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始まりは、夢から

初めての投稿なので間違っていたりどこかのアニメや漫画に似ていた場合は、御指摘やご意見をよろしくお願いします。出来る限り、オリジナルになるように頑張ります。もし、楽しめたら嬉しいです。


現在、第一部と二部を一つにする作業を実施しています。文章の急な変更や不具合が起きてしまいますが、勘弁してください。しかし、楽しんでいただけたら嬉しいです。

「どうなっているんだ!?ここはどこなんだ!?」


癒世イヤセ ヒカルは叫ぶなり自分の今いる場所の光景に呆然としていた。

一面は焼け野原が広がり、倒壊し瓦礫と化した街、空は漆黒ともいうべき黒雲が覆っていた。

まさに世界が滅亡した光景が広がっていた。


「ここは一体・・・・」


暫くしてからそんな倒壊した街の中を呆然と歩いていく。

(僕の知っている街じゃない)

光が歩いている街は自分が住んでいる街ではなかった。

(まるで古代遺跡)

街は現代ような高層ビルといった建物ではなく教科書などに載っていた古代ギリシアのような街並みであった。

歩いていると一際目立つ神殿が建っていた。

神殿は所々が壊れていたがほとんどは無傷でいた。そのためかその場で強い存在感を出していた。

光は知らず知らずの内にそんな神殿の中に入っていた。そして、迷う事なく神殿の中を歩いていた。


(何でだろう?前にも来た事があるような)

神殿の中は様々な装飾がされて壁の左右均等に取りつけられたランプに似た物からオレンジ色の明かりが神殿内を幻想的に照らしていた。そして、光が神殿の祭壇らしき所にたどり着くと一人の〝青年〟が立っていた。男は祭壇の方を向いていたが光が来たのに気がついたのか体を光の方に向けた。光はこちらを見ている青年に対して不思議な気持ちを感じていた。


なんだろう?この気持ち、怖いというよりは、むしろ、懐かしい感じだ。


何故か青年の顔は見ることができなかった。

しかし、その青年の口元が笑っているように光は見えた。

一方、青年の方も光を見ていたがやがて、右手を前にかざす。するといつ現れたのかその右手には槍に近い形状をした一つの〝杖〟がにぎらていた。

男は右手にある〝杖〟をその場で器用にクルクルと回し、ザクッと杖の先を地面に突き刺すと凛とした声で喋った。


『君に託そう、君にならできるだろう。君なら・・・・・・・きっと』


その言葉を最後に光の意識はそこで消えた。

「うわああーーっ!?なっ、なんだ夢か」

夢だと分かると光は、安堵した。

しかし、身体中は激しい運動をした後のように汗だくで心臓もバクバクと勢いよく打っていた。


「良かった・・・・。夢じゃなかったらどうなっていたか・・・」

改めて安堵する光は時計を見るとベッドから起きた。

そして、その夢は光の頭から消えた。


しかし、光の頭からは夢で見た光景を忘れることはできなかった。


光の朝は、早い。事情もあるが光はそれを当たり前のようにこなしている。


光は、風呂でシャワーを浴びて眠気を無くした。


「よし、今日もやりますか!」

シャワーを浴びながら光は張り切って声をあげた。


午前5時。

光の朝は、早い。今だに他の家の人は寝ている状態であるが光は家事のいくつかを任されている。そのために家事のスキルは自分と同年代の人達の中では随一であった。

そして、今日も光は、自分のする仕事に取り掛かった。


光が最初にする仕事は料理だ。

しかし、光が料理をするのは限られている。だが、光は、家族の中でも一番料理が得意だった。

そして、30分もすれば、テーブルの上には朝食が並べられていた。


「よし!一仕事完了!」

光は晴れやかな表情で言うのだった。


それから暫くして


「おはよう~お兄ちゃん~」

まだ眠たそうな表情をした少女が食卓の場に現れた。

「ああ。おはよう。ご飯できているよ」

その言葉に

「本当!じゃあ!早くお風呂入ってくる!」

さっきの様子はどこえやらといった感じに少女は走ってお風呂のある方へと向かっていった。

その後


「光。相変わらずいい匂いをこの場に出してくれるわね」

黒い長い髪を後ろに束ねた少女が来た。

「おはよう。茜姉さん。今日も鍛練?」

「ええ。日々の鍛練は重要だからね」

茜の首にはさっきまで使っていたタオルを首に掛けてあった。

それから暫くして

「おまたせ!」

もう一人の少女もやって来て席につく。

「おはよう。明里」

「おはよう!お姉ちゃん!」

茜の挨拶に明るく答える明里。

そして、食卓に全員が集まった。

「他の人達は」

「今日はいないわ。と言うよりいる日あった?」

「ない」

「それじゃあ。食べますか」

光の言葉に全員が手を合わせ。


いただきます。


という言葉を一斉に言った。


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