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東の森から、戻った真人達に大きな問題が沸き上がっていた。
主な問題は二つ──
まずは、国の頭脳ともいうべき文官長の不在である。長年、ラフィオンの宰相を兼任していたこの地位を簡単に引き継げる人材はおらず。現在は、副文官長であったアストン・グリードが暫定的に引き継いでいるものの、地位が人を創るまで待つのは危険な賭けであった。
── 意外に有能だったんだな。
既に亡くなっている者に対して不謹慎極まりないが、それが国を動かすと云う立場から遠い存在であった真人がもった正直な感想である。
本物のウォッカと真人は、直接の面識はない。それでも顔無しが一年も成り済ましていたのは、周りに違和感を感じさせない芝居をしていたからだ。つまり、真人が持ったイメージは本来のウォッカにも適用される。
無能ではないが、取り立てるほどのものでもない。そう評価していたのだが、ちゃんと見る目がある者が見ればそれ以上の能力を有していると云う事なのだろう。
そして、問題がアストンだ。
真人の目は役に立たないとしても、周りの評価はかつての真人がウォッカにした評価と同等、無能ではないが── なのである。
更に質が悪い事に、アストン本人も無理だと決め付けている。これでは遅かれ限界が来るのは目に見えている。そうなってからでは遅いのだ。
国策で最も必要な力は先を読む力、先が見えているのに動かなければ滅亡に向かって進むだけだった。
「さて、皆の意見を聞かせてもらえますか? 」
ファリスの号令で、真人・スティル・レイサッシュ。そして、レインが円卓を囲んでいる。
「意見ですか…… 困りましたね」
全員が困った顔で黙る中、スティルが代表して口を開く。しかし、活発な意見交換を行う為には、そこに集まったメンバーは若過ぎるのだ。
最高年齢はファリスで五十代。ついでレインとスティルが二十代。最後に真人とレイサッシュが十代である。五人の年齢を四捨五入して平均しても、二十代にしかならないのであれば、明らかに経験不足が否めない。
おいそれと口を開く事が出来ないのは当然の成り行きになる。
「ライズ、貴方の意見が聞きたいわ」
沈黙が続く中、ファリスは真人に視線を向けて問う。
「俺── いや、私ですか? 」
「ええ」
── まいったな。
こうなる予想はあった。なまじ内部に精通している者より、無知の忌憚ない意見を求める事は、無い話ではないのだ。だが、予想をしていたとはいえ、答えまで用意していた訳ではない。また、忌憚ない意見を求められているとしても、間抜け過ぎる意見など云えないのだった。
── どうするべきだ。
真人に注目が集まる中、目まぐるしく回る思考。そして、一つの疑問が浮かび上がる。
「魔術師── 筆頭宮廷魔術師のマルガは何故、この場にいないのですか?
彼ならば文官長の役目を充分に果たせるでしょう」
東の森へ向かう前、門で真人を迎えたのはファリスとマルガだった。
真人がマルガと交わした言葉は、二言三言だったがそこで感じたマルガの桁違いの博識と知性。それはウォッカ三人分と云っても過言ではないと思われた。
「マルガですか」
含みあるファリス。そして、その含みを引き継いだのはレインだった。
「我が国では専任魔術師が国政の中心に入る事は出来ないのです」
「は? 」
優秀な人材を切り捨てるような排他的なやり方は、国を衰退させるだけの愚策だ。そして真人が知る限り、このラフィオンはそんな事が分からないほど愚かな国でない事も知っている。ファリスが含みを持たせたのが理解している証拠になる。
「マサト、ラフィオンは精霊術士の国なのよ。対局に位置する魔術士に一定以上の権力を持たせる訳にはいかないわ」
「馬鹿云え、魔法は誰にでも使える力なんだろ。そんな事をしたら魔術を極めようと志す才能を潰しているようなもんだ。国力を抑制しているだけじゃないか」
「その通りよ。ラフィオンは魔術の発展を望まない国なのさ。だからマルガ様がどんなに才ある者でも、魔術士である以上、中枢には絶対に入れない」
「何だよ、それは…… 」
レイサッシュの答えに、スティルの補足を足しても真人には納得する事が出来ない。その考えは、人種差別と何ら変わりがないのだ。そして、人種差別を無くさない国の末路は歴史が証明するように、一定以上の大きさになれば必ず崩壊していくものなのだ。
「ライズ。これは、マルガも納得している事なのです。あの者は── いいえ、この国にいる全ての魔術士は、皆地位を棄て魔術と向き合っています」
「恐れながら申し上げますが、それはマルガだけですよ。他の魔術士が今大人しいのは、実績がないからです。実績を積み上げた後、この体制のままなら必ずそれは不満になります。
そうなれば、培った魔術や人材は流失する── 国益の損失程度で済めば御の字でしょうね」
「ライズ。幾ら貴方とはいえ、ラフィオンの民を愚弄する事は許しませんよ」
真人の言葉に怒りを露にしたのはファリスだけではなかった。スティルもレイサッシュも、おっとりしているように見えるレインですら不機嫌な様を隠さずにいる。
「愚弄しているのは、ラフィオンの民だけじゃありませんよ。
俺の言葉の対象は、全ての人間です。残念ながら人は正しく評価されなけば不満を持つ生き物ですから── 」
正しくは、良く評価されなけば不満を持つ生き物なのだが、そこまで下卑た表現は必要ない。
「勿論、例外も居ます。それでも本質は変わらない。どんなに繕ってもです。
── ご理解頂けませんか? 」
我ながら人が悪いな── と、真人は自嘲する。
人の本質となれば、人の上に立ち、尚且つ真人の倍生きているファリスが分からないはずがない。その上でファリスが出した答えが今の体制なのだ。
それを成人に満たない無知なるガキが、真っ向否定をする。それは常識から大きく外れた行為だった。
「ライズ。アンタは自ら理解している事を、改めて指摘される屈辱がどれくらいなものか分かってるのかな?
