#8「アポロ」
--小林ダンジョン第六層目--
昨日、すぐにコンパスを用意した帰り道が分からなくなったためである、そもそもコンパスが効くかどうか分からなかったが入った瞬間に指針が乱れることが無かったのでひとまず安心できた
この場所の方角を確認してから散策を始める、森林ということで虫などもいるかと考えていたがそうでもないようで刺される心配はなくなった、結構探検隊の雰囲気味わいたくて服買ってきたんだけどなぁ・・・いらない買い物だった。とほほ・・・
犬っころの襲撃何回かあったがとりあえず粉砕玉砕していったら気づいたら襲われなくなった、ゴブリンと比べ知性が高いのだろう、ひとまず警戒は怠らないものの前進していく
二時間ほど歩き回ったがらちが明かないので走り始めた、某短距離走選手の最大瞬間速度を軽く上回る速度で走り続けることが出来たので一時間走り切るころには次の階への階段が見つかった
香を炊くのも考えたがやめることにした、もし集団で襲ってきたら対処できないためだ、人型ならまだしも相手は獣だ、基本こちらよりも狡知と考えた方がよいだろう
ひとまず次の階層へと降りることにした、セーフルームで魔石をマリオに変換しひとまず休憩を挟む
今日の昼食はコンビニの廃棄弁当だ、なぜそんなものが食えるかは学生時代働いていたコンビニの先輩アルバイトがその店の店長になっていて久しぶりに会って話したら格安で廃棄弁当売るから買ってくれないか、とのことだったので是非もないので時々であるが買うことを約束した。あそこのコンビニ個人店だからなのかちゃんと調理してあって廃棄弁当でも手作りの味がしておいしい
おまけに自分が入っていたよりもおいしく感じたので先輩の努力の結果なのだろう、バイトも結構雇ってるとか、主にかわいいJKを、やっぱり集客が良いらしい学生の客の数がすごいことになっているるようだいつ店の中を見渡しても目がハートになってる客がいるくらいだ
さすがに深夜シフトは先輩ともう一人の従業員が交互で入っているらしい、まぁ未成年に任せられないからね深夜バイトは
弁当をたらふく食ってまた休憩を挟み七階層目に降りることにした
七階層目も同じ森林エリアでまた同じ作業をしなければならないようだ、ただ一つだけ違うところといえば
犬ッころの上にゴブリンが乗っていた、思わず某RPGのピエールを思い出すちなみに俺はビ〇ンカ派だ、フ〇ーラ派の言いたいこともわかるが断固として拒否する・・・ん?今フロー〇派の気配を感じた、よろしい戦争だ
という冗談は置いといてゴブライダーがこちらに近づいてきて攻撃を仕掛けようとしてくる、どうやら犬っころの動きに合わせるだけでもゴブリンは大変なようで振り下ろされてもおかしくないような状況になっている
とりあえず犬ッころを先につぶすとゴブリンが前方に飛んでいき顔面から木に突っ込んでいった、そして消える
あくまで本体は犬か、数が多いと厄介だとは思うがある程度対処はできそうではあるので問題ないだろう
だが20体以上で追いかけられればまた別の話だ
「くっそ、こんな聞いてねぇ・・・壁で足止め・・・あぁ粉糞!!獣の運動能力舐めてた、すげぇ跳躍しやがる」
ハジメが生成した壁をもいともたやすく飛び越えてくる犬ッころから逃走を続ける
こちらが狩られる側という認識を持ち始める、がハジメはこれが気に食わないようだ
本気で走り距離を話してから壁とその手前に大きな穴とスパイクを生成する、先ほどと同じように飛んでいた犬ッころは次々入っていき消滅していった
息を整えているとしたにつながる階段があることに気が付いた、こんなステージさっさと終わらせよう、非常に疲れてきた
八階層目は虫がたくさん出てきた、Gやらどでかい虫なんかがたくさん出てきた虫が嫌いなハジメはすぐさまホームセンターで殺虫剤を買いあさった、店員からは変な目で見られていたが気にしない
現代製品が面白いように効果を発揮している、あの水を炊いて散布するジェットを炊いたら周りの虫がコロコロ倒れるもんだから笑えてきた、白線引くタイプをまくとその境目を一切通らなくなったのも面白かった、ハチも出始めたのでバズーカみたいな殺虫剤で撃退する
面白いように倒せていくがレベルは上がらない、どうやら数で攻めてくるタイプのようだ経験値はゴブリン一匹よりも少ないだろう
九階層目に降りていく、そこは六層目から八層目までの振り返りのようなエリアだった、今までの数の倍の相手たちが一斉にこちらに向かってきた、すかさず使い切ったスプレー缶や未使用だったものをすべて投げ込みそこに巨大な火の玉を加えると同時にセーフルームに逃げ込むとすぐに恐ろしいほどの爆発音が聞こえてくる、数分たって熱くなった扉を無理やり開けるとそこは・・・トンネルを抜けると・・・火の国でした・・・じゃない、森林火災が起きていた、とりあえず消火されるまでセーフルームで一睡するのだったが寝そうか寝れないかの境目でファンファーレが鳴り出したときはさすがにはハジメもキレそうになった
次の日、扉も熱くないので開けてみるとそこは焼け焦げたステージだけが残っていた、頭の中でZOYZOY言ってくる幻聴が聞こえるが無視だ無視・・・虫だけに
扉も見つけれたのでひとまずとりあえず降りることにする
十階層目の相手はそれはそれは大きな狼だった、人など丸呑み出来そうなほどだ
虫といっても人間サイズの虫です、誰でも嫌なはず