プロローグ1
ワタシハロリコンデハアリマセン
ドーモ皆さん、初めまして。
榊原 世奈、20歳です。よく名前だけ見て性別を間違えられますが男です。
突然ですが小さい女の子は好きですか?
僕は好きです。
え?黙れ変態、だって?
失敬な。僕は『YesロリータNoタッチ』を信条に小さな女の子を見守ってるだけの紳士さ。
まぁ本音をいうと可愛いロリと色々(意味深)なことをしたいさ。
まあそんなことしたら人生詰むこともわかってるさ。
だから合法的な手段でロリに近づくことにした。
俺、卒業したら小学校っていう楽園に勤めるんだ…
あと数年か…
グヘへへへへへ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんて思ってた僕を殴りたい。
今、居眠り運転をしたトラックが信号無視をして女の子(推定小学3年生ぐらいのポニテ眼鏡っ子)を轢こうとしている。
周りに自分以外の人はいない。
距離的にはギリギリ間に合うかどうかだ。
間に合うか?
いや間に合わせなければ。
でも俺は確実に助からないぞ?
ロリを助けなくて何が紳士か。
助けねばと思う心とは反対に死の恐怖が足を前に進ませることを鈍らせている。
思うように動かない足を無理やり、前に踏み込ませる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
間一髪彼女の背中を突き飛ばすことができた。
ドンッ!!!!
凄まじい衝撃で体が空へ飛ばされたのがわかる。
ドシャ!
何m飛ばされたのだろうか。
体が地面に叩きつけられて全身が軋み激痛が走っている。
温かい血が大量流れ出し、死が迫っているのを実感する。
(ああ、あんなフラグ立てなきゃよかった。あの女の子は助かったのか?)
どんどん重くなる瞼を必死に開き、突き飛ばされて転んでた彼女が走ってこちらに来るのが見えた。
(よかった。助かってたんだな。あんな可愛い子を助けて死ねるなんて本望ではないか。)
でも…
(もっとロリと触れ合いたかったなぁ…)
そんな願望を最後に世奈の意識は途絶えた。
改善したほうが良い点、誤字脱字などどんどん言ってもらえると嬉しいです