掴みかけて指を斬り飛ばされた。

「病院で良かったね。ERで繋げてもらいな!ついでだ外部の患者はシャットアウトさね。伝えときな。兵器は此れだけじゃ無い4つ。1つ停めると次がカウントダウン、キーパーーは此れも4人倒せばパスコードを渡す。誰の挑戦も受ける。此の病院は挑戦者の治療優先。体調やトイレの御用はご自由に。アタイはδ(デルタ)だ」

 δも異能者だ。無属性硬化。身体が何処までも硬く鋭い刃物状の突起が生えて来る。接近戦は危険と診て平馬と千堂が飛び出し、異能者以外のエージェントがまとめて待合室の患者を連れ出した。パトカーが病院を取り囲み拡声器で叫んでる。

平馬が無言で、グラビティガトリングぶっ放し、千堂が雷撃を放ち麻痺させている。ガトリングで突起は砕かれ電撃で棒立ちで良い的だ。しかし、倒れない。15分後δが

「ワンサイドゲームだね。此れだけ粘れば言い訳も立つ。パスコードは○◇■▶⬛◑♠。停止はあたいが1キロ離れること、卽起爆も可能だから大人しく見送るのオススメさね」

巫山戯(ふざけ)やがって次はこっちが攻め込む番や。覚悟して首洗っとくんやで」

「そりゃあどうも。α(アルファ)探すんやな。此の病院やないさね。制限時間は3時間範囲は5キロ。病院縛り。コード入力でスタートやからもう始まってるさね。ほなサイラ」

δは悠々と迎えのバイクで逃げってた。

「林さん次は?」

「δはお役目終了地道か通報待つしかない」

「畜生。クソッタレめが、腹立つやんけ」

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