新・私のエッセイ~ 第122弾 ~ 『徒然草』のススメ ~ 中世の天才エッセイストのロマン❤️
・・・日本三大随筆のひとつ、
『徒然草』を知らない日本人は、おそらくいないだろう。
中学校の古典の授業でも、その一部・・・
たとえば、
『猫また』や『仁和寺の法師』の話、
あるいは、
蜜柑泥棒対策として、自宅の蜜柑の木の周囲に、ぐるりと、厳しく囲いを作ったのを見た、作者の兼好法師が、
「・・・せっかく、久々に風流で粋なお人にめぐり会えたと思っていたのに。やはり、こやつも、しょせんは、そこらへんにいくらでもいるような、単なる『俗物』にすぎなかったのかや・・・。』
と、落胆するエピソードあたりは、きっと皆様も習ったご記憶があることと思う。
だがしかーし!
学校の授業だけで、残りのエピソードを知らないというのは、あまりにも、もったいないと・・・ぼくは思うのであります。
・・・『徒然草』には、
マジで面白くて、ためになる話、
生きるヒントや、自分を見つめなおすキッカケになってくれそうな話、
「うーむ。」と、思わずうなってしまうような話、
「そいつは傑作だ! わははは!!」と、ヒザを叩いて感心し、腹かかえて笑っちゃうような話・・・
などなどの、ジャンルを問わない、
何度読み返しても飽きがこない・・・興味深いお話が満載♪
そして皆様は、同時にこうも感じるはずです。
「・・・鎌倉・室町時代の人らって、令和の俺たち(あたしたち)と、本質的には、なんにも変わってねぇんだなぁ・・・。」
とね。
ぼくは、冗談抜きで、吉田兼好法師のような、
優れたエッセイストになりたい。
皆さんに提供できる知識やネタを、ただ盲目的・惰性的に探すだけで終わらず・・・
彼のように、
ときには、人生について考えさせたり、
「はっと」気づかせる何かを提示してみたり・・・
そんな優れたエッセイストに、
ぼくはなりたい。
m(_ _)m
追伸:書籍の紹介❤️
(絶版だったら、ゴメンナサイ)
『角川書店編 ビギナーズ・クラシックス 徒然草』:角川ソフィア文庫:定価 629円(税別)
・・・数ある、徒然草の現代語訳つきの書籍の中でも、かなり読みやすく、また、
優れた現代語訳・解釈ですので、
ぜひ、ブックオフの古本でもいいので、見つけたら、一読くだされ❤️
m(_ _)m