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緋色の幻想
古来の文献に記された……謎の金属
7月4日だぁ…………
「そうそう、詠……ところでこれを見…て」
すごく………ん?
「これって…………お父さんのイニシャルが彫ってある指輪よね…………」
あーっ、本当だぁ♪
赤くて……んー…朱色…オレンジに近いかも?
「この………裏の刻印を見てほしいのよ!」
え、なになにぃ?
「緋々色金製ぃ?……聞いたことない材質だなぁ」
もしこれが……本物だとしたら………常識がひっくり返る産物よ……。
確かにお父さん…骨董趣味だし……いろんなのを取り寄せるけど………まさかね。
「緋々色金って…なんだぁ?」
聞いた話によると…緋々色金は…決して錆びず…金より軽く…鉄より柔らかく…、けど…鍛えるとプラチナよりも硬くなると言われる…伝説上の金属って言われているわ。
この金属で作った茶釜は…木の葉を燃料にしても数枚でお湯を沸かせる………とか…炎の金属って言われているらしいわ。
「珍しいんだねぇ……」
珍しいと言うか…………非常識な物だけど…
あら、お父さん帰ってくる時間よ!
指輪はしまってと………よし、
では………またね!
炎の金属って……熱そう




