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エルダーゲート・オンライン  作者: タロー


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23/88

サザン地下墓地での修行と亡霊騎士

ソウマは契約の指輪からレガリアを召喚した。始めて見る宝箱の魔物にグリッサは呆気にとられている。


「レガリア、掃除を頼む」


そう伝えると、喜んで口を開けてアンデッドの死体の山に喰らいついていった。今回吸収したモノは【吸収消化】スキルにより全て経験値へと返還されていく。そのため肉片も残さず綺麗に片付けられていった。


「ソウマくん、君は一体何者なの?」

思わずグリッサは尋ねてしまう程、異質なことだと感じていた。


ソウマは少し逡巡したのち、稀人だと説明する。


まさかと…少し納得がいかない顔をしていたグリッサだが、実際に使役している宝箱ミミックを見て納得せざるを得ない感じだ。


気配察知に先程までより強い反応が出現した。ソウマが手強い相手だと感じたのか奥の間よりグールリッパーが5体と亡霊騎士が3体出現していた。

ゾンビやスケルトンはE〜D級に出現し、上記のグールリッパーや亡霊騎士などはC級ダンジョンに出現する。


グールリッパーは素早い動作がメインで、先端が細長く鋭いナイフを両手に持つ。グールの派生進化した上位アンデッド類に入り、僅かに知性がある。


亡霊騎士は戦場や迷宮などで無くなった高名で有能な騎士が未練、無念を抱いて世に蘇ったアンデッド種である。


1体は全身鎧で馬に乗り、他の2体は徒歩で外套を着込んでいる。どんな体型なのかや表情も窺い知れない。徒歩である1体の亡霊騎士が馬に乗った亡霊騎士にボソボソと呟いている。


囁かれている亡霊騎士は人馬一体と云うべきか、亡霊馬ゴーストホースに跨っていた。

4mにもなる槍と灰色に淡く輝く全身甲冑フルアーマーを着込んでいる。装備からして他の2体の亡霊騎士よりも手強いと見た方が良さそうだ。

待機している亡霊騎士はこちらをじっと眺めていた。此方の様子を伺っているのだろう。

先にグールリッパー5体のみがバラバラに襲いかかってきた。


正面から襲ってきたグールリッパーの左右からの細長いナイフの連撃を最小限の動きで躱す。ソウマはジリジリと距離を詰めると、至近距離から狙いすました突きを放った。


躱そうとする動作を取ろうとしただけ今までのアンデッドとは違う。しかし、閃光のように放たれた突きは避けきれずにグールリッパーの魔核を貫いた。そのまま消滅した。


まず1体目…2体目は背後から、3体目は正面から来ており、挟み撃ちの格好となった。

まずは正面のグールリッパーに駆け出した。刀を持つだけで構えも何もなく、ダラリと腕を落としてそのまま突っ込む。

警戒心を募らせているが相手も武器を構えて突っ込んでくる。


両者の距離が接近するもソウマは止まらない。グールリッパーの片手突きの攻撃を腰を捻り、下から上に向かって蹴り上げる。弾き飛ばしたナイフが轟音を立てて天上に突き刺さった。


腕が伸びきり、体勢が崩れた瞬間を逃さず、今度はグールリッパーの頭を掴んで背後に思いっきり投げつけた。力任せに放った一撃は投げられたグールリッパーの頭部を陥没させ、背後にいた相手諸共吹き飛んでいった…2体とも即消滅する。

うーむ、この後動けなくなった所を刀でトドメを刺す予定だったのに。


気を取り直して、残り2体を相手した。グールリッパー全てを討伐するのにさほど時間はかからなかった。


結局グールリッパーが全滅するまで動かなかった亡霊騎士達が進んできた。自分ソウマと8m手前の距離で止まり、馬に乗った人物が話しかけてきた。


『貴公の腕前を拝見した。私の名はグレンデル。元ロースアンテリア軍の千騎将軍だった。今は亡霊騎士と成り果てたが、強い者と戦うのが我が望み。良かったら付き合って欲しい』


