古より目覚めし者
………とある森の奥にひっそりと佇む洋館…
所々にヒビが入ったりガラスが割れていたり
苔むしていたり蔓が生えていたりとまるでお化け屋敷のようなその洋館…
そんな洋館の扉がギギギという錆びついた音を鳴らしながら開く…
どうやら、何者かが入ってきたようだ……
「……こ、ここがあの洋館…き、きっとここなら!私も一人前のネクロマンサーに…!」
まだ幼さが残る明るく高い声が響く
この幼j……コホン、この少女の名はレイナ…
ネクロマンサーの家系で有名なエントリア家の娘であり落ちこぼれと言われている少女である
彼女は家族の中で一番魔力が高いものの…その力を引き出せずにいた
親からの罵倒もさることながら、兄たちにも見下されている
そんな彼女がなぜこのような洋館に来たかというと…
この洋館はアンデッド系やゴースト系のモンスターが集まりやすく、モンスターハウスと化しているからである
この館でなら契約することが可能だと見込んだレイナはこの洋館にやってきた…のだが…
バタン!
突如閉まる洋館の扉
「ふぇ?!か、勝手に閉まった?!」
開けようとするもののガチャガチャという音がするだけ…呪いかなにかで固く閉ざされているようだ
「ど、どうしよう…」
この少女は大丈夫なのだろうか…
〜〜〜〜〜
時は遡りレイナが入ってくる数分前
洋館の地下奥深く…
深い眠りについた霊が…今目覚める…
≪ん…ふわぁ…あれ…?…何処ここ?…てぇ?!体薄っ!足ない?!ふわふわしてる?!≫
………そう…この者こそ…この物語の主人公…レイスだ
≪いや…確か死んだな…だがなんで死んだ…?…そもそも自分は誰なんだ……?なぜ死んだことを知っている…?≫
しかし記憶喪失である
≪悩んでてもしょうがない!まずは何ができるのかを確認だ!≫
今日この時より…レイスの冒険が始まる!
こんにちわ
皆さん初めまして。
歌って踊れない小説書きことシロヌッチです
今回初作品となっています
読みずらかったり設定がおかしくなっているかもしれませんがどうか温かい目で見守ってください
今回は一話目だからかなり短めです(次回から長めになるとは言ってません)
評価などブクマなどよろしくお願いします!