新作の構想
そんな考察を経て、ラクーは新作の構想を練りました。
練ったと言ってもラクーのことなので、ちょっぴり考えたに過ぎませんが・・・。(^_^;)
ラクーはロールプレイングゲームをしたことがほとんどありません。
マ〇オくんの三面ぐらいまで到達した記録があるだけです。
なろうで主流の冒険者・ダンジョン・魔王に関わるものは書けそうにありません。
そしてラクーはさっぱりきっぱりとした正義感が強すぎる性格をしています。
なので、恋愛のドロドロものとか、ざまあものとか、婚約破棄などが書きにくいのです。
どうしましょ。
ほとんどなろうで生きていくのはアウトの人間ですね。
そんなほとんど死に体のラクーが考え出した苦肉の策が、「料理」なのです。
これは「魔女のレシピ」の経験則を生かすしかない。
そう考えました。
ラクーにとっては、「お話」の作品をなんとか「エッセイ」レベルの集客率に持っていきたい。
それだけが望みでした。
最初に題名を考えます。
「飯屋」「魔法」この二つを軸にしてみることにしました。
ラクーが最初考えたのは・・・。
「魔法を使いたくなかった少女 ~飯屋の娘の転生物語~」
どうですか? これっきゃないと思っていましたが気になる所が出てきました。
「○○○○少女」というのは、拙作「未来予言書を拾った女の子」とトーンが似ています。
なんとなく古臭さも感じます。
それに題名が長すぎるとも思いました。
エッセイのタイトルは短編なので長くてもいいと思うのですが、連載するお話の作品には短いタイトルの方が良さそうに感じます。
以前も拙作「異世界の歩き方 ~サンダー・スーヴェニア・ライフ~」や
「橘家の場合 -異世界に転移したのは運命だったのかー」
等をつけてしまい、自分でも題名が覚えられなくて困っていたのです。(笑)
老境に入った今、覚えられるということは大事なポイントです。
珍しく二日ほど悩みました。
これでもラクーにとっては最長熟考時間です。
そこで初めて
「飯屋の娘は魔法を使いたくない?」
という題名が出てきました。
ー 使いたくない? どうして?
ー 飯屋? 食べ物出てくる?
ー 魔法か・・・異世界かな?
という読者の声を狙ってみました。
そしてあらすじは・・。
アルファポリスでの使い方がわからなくて何度も「夏時」のあらすじを書き直した失敗の経験が生かされました。
アルファは、短いあらすじしか表示されないのです。
最初に言いたいことを書かないと読んでもらえません。
接続詞を使って、短文を羅列する。
これを試してみようと思いました。
最後にチラッとレビューを書いて練習を重ねた、広告のようなお勧めの文を入れます。
こんなふうに理論的に考えていたわけではありません。
なにせ夜中の0時過ぎに眠たい頭で書いたものなので。
でも、少しは考えたことが読者に伝わったのかなと思います。
なんと初日からとんでもないアクセス数を頂くことになったのですから。