ラムネボール
4月1日か。
今日は嘘つき放題だな…いや…止めておこう、後々大変になるからな………ん?自分が何者か?そうだな…かm……いたたたゴメンナサイ…!お兄さんです。
お兄さんと言う名のゴミで…………………。
最初から踏んだり蹴ったりの登場だな。
最初の説明から疲れた、そうだ温泉へ行こう。
鬱だ…なんとやらの勢いで他界へ行かないようにメンタル保たなければ。
死ぬなよ…自分!気を確かに!
「おそーいっ…はーやーくっ!」
焦らすな、20歳の自分には走るなんて体がぶっ壊れる…。
年寄ではないが体を動かすのは苦手なんだ。
「何ゴチャゴチャ喋ってるのよっ!早くしなさいよっ…まったく。」
この目付きの悪そうなヤツは…知り合いの双子の姉、または…億万少女の横山咏と言うツン100%の無愛想なヤツだ。
たまにはデレてくれても……まあいい。
「温泉なんて久々だなぁ♪」
こっちの方は双子の妹の、横山詠だ。
もちろんこっちも…億万少女だ。
温厚な性格で姉とは大きな違いだが…絡みやすいと思ったか?……残念だ。
天然過ぎてマイワールドに突入しすぎて時々会話もままならなくなるほどだからな。ちなみに…ぼくっ娘だが…まあいい…………。
億万少女が何かって?
一言で言うなら…コイツらのあだ名だな。
この双子の姉妹のお父さんが会社の社長さんでね。
億単位の資産を持ってるから…そう言うわけで付いたあだ名なんだな。
とまあ、この横山家の一家は家族がたくさんいるからな…後々出てくると思うぞ?
んでもって…お兄さん…つまり俺は…説明したらいなくなるからな!
数話で…いなくなるのだよ。
「着いたわ!」
「うわぁぁい♪温泉だぁ♪ぼく温泉大好きなんだよー」
それは良かった…うんうん。
受付をささっと済ませる…でなければ姉様の方がスゴい睨んできているからな。
さてと…代金も払ったし…風呂でも。
全国の諸君!サービスだ…見と…ry
何?男の入浴の回想は要らない?
断られた…鬱だ…しn……ry
【カット中…しばらくお待ちください】
ようやく上がってきたか…どれほど待たされたんだ。
かれこれ………わからん………計算は苦手だ。
ん?…なんだ……その物欲しそうな顔は?
止めろ!ちょっ……オーダーするなぁっ。
……………………時は既に遅し…
まあ……いいんですけどね……うん。
「風呂上がりと言えば…ラムネよねー!この炭酸がサイコーっ♪」
「冷たくて…爽やかだぁ!」
そうだな…最高で爽やかな笑顔だなお二人さん…。
安月給の俺には苦笑い……お財布ピンチ…。
「うー……このビー玉取れないのかしら…」
「なんか入ってるねー。」
これがねぇ……この玉もナメられた地位だな。
本当の事を…いや、聞いた話だから真偽はわからないから鵜呑みにされると困るが…まぁ聞いてくれ。
【説明中…しばらくお待ちください】
「えぇぇ!?これってビー玉じゃないの?じゃあ何なのかしらこれ?スゴいものかしら?」
「まさか…偉かったなんて……うわぉ!」
そうだな…これは紛らわしいがビー玉ではなく≪エー玉≫である。たくさんの説ある。
…ポルトガル語でガラスはビードロのビー、もしくは直径16.85±0.15mmという規格に合わないB級品の玉と言う意味でB玉と言われているという説があるのだがな。
そんな規格の大きさに当てはまる偉大でグレートな玉が…このラムネの瓶に入ってるエー玉って訳だ!
A級の偉大な玉!讃えよエー玉!素晴らしい玉が…いや、卑猥だから変な解釈はするな。
決して自分は変態ではない……そうだ!その通り!
しかし先程から明日背中がピンピンと張るな。
な…服を引っ張られる感覚…。
ん?……………まさか!?
「ぼく……おかわりが飲みたいなぁ♪」
「もちろん!わたしの分もね♪」
立ちくらみのように、目の前が真っ白…いや、真っ黒になるのか。
財布は軽くなり……その後…自分の夕食はそれなりに貧相であったことは…言わずもがなしれたことではないが。
夕食?聞きたいか?
冷凍ご飯に…缶詰!そして…美味しい水道水のコンボ!
………はは…悲しい。
今日はもう寝よう…、疲れてしまう。