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この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

魔法ありの世界です。けど、魔物も妖怪も超能力者も満載で…

作者:えすわい
 世の中の理不尽に、怒りの声をあげる。

 そんな大それた立派なものでも無いのだが、俺は、今日もまた、気が付くと自ら厄介事へと首を突っ込んでいるのだった。
 平穏に暮らしたいと心の底から願いながらも、我が身に染み付いた不幸体質とお節介癖が招くトラブルに翻弄される日々を過ごす。
 それが、ある意味で矛盾に満ち溢れている、俺にとっての日常だ。

 人並みには身長のある俺を、上から見下ろす威圧感たっぷりな巨大な体躯。
 禍々しい気配と、狂気に侵されたかのような鋭い眼光。
 凶暴な牙がのぞく大きな口からは、溢れ出る涎。

 魔物、だった。
 これもまた、ある意味では理不尽な存在であり、不運な遭遇だ。

 愛用の大剣を振り抜いて両断し、圧倒的な威力の魔法を放って蹂躙する。
 それが、俺のこの世界における魔物たちへの対処法。
 ただし。
 世界は大きく変化したが、人類という種が特別な進化を得て強者となった訳ではない。
 現代は、前提条件や様々な常識が弱肉強食なファンタジーの世界へと一歩近付く傍ら、一部の極稀な例外を除き、その裏側で二十一世紀型の行き過ぎた資本主義経済がもたらす超格差社会がほぼ確立されてしまった、理不尽な世の中なのだ。

 平凡な一般人にとっては平穏に暮らすことさえ困難な世界で、俺もまた、超越者たちの様々や思惑や都合と世間に溢れる小さな悪意に振り回される、そんな日々を過ごしているのだった。

 * * * * *

 この作品は、短めエピソードの連作形式で、不定期掲載となる見込みです。
 続きが気になる中途半端な状態での中断は極力回避するよう努力を致しますが、予め、ご了承下さい。
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