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私は急に止まれない。  作者: 桜 夜幾
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第五十三話 慰労会が終わりました



 やっと…帰宅です。


 昨日の卓球のおかげで、みなさんから名前で呼ばれるようになりました。


 これは喜んでいいのでしょうか?


 龍矢さんと一緒に家に着くと、玄関で父が待っていてくれました。


 はい。

 抱きつかれました。


「ひーなーたーー! 寂しかったよー!」

「はいはい」


 ポンポンと背中を叩くとギュウウウウと抱きしめられて、苦しいです。


「学。陽向も疲れているんだから、もう離してやれ」

「やだ」


 子供ですか。


「お土産買ってきたんですよ。そういえば、お蕎麦届きました?」

「うん」

「一緒に食べましょうね」

「うん」

「お父さん?」

「パパって呼んで」

「……水崎学さん」

「パパ」

「どうしたんですか、今日は」

 龍矢さんが後ろで溜息をついています。

 珍しいですね、いつもならもう離してくれているはずなのに。

「マナ? いつまで玄関にいるつもりなの?」

 華さんがリビングから出てきました。

「お帰り陽向、龍矢」

「ただいま帰りました華さん」

「ただいま」

 華さんが父の襟首を引っ張って私から引き剥がしました。

「ぐえっ」

「疲れたでしょう。お茶でも入れるわね」

「ありがとうございます」

 リビングに入ると予想通りといいますか、父の膝に乗せられています。

 華さんが入れてくれたお茶を飲みながらお土産話です。

「いつか四人で行きたいです」

 私がそういうと、三人とも嬉しそうに笑ってくれました。

「今夜は陽向が送ってくれたお蕎麦食べましょうね」

「はい!」


 もう後は夏休みを満喫するだけです。

 

 話をしているうちに、ウトウトしてしまい。いつの間にか眠ってしまったようでした。

 

 やっぱり自宅は良いですよね!

 ホッとします。



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