50「一番豪華な音楽学校に」
ショパンとラフマニノフは霊界で現在、3番目の音楽学校
「エキスパートピアノ」の校長を2人で務めているのだが、
その学校の外壁工事について話し合っていた。
ショパン「僕の願いとしては、白い大理石とオレンジダイヤ
モンドで外壁を霊界一豪華なものにしたいんだが!!!」
ラフマニノフ「なぜ、そうしようと思った?」
ショパン「この世界で一番豪華でスゴイ音楽学校にしたいと
思ってね。学校の宣伝にもなると思うんだよね。ホワイトと
オレンジの組み合わせって美しいと思っているんだ!」
ラフマニノフ「それじゃあ、本物のオレンンジダイヤモンドを
使う気か?いくら金がかかるか恐ろしいな!」
ショパン「それだけ音楽学校に思い入れがあるんだよ!!!
300億生命ポイントまで出せる!ラフマも出してくれ!そ
うすれば、入り口に豪華なオレンジのダイヤモンドとホワイ
ト大理石をたくさんつけて、より学校を魅力的にできる。入
り口って一番みんな通るし、注目されるからね。また、ニュ
ースになるはずだよ!霊界で一番豪華な音楽学校の玄関入り
口としてね!そしたら、もっとこの学校が有名になり、僕た
ちの夢も前進するかもしれないし。それと、もっと大事な目
的があるんだ!」
ラフマニノフ「おそらく、予想だが、それだけ音楽学校にお
金をかけたとなれば、音楽学校のことをほったらかしにしな
くなる!あきらめきれなくなる!というようにしたいんだ
ろ?俺たちで!」
ショパン「そうなんだよ!よくわかったね!それだけの金
を、2人で600億生命ポイントをかけたとなれば、妥協し
なくなるだろう!音楽学校の価値を高めたいんだ!何があっ
ても音楽学校にすべてを捧げ、発展させてゆくという誓いの
印として、それだけの金を払ってほしいんだ!」
ラフマニノフ「300億も出すのか!!!気が引けるな!」
ショパン「これから永遠に音楽学校に尽くすという契約金み
たいなものだよ!大金を使い、誓い合うのさ!大金じゃない
と意味がない!それだけこの音楽学校に思い入れがあるんだ
よ!気に入ってるんだよ!」
ラフマニノフ「777億ポイントを最近、稼いだばかりだか
ら、出せないことはない。そうだな!やってやろうじゃない
か!ただ、こうしよう、左側の外壁にショパンのいうホワイ
ト大理石とオレンジダイヤモンドを。右側にはブラック大理
石とピンクダイヤモンドを!」
ショパン「ピンク?ラフマはピンクが本当に好きだね!そう
だね!僕だけのアイデアじゃなく、2人のアイデアで作った
方がいい!じゃないと、意味ないからね!お互いが一番好き
になれるような造りにしようね!」
こうして、外壁工事はスタートした。
霊界の物質は主に2種類のものがある。
「天然の自然に元からあるもの」=天然自然物
「人の思念により生み出されたもの」=思念操作物
ショパンとラフマニノフは前者のものを選んだ。
人の思念が生み出したものは、思念の有無や強さで時間と共に消滅してしまうが、天然自然物は、いつまでも残る。
音楽学校はすべて天然自然物により生み出されたものであ
る。
思念操作物を永遠に残るようにするには、方法があるが、それには金がかかる。
天然自然物の方が価値が高い。
思念操作物は、思念によりほぼなんでも生み出すことが可能なので、天然自然物よりも価値は劣る。
ショパンとラフマニノフだけの霊界で最も豪華な音楽学校はこうして造られることになる!
ショパン「ありがとう。ラフマ。僕のわがままに付き合って
くれて。でも、このエキスパートピアノの価値を高めたいん
だ!やる気が倍増するよ!1億倍くらいね!そのやる気のた
めにやったことなんだ!もっとがんばれるようにするために
必要なことなんだ!」
ラフマニノフ「お前がもっとやる気になってくれるのなら
ば、俺は喜んで協力するさ!もう、オーケストレーションが
苦手という呪いも無くなったわけだし、消滅する危機もなく
なったからな!お前といつまでも音楽学校を続けていこうと
思う!」