世迷言〜第十一〜
考える事もしたくはない
そんな形は
人という生物の上に
寝転がっているような物だ
「スマートフォンは
よく分からない」
そんな風に言っている
年配の人に
似ている姿だ
同じ風に考えて良いのなら
あなたが
あの年配の人を見て
思った事を
あなたも他人へ
抱かせる事になる
脳は使い続ければ
こちら側の要求に
答えてくれる生物機関だ
能力が落ちるにせよ
一番高い所から
じわじわと落ちるのと
一般的な高さから
じわじわと落ちるのでは
行動には差が出る
あなたが
どちらになりたいかは
あなたが
決めれば良い
認知症のドキュメントを
見ながら
確率がある事だと
考えながら
認知バイアスのかかった考え方が
世の中には沢山あるが
それで
上手く行くのであれば
どんな物であれ
利用してきたのが人間だ
罪であれ罰であれ
称賛であれ幸福であれ
利用してきたのが人間だ
一人の人間が
最大限考えて出した物に
財産の大きさも属している
沢山の人間が
個々に
最大限考えて出した物が
数あるとしたら
一人分の財産の大きさが
格差になるのは仕方ない
順位を付けたがる人間も
この世界では
ゼロでは無いのだから