もし、分かっているのなら今すぐ陛下に謝罪しなさい。出来ないのなら、この場から消えなさい」
スティルの目に怒気を越えた殺気が宿る。与えられた選択を選ばないという選択はないという事だ。
「口が過ぎました。陛下のお気持ちも考えないで、誠に申し訳ございません。心よりお詫び致します」
「いいえ、私から意見を求めた事です。気にしないで下さい」
ファリスの口調から、謝罪の意を汲み取れる。だが、決して謝罪そのものを口にする事はない。
もし、ここでファリスが謝罪を口にすれば、真人の謝罪が宙に浮く。
「寛大な御心に感謝致します」
「命拾いしたわね」
スティルの殺気が霧散し、室内の空気が一気に緩む。
「お前な── 」
確かに真人が謝罪を選ばなければ、侮辱したという事になり極刑もあり得た状況だった。そして、スティルが本気の姿勢を見せなければ、真人は「云っている事は間違っていない」と云う子供じみた考えで謝罪をしなかった。
それがどんなに人の心を抉ったのかも考えないで──
「出来た師匠に感謝しなさいよ」
「ああ、そうだな」
苦笑いを浮かべながら真人が答えると、レイサッシュは「ふ~」と一息ついて、
「ですが、結局結論が出ませんよ」
「ですね。こうなってはリズ様に戻ってもらうしか…… 」
そう云ったレインに、ファリスは「それしかありませんか」と、溜め息をついた。そして、
「スティル、レイサッシュ。ライズと共に異世界村へ行ってもらえますか? 」
「「はい」」
リズと異世界村という、新たに生まれたキーワードに戸惑う真人。それを無視してレイサッシュは立ち上がると、真人の腕を取りファリスの前を後にした。
「ま、待てよっ! 」
レイサッシュに有無を云わさずに腕を引かれ、真人は両の足に力を込めながら云う。しかし、全力で力を込めているにも関わらず、レイサッシュとの前進は止まらない。
「お、おいっ! 」
レイサッシュは身長160cmに足りない程度、体重は40kgあるかないかというぐらいである。全力で力比べをしたら、175cm65kgの真人が負けるはずがない。だが、現実はズルズルと引きずられ、その様は散歩中の犬が御主人にするささやかな抵抗になっている。
「無駄な抵抗はやめなさいよ。私がこれをやると本気で疲れるんだから── 何で私がアンタの為に…… 」
「あ? 」
と、間を空けたのは一瞬、次の瞬間に真人は閃いた。
「魔力操作か」
「何云ってんのよ」
何を当たり前な。と、云いそうな顔をレイサッシュはする。
小柄なレイサッシュが真人を引き摺るのだから、何もしていないはずがない。
「ま、そりゃそうだな。しかし、何をそんなに焦ってるんだ?
