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ラフマニノフ「凄い!! 見てみろショパン!!」
ショパン「あっ!! アイザム・メトロン様からだ」
ラフマニノフは校長室のパソコンの電子メールを読んだ。
「ショパンとラフマニノフへ。いきなりで驚くだろうが、、提案がある。。裏宇宙の代表神として、表宇宙と裏宇宙の全ての霊界にピアノを普及させ、二人の作品を広めることを許可してほしい。ピアノという楽器が太陽系だけにしか認知されてないのはあまりにもったいない。詳しい話は会ってから話そう。君たちにとってはこの上ない話だろう。会う場所はアンドロメダ銀河のフェイバリット星1059のオルメス空港入口だ。。長旅になるだろうから、、本日の夕方5時に宇宙タクシーが君たちの元に着く。待ち合わせ場所までタクシーが直行してくれるから、宇宙旅行を楽しみながら必ず来てくれ。詳しい打ち合わせや計画を立てるために。。ちなみに3日間かかるから、、何が何でも時間を作ってくれ。。本当にピアノを広めたいなら最優先すべき事項だ。。 アイザム・メトロン」
ショパン「嘘だろ?? メトロン様がピアノを広めたいなんて……」
ラフマニノフ「表宇宙と裏宇宙の全てにだぞ??」
ショパン「オガサイ音楽学校コンテストランキングで優勝してから、、次からはオーケストレーションを極めようと思っていたが、またピアノのために生きてゆくことになりそうだな。こんな話されちゃね」
ラフマニノフ「原点回帰というやつだな」
ショパン「まだピアノを知らない全ての人たちに、こんな最も美しい素晴らしい音色を放つ楽器を教えてあげたい。まだ、ピアノに恩返ししきってなかった。まだまだピアノ普及発展のためにやることが山積みだ。やはり、ピアノからは離れられない宿命なのさ」
ラフマニノフ「ショパン。。ピアノと連呼しすぎだぞ。だが、、それでこそショパンだ!! 俺達はいつまでもピアノのために生きる男達だ!!」
ショパン「ちなみに僕たちの音楽作品も宇宙に普及されたら、莫大な生命ポイントが手に入るね。。著作権料や印税でね」
ラフマニノフ「そしたら、、また様々なことができるな!!」
ショパン「ピアノというのは楽器の王様だ。今までピアノからどれだけ美しい音楽が誕生したか……ピアノの無限の可能性をもっとたくさんの人に知ってほしい」
ラフマニノフ「ピアノを弾く喜びはどんな言葉でも表現しきれないよな」
二人は急いでアイザム・メトロンの指示した持ち物の用意に奔走した。。
3日間不在になるのでエキスパートピアノはゲンに任せた。
夕方5時、、
二人の前に車が現れた。
ショパン「じゃあ、、ゲン!! エキスパートピアノをよろしく頼む!!」
ラフマニノフ「行ってくるよ!!」
ゲン「行ってらっしゃい」
ゲンは宇宙タクシーに乗り込んだ二人を見送った。
ゲン「はあ、、ラフマニノフの一番の相棒になりたかったなあ……ショパンには敵わないな……僕はいつまで経っても第二の相棒のままだ……僕が自己犠牲したのもラフマニノフに振り向いてほしいというショパンへの嫉妬からだったんだけど……」
ゲンは寂しい気持ちになりつつも、、二人の仲が永遠に続きますようにと願う。
ゲン「ショパン、、頼むぞ!! ラフマニノフを!!」
ゲンはそう心の中でショパンに頼み、エキスパートピアノの責任者として学校に向かった。