ハッキリとした口調で丁寧に名乗り上げられた。手前、自分も返さねばならないな。


「名乗る程の者ではありませんが、ソウマと言います。お見知り置きを。では、お手合わせよろしくお願いします」


『そうか、突然な申し出を受諾してくれてありがとう』


驚くほど紳士なアンデッドもいるもんだ!この人物に好感が持てたので1対1のタイマン…という条件で引き受けた。


グリッサも何故か険しい表情をしながらも了解を得た。



両者対峙する。近づいて見たら馬って以外と大きい…


観察していると、亡霊馬ゴーストホースの鞍に大槍を括り付け、馬から降りた。

グレンデルの腰からゆっくりと片手剣を抜き、正眼に構えた。


『承知してくれて有難う。1対1であったな。では…決闘を開始する』


そう言うや否や、踏み込みの速い第一撃がきた。キィンと金属音が鳴り、刃と剣が重なり合う。


剣と押し合った際、巧妙な力の入れ具合や攻撃の組み立て方にグレンデルの力量を感じた。確かに強さや技は常人を越えている。その後も何合か打ち合い、離れる。


『ほう、やはりこの程度ではないか』


嬉しそうに声をかけてきたグレンデルは、今度は顔を狙って更に速い突き技が放たれる。首を捻って避けるが、続けて連続攻撃が襲ってきた。

一閃、二閃とスピードが速くなるがソウマは躱し続ける。グレンデルが三閃目を繰り出そうとした所で、出された右腕を狙って斬りつける。

火花が散り…一瞬の抵抗と耳障りな金切音の後、装備ごと切った腕が舞い上がった。


『ますます気に入った。貴公を倒して是非とも私の中に取り入れたくなった』


痛がる素振りや出血は無い。喜色を含んだ声だけが地下墓地に響く。


格上の相手だったとしても恐怖よりも勝る激しい高揚感。強い者と戦いたがる戦闘主義バトルジャンキー特有な考え方だ。個人的には少し苦手なんだが。


『…ふん、弱い奴は下がってろ』


待機していた小柄な亡霊騎士の1人がそう吐き捨てた。


『おや、私を心配してくれているのかい?』


からかうような口調に更にムッとしながら小柄な亡霊騎士が答える。


『馬鹿いえ…こんな強い奴を相手にお前に譲るのは勿体無いと思っただけだ。それに1対1の条件で義理堅いのは言いが…全力を出しても負けるかも知れない相手に本来の力を使わず負けてどうするよ?』


グレンデルは痛い所をつかれたと言わんばかりに黙った。ソウマも驚いたが改めて話しかける。


「…此方の条件をそこまで厳守して貰って有難いけど、そういう制限があるとは知りませんでした。そういった事情なら構いません」


これは余裕ではなく、不利な条件を突き付けてしまった謝罪の意味を込めて発言した。


『だとよ…嫌なら俺が貰うがどうする?』


その発言がキッカケとなったのか、グレンデルは一礼し、ソウマに断りを入れてから了承した。



亡霊馬に乗り、意識を集中させる。


『人馬一体と言うが、私の生涯は死ぬその時まで馬に乗って戦っていた。亡霊騎士となったからこそだろうか…死んでから次に気付いたら、愛馬と合体した姿だったのだよ』


意識したら分離出来ると気付いてからは、戦闘を抜かした以外では分離しているけどね、と笑いながら教えてくれた。


本来の姿に戻ったグレンデルは、左手に大槍、下半身は馬と言うケンタウロスと呼ばれる種族に格好が似かよっていた。


『お待たせした。さあ、始めようか』


巨体のまま素早く馬蹄の音が響き、離れていた距離が一気に詰まる。

威風堂々とした体躯から繰り出された一撃は、上からの攻撃と共に突進力も加わって凄まじい一撃だ。

大槍を避け、亡霊馬の方に直接攻撃を加えようとしたら直ぐに距離をとられた。死角に回ろうとすれば馬の後ろ蹴りも飛んでくる。


これは戦いにくいな。


槍や馬の攻撃を躱しながらソウマは徐々にスピードを上げ、撹乱作戦を行う。


最終的に残像が残るほどのスピードになり、グレンデルの動体視力や馬の機動力を持ってしても攻撃すら躊躇う。

不利を悟った亡霊騎士は固有スキルの【負の波動】を発動して装備を含む黒色のオーラを纏い、自身を強化した。それでも捉えきれず、逆にソウマの攻撃に装備は剥がれ落ち、疲れを知らないはずの身体が徐々に消耗していく。


