転生お姫様、勝負に勝つ
7…8話目?あれ?どっち?
「これで一度目。どうする?勇者よ」
「ひゅー…ひゅー…」
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!私今死にかけてない?体は動くけど…だいぶキツい。そうだ!そもそもゲームとかで毒状態やらなんやら言われてるけど、毒受けた側からしたらめっちゃキツいんじゃ…
「安心せい。即効性ではないからの。すぐには死なん。まあ持って10分かの」
10分…なるほど。時間制限付きってわけね。10分たてば私は毒で死ぬと。
「な…るほど…よほどの…実力者じゃなきゃ…10分以内に攻略なんて…無理って…わけね……」
「ああ。しかも、お主はまだ聖剣を使いこなせてはいない。先代勇者に追いつこうなんぞ、まだまだ早い。まあ、お主はただの、名ばかりの勇者というわけじゃな」
「こ…んな…ヤバい力…持ってんなら…人間にだって…対抗…できんじゃない…の?」
「無駄じゃ。あちらには科学兵器が山程ある。魔法は、科学に負けたのだ」
どうする…このままのほほんとしてたら10分なんてすぐに来る!村長が3回と言った辺り、何度当たってもすぐに死ぬわけじゃ無い。でも、結界に当たってもしっかり攻撃判定あるし…そもそもあんな強い結界、広範囲に広げられるの?おそらく、結界があるのは、前だけ。なぜなら、相手は私が前に向かって来る攻撃しか想定していないから。この世界じゃ、私はただの16の女。単純な攻撃しか出来ないと思われている可能性が高い。
「なら…」
私は一か八かの策に出た。
「どうせ死ぬかもしれないんだから…なら!私はやれることをやるだけ!!」
「ほう…?」
私は一瞬森に隠れた。何のため?それは…
「やああああ!!」
後ろに回り込み、剣を振り上げた。
「先ほどと同じ単純な攻撃!少しは学べぬのか!!」
「リヴァリド・エスペル!!!!」
ドスッ…
「がはっ……」
「チズさーーん!!!」
ステラが叫んでいる。びちゃびちゃと血がたれる。でも、成功した。
「天で自分の無謀さを悔やむのじゃな」
「あんた…バカじゃない…の?」
「む?」
「足を…見てみな…さいよ…」
「なっ…!」
「「!」」
魔女達もやっと気付いた。そう。村長の足には大きな切り傷がついていた。
「お前!なぜ…」
「さあ?なぜでしょう…?答えは…回復して…か…ら…」
バタッ
「チズさん!チズさん!チズさん!」
ステラの声が、あまりにも遠くに聞こえた……
チズどうやったんでしょうね!では、今回も読んでくださり、ありがとうございました!