スティルを待たずに飛び出して、おかしいだろ」
ここは、門に向かう道の途中だった。疎らに人がいて、真人とレイサッシュのやり取りをチラチラ見ているが、露骨に足を止め視線を送る者はいない。城内なだけにレイサッシュの顔は知らぬ者もいない。
従って、レイサッシュと何やらやりあっている真人を見て痴話喧嘩だろうと、微笑ましく見ている視線が殆どだった。
「理由は二つよ。一つ目は、アンタは一秒でも早くあの場を離れるべきだった。その理由は分かるわよね」
「まあ、な」
理由はどうあれファリスの面子を潰したのだ。無かった事にしてのうのうと居座るのはばつが悪い。というよりも、あの場でもう一つでも何か仕出かしたら、ファリスでも庇いきれなくなる。そして、真人の無知はその危険性を充分に含んでいる。
「そして、姉様を待たない理由は回りの目よ。アンタと妙なウワサを立てられたら堪んないの。だから、早く人気の無い所まで行くのよっ! 」
「ふむ、理由は分かったが── それはそうと人気がない所で二人切りの方を見られる方が、より勘違いされると思うぞ」
「── うっ! 」
「ある程度、人目がある所でスティルを待っている方が、勘違いされても誤解は説きやすい。これ常識な」
真人とレイサッシュだけを見て勘違いする者がいても、スティルと合流する場面を見る者もいる。そうなれば、そこには二つの認識が出来るのだ。
世間の認識が一つの場合、間違った認識が真実として蔓延するが、認識が二つの場合は正しい真実がきちんと伝わるものなのだ。
これは高校生活を送る上で、瑞穂との関係を邪推されないよう真人が学んだ処世術だった。
「目立った所でイチャイチャしてるバカップルじゃないんだ。堂々としてればいいよ」
「か、カップルって── アンタ」
レイサッシュは真人を見上げ、双方を交互に指差しながら口をパクパクさせている。
「だから、そうじゃないと見せる必要があるんだろ…… 何、間抜けな面してるんだ」
「は、あっ! う、五月蝿いっ! 」
「何で俺が怒鳴られなきゃならん」
レイサッシュの逆ギレとも取れる怒気に、真人は理不尽さを感じ得ない。
「マサトが変な事云うからでしょ」
「変とは何だよ。俺なりに学んだ処世術を云っただけだろ。多分、間違っちゃねーぞ」
「そう云う事じゃ…… って、もういいわ。何かムキになるのが馬鹿らしく思えてきた。
確かに間違ってない気もする。一寸ムカつくけど」
「…… お前は素直に人を認める事が出来んのか」
仕方がなし感をありありと出しているのに対して、真人がジト目で追及するが見事なまでのスルースキルを活用するレイサッシュ。
「一応は認めてるんだからいいじゃない。それに、アンタだって聞きたい事があるんでしょ。
姉様が来るまでを条件に教えてあげるわ」
「おっ! なら、つまらん事に拘ってる場合じゃねえな。
教えてくれよ── リズと異世界村について、な」
◆
「第二王位継承者リズ・ラフィオン様ですか…… 」
真人とレイサッシュが部屋を出て行った後、程なくしてスティルが口を開いた。
「ええ、我が娘ながら跳ねっ返りだけど、潜在的な才能はウォッカを超えると身内贔屓なしで評価出来るわ。
あの方の元でもっと沢山の事を学んだ今なら、マルガと同等になっていてもおかしくはない」
「まあ、大人しく云う事を聞いてくれるかが問題ですけどね」
レインの言葉に、スティルとファリスは苦笑いを浮かべる。
「あの娘も本来なら二十歳を越えてるんだから、もう少し落ち着いてくれるといいんだけどね。一体誰に似たのやら── 」
「間違いなくファリス様ですよ。私が母から何も聞いてないとお思いですか? 」
「レイン。リバが何を云ったのか分からないけど、忘れなさい。それが貴女の為よ」
「かなり鮮烈な所業でしたので── それでも、忘れるように努力は致しますわ」
素知らぬ顔してしゃあしゃあと云うレインに、ファリスは諦めたように溜め息を一つ吐く。そして、
「貴女の願いはライズの事でしょ。
元々、これ以上の言及も追求もするつもりはないから安心しなさい」
「あら、それは── うふふ」
主を脅すレインにスティルは、
「アンタ、いい死に方しないわよ」
「私は何も云ってないわよ。それにアンタこそ忘れてるようね。
── 謂れの無い誹謗を受けると、墓場まで持っていくと決めてた秘密をぶちまけたくなる私の悪癖」
「── うっ! 」
レインは水の精霊術士であり、その落ち着いた風貌から、聖女のように思われがちだが、その実、情報収集に長けている。その能力は、諜報を専門に行っている国王直属の隠密部隊の部隊長クラウド・フォールから引き継いだものだった。
母は水の副神官長リバプール・フォール。父は影からラフィオンを支えている者。これが一介の精霊術士であるレインが、ファリスの側近として中枢にいる理由である。
だが、スティルが最も恐れる理由は、精霊術でも諜報能力でもなく、レインの潜在的なS気質だ。
勿論、洒落にならないような事はしないが、悪戯で済む程度なら人の嫌がる事を率先して行う。
── 絶対に敵に回したくないわね。
