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学級委員も楽じゃない 3

「へぇーそんなことするのか。最近の高校の文化祭は凄いなぁ。」


「凄くないから、発想がバカなだけだから。」


家事、食事を全て終え、今日の受験勉強ノルマも達成した。


午前0時前、布団に横になりながらお兄ちゃんと電話をしていた。


「お兄ちゃんは何やったの?文化祭。」


「何やったっけな…俺は部活ばっかやってたからクラスのことはあんまり…」


「うわ、学級委員からしたらウザいやつだ。」


「それに関しては言い返せない。」


やはり文化祭はクラスでの発表なのだから全員が参加し、全員が負担を担って欲しい。


そうでないと私と千紗が背負う負担が増えるから。


しかも私は勉強との両立もしなくてはいけない。


下手したら背負いきれず、背中の骨が折れる恐れがあるぞ…?


「あ、でも3年の時は劇やったな。無理やり役者押し付けられて。」


「ふぅん…何の劇?」


「シンデレラ。」


「何役?」


「…シンデレラ。」


「ぶっ!」


何その面白すぎる情報。


絶対今お茶飲んでたら吹き出してた。


「シンデレラって、もしかして女装したの?」


「男子校だからな。」


「ええー見たかった…」


高校三年生ってことは…私は中1か。


行けばよかった、と少しだけ後悔した。


「残念だったな。めちゃくちゃ似合ってたんだぞ?」


「あー、確かにお兄ちゃん女装に合いそうだよね。」


「全く嬉しくないんだけど。」


確かにお兄ちゃんは一般的に見ればイケメンに分類される人間だろう。


男前というより顔が整っている、という感じ。


この前も女子校前で女の子騒いでたもんな。


…まぁアイツらは多少ブスな男が来ただけで騒ぐんだけどさ。


「俺も行っていい?文化祭。」


「はぁ!?何言ってるの!?」


今お兄ちゃんが目の前にいたら多分殴ってた。


ボロアパートの壁を突き破るほどの大声を上げてしまった。


明日苦情がこないことを祈ろう。


「え?もしかして一般公開とかないの?」


「あるけどダメだよ!文化祭にくるなんてアイツらの思う壺だよ!?」


「アイツらって誰だよ。」


「彼氏欲しすぎて動物カフェとか可愛かぶったことしようとするゴキブリたちだよ!」


「お前クラスメイトに恨みでもあるの?」


「とにかくダメ!それこそもし来たいなら女装でもしてよ!似合うんでしょ!?」


「この歳で女装はキツいだろ?」


「え、気にしてるのそこ?若かったらやってたの?」


「…五年前ならしてたかもな。」


「えっ…」


自分から提案しといてなんだが、私今ひいています。


お兄ちゃんってたまにこういうとこあるんだよね。


人生楽しそうで羨ましいわ…




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