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初等科ー卒業の日ー

 初等科もついに卒業を迎える。今日はその卒業式だ。大半はそのまま中等科に進学するが、初級魔法の全習得が終わらずに留年を決めた生徒、留年はせず進学を諦めた生徒、元から初等科のみと決めていた生徒などもいるので、全員が中等科に進学するというわけではない。なので、今日でお別れになるクラスメイトもいるのだ。首都に住んでいるなら再び会う機会もあるだろうけれど、地方から進学の為に出てきていて地方に戻る子もいるので、そういう友達とはもう会う機会は少ないだろう。


 6年間を一緒に過ごしたクラスメイトとのお別れである。なんだか少し切ない卒業式だ。


 リラン君、アリーネちゃん、ジェシカちゃんは無事に初級魔法の全習得を終えていて、3人とも中等科に進学する。3人と中等科でも一緒なのはすごく嬉しい。


 ちなみに姉様は、私が初等科の6年間を過ごしている間に、中等科・高等科と順調に学んでいき、今日は高等科の卒業式だ。姉様は卒業後は父様や母様が働く魔法研究所で働くことが決まっている。


 卒業式は初等科、中等科、高等科と全て今日行われるが、時間は少しずつズラして行われることになっている。私と姉様みたいに、兄弟姉妹でダブル卒業式ってこともあるだろうし、家族がどちらの卒業式にも出られるようにとの配慮だろう。


 姉妹揃って卒業式を迎えるということで、今日はお祖父様やお祖母様も来てくれている。昨日からうちに泊まっていて、今日も卒業式の後は皆でお祝いして、明日までは滞在してくれるんだって!



 さて、卒業式は初等科から順に行われるので、私はそろそろ準備をしなくては!家族は既に会場に入っている。そこに私達卒業生が入場し、卒業式が始まる。学園長先生と6年間の授業を担当してくださった先生方からお祝いの言葉を頂き、卒業証書も授与される。ここまでは、予行練習通りだった。


 予行練習と違ったのは、最後の退場時に先生方が様々な魔法を駆使して、煌めく道を作ってくれたことだ。水、火、地、光属性の魔力を結晶化させたものを、風の魔法で道を形作るように飛ばしてある!



(うわぁ!すごく綺麗!会場中が温かな魔力で満たされてる感じ!)



 皆、その光景に見惚れてしまっている。学園長先生は変わらないけど、他の先生方は初等科の先生だから、中等科からはまた別の先生方に学ぶことになる。



(先生!最後までありがとうございます!)



 そう思いながら、可能な限りゆっくりと、その光景を目に焼き付けるように会場を出て行くのだった。



 会場を出た後は皆で教室に集まって、これでお別れになる友達との別れを惜しんだ。やっぱり寂しくて、涙目になっちゃう。ジョッシュ先生もやってきて、一人一人にメッセージを贈ってくれる。ジョッシュ先生に教わるのも最後なんだなぁ、そう思うとやっぱり涙が溢れてきてしまうのだった。


 名残惜しいけど、もう学校を出ないといけない。私やあと数人のクラスメイトは、兄弟姉妹の卒業式に参加するので残ってもいいけど、そうじゃなければここでお別れだ。またいつかどこかで会おうねと約束しあって、教室を出て行くのだった。



 中等科の卒業式の間は特にすることがないので、家族で集まってお昼ご飯をとった。今日は食堂が開放されているので、食堂で食べようということになった。皆も、私達初等科の卒業式のラストは感動したみたいで、その話題で持ちきりだった。



 さぁ、姉様の卒業式だ。会場に入り待っていると、続々と卒業生が入場してくる。列の半ばに姉様を発見!高等科の卒業式は皆、ローブを羽織っていてすごくかっこいい!学園長先生の挨拶も初等科の私達に向けたものとは違って、もう大人の仲間入りをする高等科の卒業生に相応しいといった内容に感じた。卒業証書の授与が終わり、卒業生の退場の時間だ。退場の演出は変わらなかったけど、規模が!高等科の方が先生が多いのか、先生達が総出で魔法を使っている為、結晶の数もすごく多い!さっき見たものと同じはずなのに、全然違って見えるのだった。


 ちなみに、この演出は毎年少しずつ変えていくのだとか。だから、私達が次の中等科を卒業する時には、違う演出が体験できるはず?それはそれで楽しみなアンだった。



 こうして、私達の卒業式は感動のうちに終わったのだった。

読んでいただき、ありがとうござます。これにて、初等科篇終了です。中等科篇、高等科篇ともう少し続きます。中等科篇からも、もう少しお付き合いいただけたら、嬉しいです。

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