スティルの中だけで呼んでいる二つ名〈風聞の女王〉が、何の間違いでレインに届いたら── と、恐怖を感じている。
なら、呼ばなきゃいいのに…… と、思うのだが、スティルは細やかな抵抗とこれだけは譲るつもりはなかった。
「親友の恥部を公の場で公表させるような真似させないでね。ドキドキしちゃうから」
「ライズもやっかいな女に気に入られたものね」
「ウフフ、可愛い子よね。それに聡明でもある。
だからこそ、彼には全てを話しておくべきじゃなくて? 」
「アイツは自分で知るべきなのよ。自分で聞いた一の情報を十にする。それだけの力があるんだから、使わせなきゃ錆びるだけだわ。
最低限の情報は今頃、レイが伝えてるはずだしね」
スティルの顔を見て、レインは「ふ~ん」とだけ呟く。その顔からは何も読み取る事は出来ないが、その答えに不満を持った様子はなかった。
「それでは、これからの各々のやるべき事を確認しましょう」
ファリスの言葉に、スティルとレインは改めてファリスに視線を向け「御意に」と、頷いた。
◆
「へぇ~、リズ── っと、リズ様は第一皇女で王位継承権は二位にいるお方か」
「まあ、そう云う事ね」
リズについて、レイサッシュが真人にした説明は、このラフィオンには三皇女、一皇子がいるという事から始まり、リズは長女であると云う事だけだった。
通常、王位継承権は男が優先されるのだが、このラフィオンは女王が治める国だけに真人が持つその常識が通用するのか試す意味を込めて、レイサッシュに聞いたのだ。
「しかし、そうなるとこれまでお一方もお見受けしてないって事は、王都には誰もいらっしゃらないって事だな」
「まあ、そうね。リズ様は異世界村に居るし、ブライアン様は── 」
第一皇子のブライアン・ラフィオンは、現在26歳で王都を護る三つの都市、西のシーモベの領主として王都を離れている。ファリスが王位を譲るまでその任は続き、戻ってくる事はない。それは、西からの進撃が一番の脅威であるから、シーモベのトップが不在である訳には行かないという事を示唆している。
また人徳にも恵まれているらしく、次期ラフィオンは安泰と云われる一方、シーモベの民からはブライアンが離れる事を惜しむ声が多いとの事だった。
「ブライアン様は素晴らしいお方よ。人を統治する能力は申し分ないわ。
それでも── リズ様の素質は多分上回っている」
「ふぅーん。となると、あの時のファリス様達の顔は性格的なものに何か問題があるって事か? 」
「人格破綻者じゃないけど、一寸ヤンチャなのよ」
「ヤンチャって、十代半ばのような言い回しだな」
と、真人は云うが他の云い方となると、ファリスが使った「跳ねっ返り」か「お転婆」ぐらいなものである。しかし、その何れも成人を越えた王族には相応しくない。
「十代ねぇ…… それなら少しは救いがあるんだけど。確か、リズ様は今年23になるはずよ」
「そりぁ、まあ、ヤンチャな事で…… 」
「姉様と同い年なのに自我の強さは桁違いなのよ」
自我の強さならスティルもかなりのものだ。と、真人は思う。また、そう思う真人とレイサッシュも何気に強い自我を持っているのだが、人の事ほど良く見える── そう云う事なのだろう。
「そんな事で、リズ様はファリス様の命であっても、その意に添わない事なら平気で無視するわ」
「おいおい…… それ洒落にならないだろ」
「実際、示しがつかないと何度も罰せられてるわ。それこそ、その命を取られてもおかしくない事態になった事もあった」
「どんな意地だよ…… あり得ないだろ」
命が掛かっている事態になれば、多少己の意を曲げてでも従うのが普通だ。勿論、尊厳を無くすほど理不尽な要求なら逆らいもするだろうが、あの賢帝とも云えるファリスがそんな命を出すとは、真人にはとても思えなかった。
「まあ、ね。だけど、そんなリズ様を制する事が出来る者が一人だけいるのよ」
「そりゃ凄いな」
「何を他人事みたいに云ってるのかな」
「あ? 」
ニヤリと笑うレイサッシュに、真人は不吉さを覚える。
「その人の名前は、カミシロマイ。アンタと同じラストネームよね。── さて、これはどういう事かしら」
「── ! 」
同姓同名の可能性を考えなかった訳じゃない。それどころか、舞は十年以上前に病に倒れている。常識的に考えても同一人物の訳がないのだ。
それでも──
「母さんがいる」
確信があった。
「多分ね。それと── 」
「あ、そりゃ云わなくていいよ。あのクソ親父もそこに居るって云うんだろ」
「あら、じゃあやっぱりカミシロシンジって」
「間違いなく俺の親父だよ」
これで信司がセルディアに来ていた理由が明確になった。併せて、その居場所も…… 残る謎は、何故舞がこのセルディアに存在しているのか。それも、
── 行けば分かるか。
「物のついでにクソ親父に聞き出してやるさ」
知らずに真人の顔は笑っていた。そして、その顔を見たレイサッシュもまた微笑を浮かべている。
その場だけを見た者が二人の意図しない勘違いをしても、それは誰にも責められない。そんな雰囲気がそこにはあったのだった。