表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/27

第23話 五人揃ったぞっ!

タイタイこと太一郎が名染伊学園長の息子だと知ったトラン部長は......

「さぁ、こんな事はしていられないぞ!! お前達、今から『ポジティ部』の部室に戻るから付いて来い!!」


「別にいいですけど、後の一人はどうするんですかぁぁ?」


「そんな事はどうでも良い!! まずは『お坊ちゃま』に部室でくつろいでいただかないとなっ!!」



 トラン部長はさっきまでとは態度が一変し、名染伊学園長の息子であるタイタイを早く部室で『接待』染みた事をやろうとしている。


「トッ、トラン部長!! ぼ、僕の事は気にせずに、勧誘の方を続けられた方が……」


「なっ、何をおっしゃっておられ……おられるんですか!? アナタは『現名染伊太学園 学園長』で『初代ポジティ部 部長』の『名染伊太郎様』の御子息で、あら、あら、あらせられるんだからなっ!!」


「無理して日頃使った事の無い言葉を使おうとするんじゃねぇよ!! いや、しないでください……って……えっ!?」


「トラン部長? 今、タイタイのお父さんが『初代ポジティ部 部長』って言いはりましたぁぁ!?」


「ああ、言ったぞ!! 『名染伊学園長』は『初代ポジティ部 部長』なんだ!! まぁ、創ったのは当時の『初代副部長』らしいが……。私は『現部長』として『歴代部長』や先輩達の事だけは敬意を表している!! あとの奴等は『ザコ』としか思っていないがな!! ハッハッハッハ!!」



「 「 「 「え――――――っ!?」 」 」 」


「タッ、タイタイ!! お前知ってたんか!?」


「しっ、知らないよ!! 僕も今、初めて知ったんだよ……」


「何故、学園長はさっき『別館』の前で会った時にその事を言ってくれなかったのかしら?」


「そっ、そうだよね? ぼ、僕も親子なのに何故今まで教えてくれなかったんだろう……?」


「まぁ、ソレはええやん。それよりも早く『部室』に行ってトラトラ部長から色んな事を聞かせてもらおうやぁぁ。俺も聞きたい事いっぱいあるしな!!」


「そっ、そうよね。新入部員の勧誘は明日でも出来るんだしね」



 三人の意見がまとまったのでトラトラ部長の案内で部室に行こうとした時に待ったがかかった。



「ちょっ、ちょっと待ってくれよ、みんな!?」


 ケシケシが慌てた声を出し全員を止めた。


「何だ、『二流野郎』? 私達『新制ポジティ部』に何か用か? お前は他の部の見学に行ったらどうなんだ?」


 トラン部長は皮肉たっぷりの言葉をケシケシに浴びせてきた。


「ひっ、一つだけ聞かせてください……? 俺には太一郎みたいに『水晶玉のお告げ』みたいなのは無かったんですか……?」


「ん? あるぞ」


「えっ!? あるなら何故、ソレを言ってくれないんですか!?」


「聞きたいのか?」


「えっ、そりゃぁぁ聞きたいですよ……。少し怖い気はするけど……」


「ハッハッハッハ!! ならば教えてやろう!! お前がもし『ポジティ部』に入部したら……」


「入部したら!?」


「お前は最強の『突っ込み師』になれるだろう!! どうだ? 嬉しいか? いや、入れしいだろう!?」


「うっ、嬉しくなんかねぇよ!! あっ、嬉しくないですが……」



「ケシケシ、お前凄いやんか!! ケシケシは今でも『最強の突っ込み師』って思ってたけど、それの更に上の『突っ込み師』になれるなんて、何か考えただけで凄いワクワクするなぁ……」


 俺は不安しか無いけどな……とケシケシは思いながらも少しだけ笑みを浮かべながらトラン部長にこう答えた。


「わ、分かりました……。別に『最強の突っ込み師』になりたい訳では無いですが、お、俺も『ポジティ部』に、にゅ……入部します……」


「ほぉぉ!!」


「ほんまか、ケシケシ!? めっちゃ嬉しいわぁぁぁ!! これで部活でも『ボケ』と『突っ込み』が出来るなぁ!?」


「やっ、やりたくはねぇよ!!」


 ヒトヤンは大喜びをしながらケシケシに抱き着いて来た。


「ヒトヤン離れろ!! 俺に抱き着くんじゃねぇよ!!」



「ところで『二流野郎』の名前を聞いていなかったな。お前の名前は何ていうんだ?」


「えっ? ああ、俺の名前は『大石武志おおいしたけし』と言います。こ、これから……何か複雑な気持ちですが……宜しく、お、お願いします……」


 ケシケシの名前を聞いたトラン部長は目を丸くしながら……


「なっ、何だと――――――っ!? お前の名前は『おーい、タクシー!!』というのか――――――っ!?」


 それを聞いたヒトヤンはニヤッと微笑みながら、トラトラ部長に右手を差し出し、ソレに気付いたトラトラ部長もニヤッと笑みを返しながら右手をそっと差し出した。


 ガシッ!!



「そっ、そこの二人!! ガッチリ握手なんかするんじゃねぇよぉぉぉ!!!!」


お読みいただきありがとうございました。


これで最低人員の五名が揃い『ポジティ部廃部』の危機は脱しましたね。

そしてケシケシが『ポジティ部』に入部すると『最強の突っ込み師』になれるとトラン部長に言われましたが......


恐らくヒトヤンとトラン部長、これから二人も突っ込まないといけないので、自然に『突っ込み』が鍛えられるということでしょうね(笑)


それでは次回もお楽しみに~(^_-)-☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