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友達と恋人 4

「さーて、どのクラスから行こうかなぁー」


「どこでもいいから早く済ましてよ……」


鼻歌とスキップを混じらせた茉鈴はどこか楽しそうに見える。


最優秀賞取るための偵察とか言いながら、こいつただ他のクラス何するか気になってるだけじゃないの……?


「いやー、当日に配られるパンフレット見ないとどのクラスが何するか分からないじゃん?今年は生徒会役員じゃないから偵察するしかないんだよねー」


絶対そうだ。そうに決まってる。


「別に茉鈴は元生徒会長なんだから顔パスで生徒会室入れるでしょ。こっそりパンフレット覗き見してくればいいじゃん。」


「いやいや、パンフレットに書いてあるの出し物の名前と食品とか劇とかの部門だけじゃん。それだけじゃどんなのか分からないって!」


清々しいほどの笑顔で論破する茉鈴に少しムカついた。


「だったら企画書でも盗んでくればいいじゃん……」


「バカだなー、そんなことしたら生徒会の信用問題に関わってくるもん。」


他のクラス覗きに行くのは信用問題にならないのかよ、元生徒会長……


「あんたまさか中等部まで行く気じゃないでしょうね!?」


「え、行くに決まってるじゃん。」


「はぁ!?バカじゃないの!」


今まで仕方なく、黙ってついてきたが、さすがの私もその言葉に足を止めた。


中等部の校舎は隣接しているので行くのは簡単だ。それに中等部も今頃1日中文化祭の準備をしていることだろう。


それに準備期間中の敷地内の移動は許可されている。


だけども!


「高等部の制服で行ったら目立つじゃん!それにあんた元生徒会長でしょ!?余計目立つじゃん!」


「じゃあ変装していく?マスクとサングラスかけて……」


「もっと目立つから!下手したら通報されるから!」


「もー……ちーちゃんはワガママだなぁ……」


「ワガママじゃないから!」


「はぁ……とにかく行こ、休憩終わっちゃうよ。」


講義も虚しく、なんやかんやで偵察に行くことになってしまった。


「まずはこのクラスからだよ!」


「…マジかよ。」


最近に訪れたのはすずがいるクラスだった。

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