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第20話 竜の本

 書斎に入るとルルがシルさんに昨日と同じく絵本を読みながら字を教えている姿が見えた。

「シルさんこんにちは」

「ナギさんこんにちは! 聞いてくださいルルちゃんたらもう簡単な絵本なら読めるようになったんですよ!」

「本当ですか? ルル凄いな天才なんじゃないか?」

「天才なんかじゃないよ……まだ簡単なのしか分かんないし……」

「にしても凄いよ昨日の今日だぞ!」

 本当に、凄いと思うルルも凄いがきっとシルさんの教え方もいいんだろう。

「仕事はどうだったの……?」

「無事に終わったよそれより聞いてくれ! 風呂に入ったんだ!」

「なんでそんなにテンション上がってるの……?」

「風呂だぞ! テンション上がるだろ宿舎にもあるらしいからルルも入ったらどうだ?」

「シルさん、後で良かったら一緒に入りませんか……?」

 随分とシルさんに懐いたな。

「えぇ、もちろんただお風呂に入る前にこれだけ読んでから入りましょうか」

「うん……わかった……」

 ルル達もお風呂に入る事にしたみたいだな。

 折角書斎に来たしこないだ教えてもらった竜の本でも読むか。

 こないだは竜具の本を読んだから次は竜についての本を読むか。

 竜具となる竜は基本的に1頭しかいないらしい。つまり俺が持っている黒刀は黒竜から作られたものだがこの世界で作られたわけではないので黒竜がいるか。

 黒竜がいて俺とは別の黒刀を持ってる者が存在しているとのことだ。竜は死ぬと何年か後にまたその巣や決まった場所にいるらしいだからといって竜具が沢山あるかと言えば違うらしい竜を倒すのは非常に難しく一国の戦力ぐらいでは不可能らしい。かといって複数の国が協力して討伐しても竜具の取り合いになるので協力する事はないらしい。

 だが少なくとはこないだの筋肉ムキムキの話しでは火刀を持っている者がいるらしいのでその刀が本物なら火刀が1本に火竜がいるという事になるのだろうか?

 火刀か俺も欲しいな……火を纏い焼き切る事が出来る刀か。

 明らかに強そうだただそれを持つとレプリカだなんて言うことはもう無理だろうな……

 それと緑刀も憧れるな癒しの刀これがあればルルやクロが怪我しても治すことが出来る。

 指南役の仕事が一段落し資金なども集まればまだ見ぬ竜具や竜に会いたいな。

 クロと友達になってくれる竜はいるのだろうか?

 俺は黒刀以外にも他に刀がある事を知ってから1つやってみたい事があるがそれは今度話そう。

 話しを本に戻そう。

 本の内容を纏めると竜具は基本的に1つで竜は1頭で竜が死ぬと数年後にまたその巣か決まった場所に竜は復活しているという事だ。

 よくここまで分かったものだな。作者は誰だ? 気になり作者が誰か背表紙や裏を見てみるが書いてない。

一体誰が書いたんだ……?

「ナギ読み終わった……」

「あぁ、今行くよ」

 俺は本をしまう。

「シルさんお世話になりました。またルルが来た時はよろしくお願いします」

「シル先生また後でね……」

「ナギさんルルちゃんまたね。次はもう少し難しい本を探しておくわね」

「うん、わかった……」

 その後受付で何冊か絵本を借り。自室へと戻った。

 クロはというとひたすら寝ていたらしい。

「2人はお昼食べたの?」

「サキさんが昼食の準備してくれて今日は、天気がいいから外でシルさんと一緒に食べたよ……」

「そうだったのか」

 となるとお昼ご飯を食べてないのは俺だけか……

 サキに簡単な物でいいから用意してもらおうかな……

 自室に戻る途中サキに会った。

「ナギ様、ちょうどいいところにルル様とクロ様にはもう昼食ご用意したのですがナギ様は今お持ちしてもよろしいですか?」

「あぁ、ちょうど話してた所だったんだお願いするよ」

「分かりましたお持ちしますのでお部屋でお待ちください」

 部屋に戻るとクロはまた寝てしまった。ルルは借りてきた本の1冊を読んでいる。

「コンコン」

「どうぞ」

「失礼しますナギ様昼食をお持ちしました」

「ありがとうお昼ご飯の話しをしてたらお腹空いちゃったよ」

「今日はパンにソーセージを挟めた物とサラダになります紅茶もお持ちしましたのでお飲みくださいお水も持ってきたのですが必要なさそうですか……?」

「いや、一応水ももらっておくよさっきも寝てたみたいだからすぐ起きるかもしれないし」

「分かりました。それでは失礼致します」

 今日の昼食はホットドッグとサラダだこの料理なら外で食べると尚更美味しいだろうな。

 日陰の所で風を感じながらホットドッグを頬張る。うん、いいな。

 今度機会があればやってみよう。

 ソーセージとこのケチャップみたいな調味料がパンとよく合っているパンは普通のコッペパンだがなぜソーセージと合わせるとこんなにもおいしいのだろうか? 相変わらずサラダは新鮮でシャキシャキだ

 でも、マヨネーズがあれば完璧かなこの塩味もいいが少し味も変えたいかな?

 食後に紅茶を飲んでいる。ここの紅茶はとても美味しい何杯でも飲めてしまうしリラックス出来る。

 ルルの紅茶を飲む姿は似合っているな読んでいる本が絵本なのを除けば完璧だ。

 俺も初仕事で疲れたし寝ようかな。

「ルル、僕クロと一緒に寝るよルルはどうする?」

「この本読み終わったらシル先生とお風呂だから上がったら寝ようかな……? シルさんさっきの本読み終わったかな……」

「後で見に行ったらいいよとりあえず僕は先に寝てるよおやすみ」

「おやすみ今日はお疲れ様……」

「ありがとう」

 クロを撫でながら思う。

 クロまた少し大きくなってないか……?

 気のせいだろうか?

 今は寝ているから持ち上げるわけにはいかないけど起きたら確認してみようかな。

今日ラストの投稿かもです。

寝る前に話しがある程度まとまれば

1話投稿するかもしれません。

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