休日♯9 最後の夜会
予告どおり最終回です。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
◆◇◆◇◆◇お知らせ◆◇◆◇◆◇
本日24:00をもちましてぺルフェクトオンラインの
公式サービスを終了させていただきます。
長らくの間ご利用くださりまことにありがとうごいました。
ペルフェクトオンライン運営
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「「「「かんぱーい!」」」」
「いやあ、長いようで短かったですね。これが最後の夜会になるとは」
「ベル兄そんなこと言わんとってえな、寂しくなるやんか……」
「そんなにメソメソすんなよアネゴ! 今日はパーっとやろうぜ、な?」
「うう、そうやな……分かった、残り時間は騒ぐで!」
「そうこなくっちゃな、今がちょうど24:00だから、完全閉鎖にはまだ2時間あるな」
「よっしゃ、ほな思い出作りしよか」
「ナニヲスルンダ?」
「ここに、カメラを持ってきています。本来プレイヤーが使う物ですが……サービス終了日ですし構わないでしょう」
「オオ、ソレハミオボエガアルヤツダナ」
「ああ、アラクネが言ってた箱みたいなものか。それで写真が撮れるんだよな?」
「はい、記録は残りませんが思い出にはなるでしょう」
「よっしゃ、早速撮ろか! おっちゃんカメラお願い」
「最後まですまねえなあ。よし、みんな真ん中に集まれ」
「大きさ的に私とアネゴが前のほうがいいだろう」
「はい、チーズ! ……なんやて? シヴァンの腕が邪魔で写真が見切れる?
おい、シヴァン。あんたその腕取れ、邪魔や」
「む、無茶言うなよ! 取れるわけねえだろ」
「ほんなら一歩下がるかなんかして小さくなれや」
「わ、分かったよ……たく、これでいいだろ」
「ほな、いくで。はいチーズ……おっちゃんご苦労さん。おお、きれいに撮れたな」
「しかし、短い間だったがいろいろなことがあったなあ」
「そうですね、シヴァンが血相変えてパッチに怯えていたのをつい昨日のように覚えていますよ」
「けっさくやったな、あのときあんたの顔真っ青やったで」
「デモ、ケッキョクパッチガアタッタノハアネゴッダッタ」
「うう、そうや……アラちゃんの言うたとおり、自分に跳ね返ってきたわ」
「あれはさすがに予想できませんでしたね。
ところでアラクネはいい相手が見つかったのかい?」
「ミツカッテナイ、アノトキヨビダシテモラッタメスタチハ、スグニキエテシマッタ」
「そ、そうかアラクネ以外みんな逃げ出してしまったからね。そうか時間が経てば消えるような仕様だったのか」
「そうや、うちがあげたまたたび使ってみたか?」
「ああ、あれな。一応使ってはみたんだが、まったく効果を感じられなかったぜ。なんかの耐性を持ってんのかな俺?」
「またたびは基本的に猫族にしか作用しないようになっていたはずだ」
「なんや、つまらん。あれ使うたら、幻覚見えまくって発狂するのになあ」
「効かなくて良かったぜ……」
「ベリアルノメガネニンキハドウナッタンダ?」
「ああ、あれですか。普及しすぎて最後のほうは暴落していましたね、二束三文で叩き売りされていました……」
「ははは、ベリアルブランドも地に落ちたな」
「笑い事じゃありませんよ、まったく……」
「そうや、アラちゃんいっぺん人間になったよな、どないやった?」
「アシガスクナスギテ、アルクノニクロウシタ。アトヤハリ、ヤタラトシャシンヲトラレタ」
「期間限定やもんな、ファンが黙ってるはずないか」
「さて、もうすぐサービス完全終了の時間ですね……本当に名残惜しい、あなた方と会うのが毎回とても楽しみだったんですが」
「嬉しいこと言ってくれるじゃねえか、なんか俺……涙が出そうになっちまった」
「どあほ! うちやって我慢しとんねんからな!」
「ミンナナクナ、キットマタアエル」
「すごくいやらしい話なんですが、どうせわたし達のプログラムは使いまわしにされるでしょうから、すぐにまた違うゲームで会えると思いますよ」
「「「……」」」
「……ぶち壊しじゃねえか!」
「うちの感動はいったいなんやったんや……まあ、また会えるんやったらええか」
「そのときはまた夜会でもやりましょう。そうだカウントダウンでもやりませんか? 終了5秒前から」
「ええなそれ! そろそろ時間やしちょうどええやん」
「それでは私から……5!」
「ヨン!」
「3や!」
「2だぜ!」
「1です。さあみんなで!」
「「「「今までありがとうございました!」」」」
魔物たちの夜会 完
お疲れ様でした。
試験的作品として書かせていただいた『魔物たちの夜会』いかがだったでしょうか?
お前ネタ切れ早いよ、会話文だけは読みづらい、などの感想、レビューがあればどしどし書いていただければと思います。参考にさせていただき、次回作に生かします。
今までご愛読いただき本当にありがとうございました。




