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0を司る者  作者: 理外
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第22話 ダンジョンとレベル祭り【6】




どうやら最奥の間という場所の門番を

やっていたらしいドラゴンを倒し、

続く扉の前にやってきた零。




扉を開ける。

押して開く式。




最奥の間は1階の庭園をそのまま小さくした様な場所だった。

それでも東京ドームくらいの広さはある。


そしてその中心らへんに、

木で出来た台があり、その上にソフトボール

くらいの虹色に輝く玉が乗っていた。


恐らくこれがダンジョン・コアなんだろう。

コレがあれば出られるらしいがどうするの

だろう??


ただ1つ気になるのはさっきドラゴンの

言ってた狼の子がパッと見、見当たらない。



と思っていたのだが、台の後ろを覗いて見ると、

そこに丸くなって眠っている白い毛並の

狼がいた。




一言だけ。



「めっちゃかわいい。」




ぇ、ナニコレ??

めっちゃかわいい。



豆柴って分かります??

あの、柴犬のちっちゃい奴。

正式にはそんな種は無いんですけど、

その豆柴の白い版が目の前にいるんですよ。


今は丸くなってるから分からないけど、

真っ直ぐになっても30㎝無いんじゃ無い

かな??ってくらいの大きさですね。


気持ち良さそうに眠っているので、

起こさないでダンジョン・コアを調べる事に

する。



とりあえず鑑定。



《闇夜の神樹ダンジョンのコア》

魔石ランク:EX

状態:最良




ダンジョン・コアは魔石に分類される

らしい。

EX??SSの上かな??

魔石である事が分かったので、触れても

問題無いと判断し、触れてみる。



・ダンジョンの外へ出ますか

はい/いいえ



そうゆうシステムなんだね。

とりあえずまだでないので、いいえ。

コレを使った後このダンジョンがどうなるか

とか色々知りたかったんだが。



とりあえずまだ白い狼は起きないので、

最奥の間を回ってみる。


色々な花とか咲いてて、すっごい綺麗なん

だけど、回って特に何もないかな〜?

と思ったが、

せっかくなので隅々まで調べる事にした。


そして発見する。ドーム状になっている天井の1番高い部分。


少しだけ穴があいているのだ。


飛んで確認すると、人が通れるくらいの

スペースがあり、見上げる限りその穴は

続いていた。


これを確かめない理由はない。

狼もまだ起きる気配はないので、

穴の中を飛んで進む。


意外と直ぐに穴を抜けた。

1分くらい飛んでたら抜けれた。


このダンジョンに入る前の俺ならもっと

時間はかかっていただろう。

今も表示され続けている

・レベルが上がりました

の文字を見ながらそんな事を思った。



抜けた先はまたもや庭園。

先程の東京ドーム程広さも無く。

広さは20畳程である。


その中心に背は高くないが綺麗な、

何か神聖さすら感じる木があった。


その木の頂点には最近ではそれしか食べて

いない、スターフルーツがなっている。


近付いて手に取る。


なんだか神々しい光を放っている。

貴重そうなので鑑定。


《ゴッドスターフルーツ》

闇夜の神樹の頂点に生る実。

神樹の力を蓄え、食べた者に新たな可能性を

与える。



名前に神。入ってるやん。

スゲェな、おい。


まぁめっちゃクチャ美味そうなので、

早速頂く。




「いっただきまーす。」


ガブリ。


・・・。


この世の食べ物とは思えない。




そんな言葉が浮かんでくる。

そして。


・限界突破を習得しました


・剣術・神を習得しました


・炎神魔法を習得しました


・氷神魔法を習得しました


・雷神魔法を習得しました


・金神魔法を習得しました


・時空魔法を習得しました




ほ??

なんか色々習得した??



鑑定。


・限界突破

上限を解放する



・剣術・神

神の如く剣を扱かう事が出来る


・炎神魔法

神の炎を扱かう事が出来る


・氷神魔法

神の氷を扱かう事が出来る


・雷神魔法

神の雷を扱かう事が出来る


・金神魔法

神の鉱物を創り出せる


・時空魔法

空間を距離・場所関係なく、自由に行き来できる

次元収納のスペースに限界が無くなり、

時間の停止、加速、遅延を選択できる




おぉ!!!

