狂気3.5話 特異の修行
今回も番外編です。すみません
目の前から、スーパーボールが1秒間に2個ぐらい飛んでくる。
今、何をしているのかと言うと、インテのおっさんの元で、特異の修行を受けている。
何故今修行を受けているかと言うと、インテのおっさんが、
「階級10に行くならしっかり特異の修行をしておくのは必要最低限以下だよ?」
と言われ、いつのまにか特異の修行をすることになった。
修行メニューは、俺と翔一が同じで、他は別。
俺と翔一の修行メニューは、毎秒2個スーパーボールが飛んでくるから、それを俺は物体操作で勢いを弱める。
翔一は飛んでくるスーパーボールをゲートを召喚して、スーパーボールを飲み込み、再射出。
と言う感じだ。因みに、翔一の外界で呼び出したものは、呼び出している時間が長いほど、体力がなくなっていくので、体力をつける修行も兼ねている。
まぁ、全員そうなのだが。
そして、蓮也は、スーパーボールが物凄い勢いでいろんなところから飛んでくるのだが、飛んでくる前に、ごく僅かな光と音が出るので、その光が出たり、音が出たりするところからスーパーボールが射出される。
つまり、この修行では、天才で聴覚、視覚、運動神経、そして、反射神経を強化しなければいけないので、天才のデメリットである何かを強化すれば何かを弱体化させなければいけないと言う弱点をどう上手く回避するかと言う修行にもなる。
因みに、スーパーボール射出マシンを作ったのは蓮也だ。
神祷寺は、「狂」の方を使用し、「狂」に頼らずとも充分戦えるように訓練。因みに、神祷寺だけ、俺がいる場所ときっかり1キロ離れたところで訓練しており、その状況では、「狂」を使っても雀の涙程の能力向上しか得られない。
そんなこんなで、俺たちは特異の修行に励んだ。
野暮なことは、言ってはいけません。
次は遂に俊達がいる世界、オリジスの探索です。お楽しみに!