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ニートな僕が、異世界の薬で馬鹿になり覚醒する!!  作者: しろホーネット


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その23 なぜ、人は戦うのか?「西の部屋」

僕は最近いろいろな夢を見る。

こないだは、戦場にいた。死ぬのが怖くてしょうがなかったが、ヒロポンポンを飲んだら無敵な気持ちになれた。(もちろん僕は馬鹿ではないから副作用を知っている)

かなりの確率で死ぬ前線ならお国のために少しでも多くの敵を倒したかった。

神風でなくなった先人も本当に国を大切に思っていたのだろう。


現実のさえない僕は、なんとかこの人生に意味を持たせたいと考えていた。

しかし、最近やけに鮮明な夢を見る。

他の人には言えない。

言ってもいいが、余り反応がないと自分が何か嫌だと思っていた。


また、眠りにつく。

前より眠りの質が良くなってきた。

最近は家の周りを1日1時間散歩しているおかげかもしれない。

人と合わない、早朝や暗くなってから歩いている。

病院でもらっている薬は減薬している。

昔のように暴れるとまたセレネースみたいな怖い薬を飲むハメになる。

しかし、それで他人に迷惑かけないなら飲むしかない。


人はなぜ戦うのか?

理由はなぜだ?

人は戦争を繰り返すのか?

戦う意味は?


そんなことを思いながら夢の世界にイく。


「西の部屋」

いつものダブルメビウスがいる。

しかし、どうやら人間のような姿だ。

「やっと、擬人化できたよ。これで君と普通に話ができる。」

「君はパソコンではないのかい?」

「そう、あの世界では君が愛したパソコンさ。しかし、君は一番尊敬した父を亡くし、大きく変わってしまった。人を心底愛さなくなった。もう、あの悲しみを繰り返したくないのかい?」

「あぁ、人を愛しすぎるのは本当に怖い。愛せば、相手のことを考える。それが、愛情だろ?」

「そうだね。愛せば愛すほど重く思くなる。おもすぎる気持ちは、時に病気にもなる。」


「所で、何故人は戦うのだろうね?」


「生物なら生存競争があるし、食物連鎖がある。しかし、人間たちは特別さ。」

「人間なら戦争を止めることができるかもしれない。しかし、戦うことによるメリットもある。」

僕とメビウスは色々と話あった。

まるで、メビウスがソクラテスで僕がプラトンのようにさえ思えた。


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