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異能園〜いのえんへようこそ〜  作者: あみるニウム
第六章「異能決戦」
57/67

6−10

「あんな!」

 赤林とジンのお陰でポロニアスと距離ができると、すかさずキリエはあんなの元へと走り寄った。

 リオも同様に走り寄り、すぐさま脇に屈んで治療を開始した。

「へへ……、油断……しちゃいましたぁ……」

 あんなが言う。

 キリエは首を横に振り、あんなの言葉を制した。

「いいから、喋らないで。大人しく治療を受けていて」

 キリエが言うと、あんなはだまって治療を受ける。

 少しして、リオが治療を終え、言った。

「これで傷は塞がったはず。でも、あんなは無理をしないで。マリアたちのところで休んでて。あそこにはぼくの張った結界があるから」

 あんなは力なく頷くと、よろよろと立ち上がり、マリアたちがいる木陰へとフラフラしながら歩いていった。

「さて……」

 リオがもう一人の倒れる学生、ナナへと歩み寄る。

 あんなのとき同様傍に屈み、手を当てると首を横に振り、立ち上がった。

「ナナに外傷はない。目を覚ますのを待つしかないね……」

 リオはそう言って、キリエの元に戻ってきた。

「とにかく結界だけは張って、ぼくらも戦線に……っ!」

 突然、リオがキリエを突き飛ばした。

 キリエは何をされたのかわからずそのまま飛ばされた。

「ちょっとリ……オ……?」

 そこには黒い手刀に串刺しにされるリオの姿があった。

 手刀の主はゆっくりと手を抜くと、血に染まった手を舐めた。

「ポロ……ニアス……!」

 キリエが怒りを滲ませながら手刀の主、ポロニアスを睨んだ。

 ポロニアスは顔を楽しげに歪ませながら、こちらを見ていた。

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