豪華な豆
とても甘くて…苦い幸せをどうぞ?
4月10日ね…春の陽気ね。
けど…油断すると…風邪が……
「おや?寒いのかい?」
喫茶店のマスターが気を使ってココアを入れてくれたわ…。
私としては…ここはココアじゃなくて…コーヒーが……いや、何でもないわ。
「ココアってスゴいよなぁ…なんでも…むか」
出ましたわー…こう言うの、苦手じゃないけど。
「そんな顔すると…かわいい顔が台無しだぞ?」
余計なお世話よ…この人はまったく…。
「おや?顔が赤くなってるなー?はは…まぁ、しつこく言うと怒りそうだし…さてと、ココアの起源なんだが、聞いた話だし鵜呑みにしちゃダメだよ?」
またそのフレーズ?あなたは…鵜なの?
「ココアなんだけど…原料はチョコと同じカカオなんだよ……ずーっと昔、紀元前1000年前からインカやアステカなどで栽培されていたらしいよ。」
そんな昔?
へぇー、意外ね。
「まあ、当時は…神様の食べ物として崇められていてね…、カカオ豆10粒でウサギが1匹分、さらにはカカオ豆100粒で人間の奴隷1人分と取引されてたらしいよ!」
お金の代わりにもなってたわけねー。
もちろん…飲んで使えるのよね?
「もちろん、ただ、当時は…スパイスや薬草と混ぜて飲んでいて…はっきり言って…美味しくなかったらしい。」
へ、へぇ……そうなの。
「とまあ…僕も勉強はあまりしたことないし……わからないことだらけだし…また、わかったら教えてあげるよ!……それよりも…咏、ココア冷めちゃうよ?…早くしなきゃ。」
わわっ、ちょっとぬるくなっちゃったわね…
でも………うっ、マスター…苦い…
砂糖入れてないわね?
「さっきの嫌な顔した…ペナルティーかな」
まったく、まあいいわ……
今日はなんとなしにいい気分だし…明日もいいことあるかも?眠いし……また明日ね!
カカオ様はとても偉大だろう?




