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春に夏、そして秋と冬も。  作者: 緑のあんすりうむ。
[1冊目]*春に出会うとも限らない*
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1/9、1/10 2ページ目





(「春香には、俺の理想になって欲しいんだ」)










(「はぁ…なんでそんなこともできないの?…もういい。」)










(「俺の理想をことごとくぶち壊しやがって…!!」)






「…うぅ……。」



「春香!!!」






私は目が覚めた。そこは病院だった。






「う……あれ、夢…?私…えっ、なんで病院に…?」



「やっと目ぇ覚めた…会場から戻って春香のところに向かったら、あんた、救急車に運ばれてて…このっ、このっ」



「うわっ!ちょっ、痛いっ、痛いって!」






どうやら私は、落としてしまった手袋を探していた時、拾ってくれた人の見た目に驚いてしまい、気絶して倒れたそう。


1日寝たきりだったが、幸い怪我もなく、体に異常もないという。






「見た目が怖かったとしても、その人には申し訳ないことを…ほんとごめんなさい〜…」



「ほんとだよ…その男の人、何も悪くないのに、途中まで付き添ってくれたんだよ?…まぁ、確かにちょっと怖かったけど。絶対優しい人だよ。」



「うぅ…その人に土下座したい…向日葵もありがと…」





「まぁ、春香がそういうと思って、連絡先聞いておいたんだけどね。」



「……え?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「う〜ん…う〜ん…」



「(電話番号とLI○E…聞いてしまった。)」






退院後、向日葵から例の男性の連絡先をやや強引に渡してきた。



病院まで2人が付き添ってくれた時、男性から今回の流れを軽く教えてもらい、呆れてしまった向日葵が、私のために連絡先を聞いてくれたそう。




「今日中に絶対連絡しろ」、と…。







「(いや、えっ、これ、どっちから連絡かけるのが良いんだ?電話?いや、急にかけるのもあれだしなぁ…)」




「(じゃあ、L○NE?それもそれで変な人だと思われるんじゃ…?てか、なんで初対面の連絡先聞けるんだよ…コミュ力お化けにも程がある。)」






「(こ、このまま連絡しない方が…)」


ピロンッ

一通のメッセージが届く。向日葵からだ。




「しなよ?」







「…」

無言の圧力を感じた。エスパー…?


とりあえず既読だけつけて、もう一度携帯と向き合う。





「うぅ…もうやけくそだ!!」




勇気を出して、私は電話をかけた。




プルル…プルル…



「…はい、もしもし。」




低い男性の声が聞こえる。

私は息を整えてから喋る。




「初めまして!あの…」



緊張して言葉が詰まっている中、男性側から声をかけられた。




「…春香、だよな。」





「…え?」

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