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第1部 雪の果、春の光  作者: 沙魚川 出海
雪の果、春の光
7/8

【暁光】

ありがとうございました


今さらですが、

『夜更』→やこう

『暁光』→ぎょうこう

です。よふけ、ではありません

サンホラの影響で、韻を踏んだり送り仮名を無視したりするのが好きなのです

決して宵闇の唄と暁光の唄に影響されたわけではありません(震え声)

 どうやら私は、まだ死ねないようです。

 アキラ、ごめんなさい。

 貴女は、貴女の子を殺した私を憎んでいるでしょうか。

 貴女の子の人生を奪った私を、恨んでいるでしょうか。

 もう何度も繰り返した問いですが、結局、貴女は一度も答えてくれませんでしたね。

 当然です。

 貴女は――死んでしまったのですから。

 謝りに行きます。

 話したいことがあるのです。

 私のことも――二人の妹のことも。

 もう少し待っていてください。

 いつの日か必ず、私は貴女に会いに行きます。

 けれどもう少し――もう少しだけ、時間をください。

 貴女が遺した光を――妹達を、見守らせてください。

 そして――






 そろそろ夜が明けるようだわ。

 長い時間が過ぎてしまったみたい――

 ねえ、アキラ。

 大好きよ。

 愛してる。

 アタシは、貴女のことをずっと忘れない。

 いつか、絶対に逢いに行くわ。

 その刻まで――

 どうか、お元気で。



〈了〉






 →『溟き海、幽き灯』へ

うーむ

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