表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/27

俺は毎日ダンジョンに挑む


 耳の奥でキーンと聞こえてきそうなほどの寒さの中、俺は側近のナクサスに叩き起こされ、モゾモゾとベッドから出る。まだ空に太陽は顔を出しておらず、本当なら寝ていたい時間である。


 ああ、ベッドが恋しい……

 早く起きるのも冬は辛いな。


 そんなことを考えながら、朝食を口に詰め込み、スピネル学園に行く準備をする。

 何事もなければ、自室から40分もあれば、俺は学園に着く。


 何事もなければ……な。


 只今の時間、学園始業、3時間前。


 東の空の朝焼けを眺めながら、俺は気合を入れる為に声を張る。


「よし!」


 そして、俺の部屋の扉は開かれる……


「王子、シールドは張りましたか?」

「おっと……そうだな」


 ナクサスに言われ、俺は魔法で全身にシールドを張った。全身シールドは魔力の消費が激しいから、あまり使いたくないが、背に腹はかえられない。


「いってらっしゃいませ」


 ナクサスを筆頭に使用人達が一斉に頭を下げ、俺を心配そうな眼差しで見送る。


 たかが学園に行くのに、なんでこんなに仰々しく見送られているのか……


 それは、我が王宮が……




 ダンジョンと化したからだぁぁぁぁ!(注……俺のみ)




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