第20話 お前達、超ラッキーだな!
謎の金髪少女に声をかけられたヒトヤン達
一体、彼女は何者なのか?
本当に『占い部』なのか?
「俺達のどこが『ラッキー』なんですか!?」
ケシケシが大きい声で『金髪少女』に向かって言い放つ。
「ハッハッハッハ!! 何故、『ラッキー』かだって? ソレはお前達四人が私の『部』に入部したら『部』が存続できるからに決まっているじゃないか!! それで私と私の『部』を助ける事が出来るのだぞっ!! 凄く良い事をした気分になるだろ!? 入学早々、めちゃくちゃ『ラッキー』じゃないか? お前はそんな事も理解できない『二流野郎』なのか!?」
「あっ、アンタまで俺の事を『二流』って言うな!! それに『ラッキー』なのはアンタの方で、俺達はどちらかと言えば『アンラッキー』じゃないかっ!? 勝手な事ばかり言うんじゃねぇよっ!!」
ケシケシは顔を真っ赤にしながら『金髪少女』に詰め寄る。
「ケシケシ、『アンラッキー』って、うまい事言うなぁぁ……」
「うるさい、ヒトヤン!! こんな時に俺の『突っ込み』を褒めるな!!」
「まあまあ、タケシ。アンタ少し落ち着いたらどうなのよ? この人はこの学園の先輩なのよ。先輩に対してそんな口の利き方は良くないと思うわ……。それに私は少しだけ『占い部』に興味あるし……」
ロミロミがケシケシをなだめようとするが、ケシケシはプイッと顔を横に向けた。
「『お嬢ちゃん』は話の分かる『一流の子』の様だな。でも私の『部』は別に『占い部』ではないぞ」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ、そうだ。うちの『部』の名前はホラッ? 私の後ろに看板があるだろ? よーく見てみろ!!」
金髪少女は自分の後ろの壁に貼り出されている看板の方を指さす。
そこに貼り出されている看板にはこう書いてあった。
『 保 自 茶 部 』と……
「 「 「 へっ!? ほ…『ほ じ ちゃ 部』!? 」 」 」
全員、想像していなかった部活名というか、ちゃんと読めなくて困惑をする。
「すんません、『金髪先輩』!! これ、どう読むんですかぁ?」
「ん? 何だ『寝ぐせボーイ』? お前はこんな簡単な漢字も読めないのか!?」
「すんませ~ん……。俺『アホ』なもんで~……」
ヒトヤンは頭を掻きながら笑顔で金髪少女に返事をする。
「おっ!? 『寝ぐせボーイ』はなかなか見どころがあるな!! 何となくだがお前を『次期部長』に任命したくなってきたぞっ!!」
入部もしてないのに気が早すぎるんだよっ!!
ケシケシが心の中で金髪少女に突っ込みを入れていた。
「あ、あのぉぉ……す、すみません……。それでこの『保自茶部』というのは一体何て読むのでしょうか?」
先ほどから一言も声を発していなかったタイタイが金髪少女に問いかけた。
「おう! 『小太り君』の声は意外とキーが高いんだな!? もっと低い声かと思ったぞ!!」
「こ、『小太り君』って……。でも僕の事はいいんで、早く部活の名前を教えてもらえないでしょうか?」
「ハッハッハッハ!! ゴメンゴメン!! そうだな。そろそろ教えてやるとしようか。私の『部』の名前は……『保自茶部』と読むんだ!!」
「 「 「 ポッ、『ポジティ部』――――――っ!!?? 」 」 」
「そう、『ポジティ部』だ!! なかなか良い部活名だろ?」
「どっ、どこがだよっ!! いや、どこがですか……?」
「ハッハッハッハ!! お前も意外と素直な奴なんだな? 今ので『一流半』にランクアップしたぞっ!!」
「全然、嬉しくねぇよっ!! いっ、いや、嬉しくないですし……」
『ポジティブ』……
ヒトヤンはコメコメとの会話を思い出していた。
そう言えばコメコメが俺の事を『ポジティブ』って言うてたような……
それとコメコメは自分の性格を『ネなんちゃらティブ』……って言うてたよなぁ……
何て言うてたんやったかな??
アカン、全然思い出されへんわ……
お読みいただきありがとうございました。
遂に『ポジティ部』が出てきました!!
それも部員一人という、まさかの展開で......
果たしてヒトヤン達は『ポジティ部』に入部するのでしょうか?
っていうか、入部してくれないと、このお話が前に進みませんよね(笑)
次回は謎の金髪少女の名前が明らかになります!
次回もどうぞお楽しみに~(^_-)-☆




