狂気4「百合の華」神祷寺百合
今回は思ってたより早くかけました!ただ、文字数少ないのはすみません
蓮也がイカれたことを言い出して数時間後。お互いどっちも譲らず、死体は、じゃんけんでどちらに所有権があるのか決めることになった。
結果は、蓮也の勝利。しかし、これはフェイクで、インテのおっさんが蓮也の気をじゃんけんで引いている間、俺たちが死体を燃やすと言う作戦で、死体を完全に燃やすことができた。
蓮也はめっちゃ不快そうだったけど、まぁ別にいいか。そもそもあっちが非道徳的なこと言い始めたもんな。
まぁそんなこんなで、蓮也とインテのおっさんの死体どうするか騒動はお開きとなった。
今は、別の問題に遭遇している。名付けて、
「神祷寺の機嫌どう直すか問題」
だ。
ことの経緯は、死体どうするか騒動が終わった直後のことである。
死体どうするか騒動が終わった後、蓮也が俺のほっぺたをストレス発散に触りまくっていた。
触られている間、翔一と楽しく昔の話に耽っていた。
すると、突然ナイフが俺の方へ飛んできた。それを蓮也はすぐさまキャッチ。
すぐに誰が飛ばしたかと言う話になったが、今インテのおっさんは主寝室で寝ているので、神祷寺しかいない。
神祷寺が犯人と分かった瞬間、翔一が蓮也がキャッチしたナイフを奪い、神祷寺に襲いかかる。
神祷寺はそれを見て、すぐさま三本のナイフを取り出し、二本を翔一へ投げた。
が、投げた瞬間、翔一の外界に吸い込まれ、ナイフが神祷寺の方へ向かって再射出される。それを神祷寺は軽々と二本のナイフを躱し、向かってくる翔一の首に刃を突き立てる。
翔一も神祷寺の首に刃を突き立て、漫画でよく見るお互いがお互いの首に刃を突き立てている状態となった。
「翔一!やめろ!」
と言うと、すぐ翔一は引き下がった。よし、これで一件落着か。
と思っていたのだが、翔一が引き下がると神祷寺は落ちている二本のナイフを拾い上げ、俺に向かってまた二本のナイフを投げてきた。
俺は、飛んでくるナイフを物体操作で勢いを弱め、なんとかナイフを喰らわず済んだ。
そして俺は疑問を口にする。
「なんでお前は急に暴れ出した?」
すると、神祷寺の顔に涙が出てき始めた。
「だって....みんなの中で私だけ苗字呼びだし....!みんな方が俊君と距離感近いじゃん!だから、私、俊君を殺して、死体の俊君とずっと死ぬまで一緒にいようと思って....」
「だから」と言ったあたりから涙を堪えてた顔が一気に狂気に満ちた顔になった。
その後ずっと不機嫌で、今に至る。
どうしたらいいか困惑していたら、翔一にこそっと囁かれた。
「ねぇねぇ。もしかしたら名前呼びしてあげたらいいんじゃない?」
翔一に的確なアドバイスに、俺は従うことにした。
「えっと....ゆ....百合、ごめんな、これからちゃんと名前呼びするから。」
そう言った瞬間、百合の顔がぱあっと明るくなった。
「うん!ありがとうじゃあ、記念にあなたの舌を切断していい?」
と言いながら、俺にナイフを持って飛びかかってきた。
俺は逃げ出す。てか、なんでコイツナイフを三本も常備してるんだ?
〜 蓮也目線〜
(てか、神祷寺って俊好きだよな?なんであそこまで言われて俊は神祷寺が俊のこと好きって気づかないのかねぇ....)
蓮也は、追いかけっこをしている2人を見ながらそう考え、やれやれとため息をつく。
(元々、毎週ないのに媚薬をせびりにくるやばいやつだったしなぁ....)
俊はそんな奴に目をつけられて、大丈夫なんかな。
( まぁ、でも俺は研究に専念するか。あの2人、お幸せに〜)
蓮也は、そう思いつつも、決して口には出さない。
蓮也は、そうして、主寝室の隣にある研究室へ消えていく。
キャラ紹介〜プロフィール
神祷寺百合
年:20歳
職業:学生兼巫女
誕生日:8月9日
好きなもの:瀬川俊の頭、口、耳、目、指、骨、肉、血、腕、足の指、足、ふくらはぎ、アキレス腱、その他体の部位
嫌いなもの:佐伯蓮也|(俊と仲が良いから)、如月翔一|(俊と仲がいいから)
特異:愛狂
狂気:好きな人をどんなことをしてでも独り占めしようとする。所謂メンヘラ。