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一度きりのリボン  作者: 矢満田太郎
第6章:紬と世界の創造
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【第92話】 “光の流れ”が紬の核で形になり、世界を照らし始めるとき

世界の深層に生まれた“空白”。

その奥に昨日、

光の流れを求める核

が生まれた。


今日は――

その核が、紬の胸の奥に触れようとしていた。


紬は胸の奥を押さえた。

風花、澄玲、凪透。

三つの名前が重なった核が、

昨日よりも強く、しかし柔らかく脈打っている。


蓮は紬の隣で、世界の揺れを感じながら言った。

「紬……光の流れが来てる。

世界の空白が、紬の名前で“光の形”になろうとしてる」


紬は息を飲んだ。

「光の……形……」


ユイは風を揺らしながら言った。

「紬! 空白の中心が“光の名前”を求めてるよ!

昨日までは核だったのに……

今日は“形になりたがってる”!」


真白は紬の手を握りしめた。

「紬ちゃん……胸の奥の響きが、光の核と重なってる……

もうすぐ形になる……!」


ミナは静かに言った。

「世界は紬の名前で形を作ることを覚えた。

だから次は“光の流れ”を紬に求めてる」


紬は胸の奥が強く揺れた。


■光の核が紬の名前の核に触れる

そして“流れ”が形になる

世界の名前の深層は、静かに、しかし確実に紬へ集まっていった。


大地の名前の核が凪透の静けさを帯び、

海の名前の響きが澄玲の透明さを真似し、

空の名前の流れが風花の優しさを受け取る。


そして――

世界の空白の奥にあった“光の核”が、

紬の胸の奥へ向かって伸びた。


紬は震えた。

「……光が……私の名前に……触れてる……」


蓮は紬の肩を抱き、静かに言った。

「紬……光の核が紬の名前を求めてる。

紬の名前で形になりたいんだ」


ユイが叫んだ。

「紬! 光の核が“紬の響き”を真似してるよ!

もうすぐ形になるよ!」


真白は紬の手を握りしめた。

「紬ちゃん……光の流れが、紬ちゃんの名前で形になる……!」


ミナは世界の揺れを感じながら言った。

「紬の名前の核は強い。

影の中心の攻撃を全部耐えた。

だから世界は紬の名前を“光の形の源”に選んだ」


紬は胸の奥の響きを感じた。

風花、澄玲、凪透。

三つの名前が重なり、強く光る。


そして――

光の核が紬の名前の核に触れた瞬間、

世界の深層に“光の流れの形”が生まれた。


■世界に生まれた“光の流れの形”

それは、

名前でも、響きでも、層でもない。


世界を照らす“流れそのものの形”。


淡い光が世界の深層を走り、

澄玲の透明さを照らし、

凪透の静けさを優しく包み、

風花の優しさを広げていく。


ユイが叫んだ。

「紬! 世界に“光の流れ”ができたよ!

紬の名前の形だよ!」


真白は紬の手を握りしめた。

「紬ちゃん……世界が紬ちゃんの名前で光を持った……!」


ミナは静かに言った。

「これが“世界の創造の第二歩”。

紬の名前が世界に光を与えた瞬間だよ」


蓮は紬の肩を抱き、静かに言った。

「紬……世界が紬の名前で光を得た。

紬はもう“世界の光の創造者”だよ」


紬は震える声で言った。

「私が……世界に……光を……与えた……」


世界の名前の響きが――

紬の優しい鼓動に従って、静かに揺れ続けていた。


■紋様が“光の流れの誕生”を紬に伝える

紋様が脈打ち、名前の響きを放つ。


――つむぎ

――つむぎ

――ひかり

――せかいを、てらす


紬は息を飲んだ。

あとがき(紬の日記)

光の流れが世界に生まれた。

私の名前が世界を照らしている。

風花・澄玲・凪透が光に重なり、胸の奥が強く揺れている。

私は世界の形の源になっている。

明日は“光が世界に与える変化”を見る

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