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詩全集

夜が光を殺した、夜が殺人を犯した

作者: 那須茄子

夜が光を殺した

殺した

夜が殺人を犯した

犯した


凶器は暗闇の中

自白は先送りだ


まだ夜は沈む

やった事全部なかったことに

深く隠すのかな


月夜(げつや)がうなじをさらけ出す頃

白色の病的に見惚れる

なされるがまま

宛にならない占いごとを待っていた


星座が灯る

瞳が綺麗なうちに星を数える

遠慮がちに躊躇いながら

美しいものたちは醜いものたちを伴って連れ添う


溜め込んだ蝶の死骸を

夜空に紛れ込ませ

深く隠す


まだ夜は沈むから

やった事全部なかったことに


死体は暗闇の中


夜が光を殺した

殺した

夜が殺人を犯した

犯した



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