その5 君は異世界に行きたいか?
また、いつもの部屋にこもりパソコンでオンラインゲームをする日々が始まる。(実はスマホゲームもしている。)
もう、自分は47才に近い大人だ。
いい大人が現実逃避する毎日だ。
しかし、誰も僕を腫れ物のように扱い相手にしない。アドバイスもくれない。
こんな僕の望みがマトモなわけがない。(ここがポイント、病気の原因だ。)
自分は追い詰められているのかもしれない。
君は異世界に行きたいか?
病気のように、異世界転生モノを読み漁る。
『神がいるとしたら、異世界に新生することを望む』
たしかに、自分の世界を破壊してそこから再構築するよりいいかもしれない。
自分の世界と自分のいる世界の区別がつかない考えなんだろう。
最近の流行りも、記憶をもって異世界に転生するチートだ。
どんな人間が異世界転生を望むのだろう?
『神がいるとしたら、異世界に転生(前世の記憶あり)することを望む』
の方が正解か?でも、同類がいたらどうする?
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なぜ、神は自分の望みを叶えてくれのだろう。
しかし、望みが叶ってもクーリングオフできないかもしれない。
神にお願いするなら、慎重に考える必要があるだろう。
昔から、人間は神に祈りお願いをしてきた。
日本人なら、毎年初詣くらいはいくだろ?
はぁ、神とはどんな存在なんだ?
僕は、ゲームをしながら考えていた。