異世界少女との出会い
今回ほんのちょっとだけ字数増やしました!
「いや、魔法陣ってなんだよ?」
「だから!お父様が作った魔法陣を入ったら空に行ってしまったのよ。私ぐらいの魔法使いじゃなかったらあんなに華麗な着地は出来なかったわよ。全く……」
「いや、人の首に着地しておいて何自分が完璧みたいに言ってるんだよ。」
まじで首死にかけたからな?死ぬかと思ったわ。
「まあそうゆうことにしておくわ。とにかくここはどこかしら?」
「んだよそんなことも知らないのか?ここは日本だよ。に・ほ・ん。」
なんだこの子は日本も知らないのか?どんな教育されて……いや待てよ、この子さっきから魔法陣とか魔法とか変なことばっかり言ってんなこの子。え?何者だ?まさかとは思うが、この世界以外から来たとか言わないだろうな。
「なあ、聞いていいか?お前はどこから来た?どうやったら空に来るんだ?意味がわからないんだが……」
「私?私はアスフォードワールドから来た。この世界に行こうとするには魔法陣が必要なの!その魔法陣を通ったらどこにつながっているのかがわからないのよ。聞きたいのはそれだけかしら?」
うんわかった。この子やばいかもしれん。なにアスなんとかワールドって、てかワールドって英語じゃん。
「え、厨二病?頭大丈夫か?」
「私を馬鹿みたいに言わないで頂戴!」
そういうと謎の美少女は、右手を上げると何かを呟いた。
「少し不愉快に思うわ。痛い目を見なさい!」
その瞬間練人の横を何かが通った。その直後、「バァーン!!」と謎の轟音が響いた。
練人は後ろを振り向くと、後ろにあったはずの木が根本から折れていた。
えなにまさかこの女の子がやったの?と思っていると、
「私が本物の皇女であり、魔法使いであることが分かったかしら?」
「え?」
なんのことかさっぱり分からなかった。
「だーかーらー、私が皇女であり魔法使いということよ。聞いていなかったの?」
謎の美少女はそう言うと可愛らしく首をかしげた。
(か、可愛い!)
練人はそう思ったが口には出せないと思い頭の中にとどめた。
「いや、聞いてるも何も名前も知らないんだが……」
「なんで聞いていないのよ!」
「お前が言う必要はないって言ったんだろ!」
こいつ記憶力皆無かよ……と練人が思っていると、
「こほん……私はディルーシア家皇女ミアン・メル・ディルーシアよ。よろしくね練人。」
あ、俺の名前覚えててくれたんだなありがたいな〜……ん?よろしく?どういう意味だ?
「なあ聞いていいか?」
「ええ、何かしら?」
「よろしくってどういうことだ?」
するとミアンと名乗る少女は、
「どういうことってこれからこの街を案内してもらうのよ。」
「え?…え〜!!なんで?!俺なのか?!」
「当たり前でしょう!私はこの世界のことを全く知らないのだから。」
こうして成神練人の普通ではない日常が始まった。
てかなんで俺こんなことになったの?
ラブコメ展開はどこにいった?
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