隣町と武器屋
俺はなんとか乗合馬車に乗る事が出来た。
お金は「1000Jほど出したいのに!」って考えたら手の中に握っていた。
仕舞うのも手に握って「仕舞いたい!」って考えればOKだった。
いや~、しかし、走って逃げただけでレベルが上がるとは思わなかったぜ!
これがチートか!
……まぁ違うよね。分かってる。
ただ単に現在のレベルが低すぎるから、普通の大人レベルになろうとしているだけだよな。
ま、それでもレベルアップはレベルアップだ。よしとしよう。
これからもちょくちょく走るのが良いだろうね。
そのステータスがこれ。
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名前:キョウ
耐久力(HP):Lv.1:20
魔力(MP) :Lv.1:25
筋力 :Lv.3:19
持久力 :Lv.2:16
知力 :Lv.1:16
アイテム:薬草(1)
装備:なし
所持金:9,999,000J
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筋力が3になって、4増えた。1つにつき2なんだろう。
持久力が1になって、こちらも2増えた。
……全部2づつなのかな?だとしたら気が遠くなりそうなんだけど。
100台に乗せるのには後80くらい上げないとダメでしょ?! 地獄!
あっ、ちなみに乗合馬車は1000Jだった。
使ったら、見やすいように点がついたのはありがたい。
こうやって検証してたら、隣町に到着した。
時間的には1時間くらいだろうか。
ゲームのマップでは5歩で到着してたから、1歩が馬車なら12分くらいか。
歩けば20分くらいかな? 筋力や持久力が上がれば、もっと早くなるかもしれないけど。
さて、まずは武器屋と防具屋と道具屋だな。
それから検証する為に、町の外に出てみよう。
はい、やってきました! 武器屋さんです!
有限だけど、金はある!
今から強い武器を買ってさっさとレベルアップしよう!
確かこの町で売っている武器は、棍棒・ナイフ・鉄の剣の3種類だったな。
攻撃力が高いのは、勿論鉄の剣。攻撃力+15だった。これを買おう。
「こんちは~」
「いらっしゃい! 購入か? 研ぎか?」
「購入します」
「おっ、そうか。でも今は品薄でなぁ。棍棒とナイフと鉄の剣くらいしか無いぞ」
「大丈夫です。鉄の剣を下さい」
「……大丈夫か?」
「大丈夫とは?」
「いや、だって兄ちゃんヒョロヒョロじゃねぇか。使えるのか、と思ってな」
「ははは。大丈夫ですよ」
「本当か? ちょっと持ってみな?」
「はいはい。 …………持ち上がらないんですけど」
えっ?! 何で?!
装備に必要なレベルとか無かったはずだけど?!
はっ! 持ち上がらないって、単純に考えて力が足りないからか?
って事は、もしかして筋力とか関係するのか?!
「ほら、やっぱり無理だろ? 素直に棍棒にしとけ」
「こ、棍棒……」
「杖の方が良いんだが、品薄で無いんだ。止めるか?」
「……くっ。こ、棍棒下さい」
「いや待て。一応棍棒も持ってみろ」
「さすがに棍棒くらいは持て……重いっ?!」
「…………ナイフにしとけ。な?」
「…………はい」
クソがっ!!