ヘルム越しに見るソウマは左程消耗もした様子はない。

このまま行けば確実に負けるだろう。楽しい戦いだったが終わりが近づいてきたようだ。せめて一撃だけでも…。

消滅しても構わない。死してなお蘇った彼は、その覚悟を糧にこれまでにない程の集中力を発揮した。

この一撃にすべての力と技と直感を…集約した一撃は、ハイスピードで動くソウマをも動体視力に捉えた。これまでの戦いにおいて最高の一撃を繰り出した。



見切りを発動すると自分ソウマの心臓へ一直線に鋭い攻撃が伸びていた。瞬時に2段ジャンプを判断し宙へ飛び上がる。


それと同時に大槍が、先ほどまでソウマがいた場所を貫く…が、手応えの無さに残像だと気付く。


目の前に彼が現れたと察知した瞬間、肩から腹にかけてザックリと袈裟斬りにされていた。

腹で止まっていた刀身は今までの無属性の淡い輝きでは無く、何故か清浄な輝きを纏っていた。不思議と痛みはなく、温かい光に包まれ安らかな気持ちだ。



『…見事だソウマ殿。さあ、愛馬キャロルよ、天上ヴァルハラへ共に参ろうか』


そう言って微笑む。全力を出し切ったのかグレンデルの表情は心無しか澄んでいた。


清浄な輝きが彼と馬を包んだ。最期にチラリと小柄の亡霊騎士を見つめた…そして、そのまま浄化した。後に残ったのは壊れた装備品と褐色の馬具のみ。



壊れた不死のアンデッドメイル一式


ロースアンテリア軍の限られた将軍のみに与えられたレア級の鎧だったのだが、持ち主が亡霊騎士として蘇った際、冥府のオーラを浴びて変質した鎧。生者が使うと生命を徐々に奪われる。生きる屍鎧リビングアーマーを作る材料にもなる。


発動スキル【鼓動せし心臓】




切り飛ばした部分と片手剣も全てをアイテムボックスに回収し、手を合わせ冥福を祈った。


『やれやれ、ようやく逝ったか』


小柄な亡霊騎士が嘆息するように発言した。ぶっきらぼうな物言いだがどこか安心したニュアンスを含んだ口調だ。


『昔の話だが、ロースアンテリアという国があった』


唐突に語り出した小柄な亡霊騎士は外套をはぐった。小柄な体型は子供ではなく、小人族ホビットと呼ばれる種族である。


小柄な亡霊騎士の顔を見た途端、グリッサが息を呑んだ。


腰に短剣、背中に短弓を背負っていた。凛々しい顔に膨らみのある身体つきから女性だとわかった。

彼女は周囲に構わず語り出す。


彼女の話ではどうやらグレンデルは、生前何処かの町へ戦争に向かう途中だったらしい。一方的に王命により、かの国で邪教の存在を確認した。殲滅し占領せよと勅令が下されていたそうだ。


グレンデルが国元で大臣に仔細を聞くもそれ以上の説明はされず…殲滅、占領の2文字しかない。

時が経つに連れ、流石に国のやり方に疑問を感じ、侵攻先の国へと単身向かったそうだ。


そこで見た光景は必死で町を再興しようとする人々の姿があった。国で言われていた邪教の気配すらない。


その町の領主と直接面会し事情を話した所、ロースアンテリアは自国の利益の為に侵略戦争を起こそうとした事実が発覚したのだ。

彼は義憤にかられ、そのまま協力者となった。誠実なグレンデルに町の領主も信用し、軍に潜伏して情報を流していた。

戦いが始まった時に彼の部隊は町側につく予定だったが信頼していた副官に裏切られ、反対に部隊が彼の敵となった。半数以上を巻き込み討ち取るも、無念の最期を遂げた。


そこから死光結晶の吸収により、結晶内で蘇ることになった。

そこから先は語らなくてもわかるだろう。


『俺はな…死んでからも奴と長い付き合いだったんだよ。だから死んで清々している』


そう言った口調だが、何処と無く寂しそうな感じである。


短弓と短剣を装備し、彼女も構えた。


『だから、せめて恨まないでやって欲しい。そして俺の相手はグリッサ…お前がしてくれ』


そう言ってグリッサに向かって駆け出した。俊足で見る見る距離が縮まる。


「キャロライン、貴女…そう、わかったわ。約束する」


真紅の鎧を輝かせ、剣と盾を持ったグリッサが対峙した。







グリッサが知り合いと思われる相手と戦闘を継続している中、ソウマは己が身に戦技【天音斬り】の獲得を確信した。この技を使う度、グレンデルを思い出すのかも知れない。



最後に残った亡霊騎士はいつの間にか姿を消していた。

気配察知や魔眼を発動させても存在を確認できない。何をしに来たんだろうか??


そんな事を考えていると、奥の間から大量のゾンビとスケルトン、グールなどの混成群が向かってきていた。



自分の天音斬りの試し斬りをして見たかったが、レガリアの擬態である百夜のレベル上げやこれからの事を考えて戦闘動作の経験を積ませたかった。

危なくなったら助ける事にして、試しに戦って貰う事にした。


(レガリア、擬態スキルを使って百夜に変化して奴等の相手を頼めるか?)


(お任せ下さいませ、御主人様マスター


百夜の顔を出来るだけ知られたくない為、深淵の仮面を宝箱レガリアのアイテムボックスに渡しておく。


(ありがとう、頼むよ)


キャロラインとの戦闘にグリッサが意識が向いている事を確認したら、一気に開始する。



「では、御主人様マスター。周りの雑魚どもは私が片付けて起きます」


冷徹な声と共にレガリアが瞬時に擬態する。間髪入れず、背の高い朱髪の美しい美女が現れた。大太刀を装備し薄衣うすごろもからは、すらっとした美しい手足が伸びている。よく見ると額から頭にかけて3本の角が生えていた。



「…何者だ」


突然の出現にキャロラインやグリッサも警戒心を露わにした。

美女がソウマに跪いている様子を見ると、自分達には関係無いのだろうと判断されたのか、2人はそのまま戦いに戻った。激しい剣戟音や派手な爆発音が響く。




擬態レガリア 百夜の装備



武器 修羅刀・百夜ももよ


頭 深淵の仮面


両腕 現在無し


足 現在無し


アクセサリー 現在無し


インナー 修羅胴衣





レガリアは世界にたった1体しかいない希少種の宝箱ミミックである。

擬態のスキルを使う魔物は他にも存在する。しかし、レガリアの擬態のスキルは姿形だけでなく、記憶や経験、スキルすらも模倣する。彼女だけに許された唯一無二の固有ユニークスキルである。


この身体の持ち主だった鬼は爆気バーストプラーナを使う際は大太刀に闘気を集めていた。

しかし、その気を身体能力に集めて見たらどうなのだろうか??


修羅鬼 百夜は才能はあったが、氣術をよく理解していないまま我流で使っていた。その為、練気が練り足りなかったり間違った解釈のもと実践していた。正しく習う師匠がいなかった為だ。それが原因でステータスのスキル欄には我流闘気術と記されていた。



ソウマを通して氣術とは何かの基本を習ったレガリアは、驚く程早い成長力を見せ、理解を深めていく。

少しずつ…少しずつ手探りで闘気を浸透させていく。闘気を体表以外に3本角にも集中すると、攻防以外にも視野拡大や感覚鋭敏を新たに発見し、より深い闘気術を発動することができた。

現在の擬態スキルではこれ以上は身体の負荷が大きいと判断し、中断する。


次に大太刀に闘気を集めて見る。最初は収縮し、練り上げる前に太刀から気が拡散してしまう。

練り上げた気を物質に留めておくイメージを明確にすることで、爆気バーストプラーナの完成度を上げた。


氣術は思った以上に難しい技術…習得には先はまだまだ長い。



検証が終わると次は戦闘経験に重点を置く。低位のグールやスケルトン相手に修羅刀を振るい、感触を確かめ戦闘動作を身に馴染ませていく。太刀捌きも滑らかに斬っては捨て…の繰り返しだ。いくら大量にいてもレガリアにとっての認識は雑魚は雑魚だった。


現在では本体であるレガリアの方がまだ強い。試行錯誤し経験を積むことと、新たな可能性を引き出すことで確実に一歩ずつ擬態 百夜のチカラをも引き出して強くなっていた。


御主人様マスター、もっともっと貴方の為に強くなって、お役にたって見せます)


擬態ではあるが、仮の肉体を手に入れてからのレガリアは、ソウマの事が仕える主人…だけではなく、惹かれてしまうナニカを感じていた。日々増大していく気持ちが止められない。



この気持ちが何なのかわからないが、御主人様マスターに褒めらたり頼りにされると、胸が熱くなるような…微笑みたくなるような不思議な気持ちになる。

だが時に締め付けられるような不快な苦しみがあることもある。


…こんな事を相談して私が欠陥品であると思われるのは絶対に嫌だから…絶対に御主人様マスターソウマには内緒にしなくてはならない。


そんな悶々とした気持ちを抱えながらも、周囲におくびに出さない。


彼女は今も戦闘を継続しつつ、美しい動作で立ち振る舞っていた。

幸い時間もある。倒した敵を自身のアイテムボックスにコッソリ収納して体内で吸収回復していく。



まだまだ敵は沢山いる。御主人様マスターも私を見守っていて下さる。


舌舐めずりするかのような表情でレガリアはアンデッドに襲いかかっていった。




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