なんか神の〜とかどうでもいいけど、

時空魔法いいねぇ!!


遂に時間停止機能付きのアイテムボックスを

手に入れた!!


これでいくらでもスターフルーツを収穫

できるぞ!!



他の炎神とかなんか物騒ですね。

てか要ります??


まぁ強くなって損はないと思いますが・・

神??

理解が及ばないですね〜。

まぁ使う事もないでしょうし、

いいでしょう!!

ほんといざって時の隠し玉ですね、

出来ればずっと隠れていて欲しいものです。



時空魔法は最高ですね。

便利魔法と名を変えてもいいんじゃない

でしょうか??

もうこれで歩く必要も無くなったので、

いよいよ、デブライフが始まるかも知れない


太らない程度の運動もしようと心に決め、

狼の元へと戻りながら漸く、

レベル祭りが終わったので、

ステータスの確認をする。




ステータス

広瀬 零 LV. 184450

HP 36888380/36888380

MP 36888380/36888380

STR 9221940

VIT 7377546

DEX 9221940

AGI 14755102

INT 9221940


スキル

剣術 LV10

火魔法 LV10

水魔法 LV10

風魔法 LV10

土魔法 LV10

詠唱省略 LV10

魔力操作 LV10

魔力感知 LV10

瞑想 LV10

夜目 LV5

解体 LV10

獲得経験値倍加

ステータス上昇率倍加

バース言語理解

鑑定 LV10

偽装 LV8

高速睡眠 LV10

睡眠学習 LV10


ハイスキル

剣術・極 LV10

炎魔法 LV10

氷魔法 LV10

雷魔法 LV10

金魔法 LV10

空間魔法 LV10

収納魔法 LV10

無詠唱 LV10

並列思考 LV10

睡眠魔法 LV1

上級鑑定 LV1


ウルトラスキル

限界突破 NEW

剣術・神 NEW

炎神魔法 NEW

氷神魔法 NEW

雷神魔法 NEW

金神魔法 NEW

時空魔法 NEW

0 LV3


称号

召喚されし者

魔導を極めし者 NEW

魔導の真理を見定めし者

限界を超えし者 NEW

闇夜の神樹ダンジョン攻略者 NEW

睡眠を極めし者

0を司る者




今回は今までにも増して上がるだろうな〜

とは思っではいたが・・・。


ドラゴンさんの倍以上になってる。



1万レベル通り越して18万。

【0】1個間違えてないかな??大丈夫?



何はともあれ、これで生きるだけなら

困る事は無いだろう。というか困るシーンが

思い付かない。

力強すぎてぶっ壊したりとかするのかな

と思ったが、DEX。器用さも増している

ので何の問題もない。


ただやはり、全力で走るなんて事はもう

無いだろう。

山とかにぶつかってもそのまま人型トンネルができるレベルだと思う。

下手したらもっと酷い有り様になるかも

知れない。



ステータスの確認が終わった頃には最奥の間

に戻って来ていた。

最奥じゃなかったけどね。


未だに眠っている小さな白い狼を見て、

和みながら、今後の方針を考える。


出来ればこんな陰鬱な森はパッパと抜ける。

今ならあの見えない壁もぶち壊せそうな

気がする。


抜けられたら、とりあえずは街があれば

向かう。やっぱりベッド欲しいもんね。

1人で居るのは慣れっこなので、そんなに

気にならない。


寝床の確保が出来れば、資金集めだな。

いずれは自宅が欲しいですな。

もうこっちの世界に住む気満々である。

もし帰れても帰るかちょっと分からない。


こんな力がバレたら人体実験真っしぐらだよ

薙ぎ倒すけど。



まぁこんな所でしょうか。

もし落ち着いて、なんか面白そうな場所

とか気になる事があればその都度、探索しに行くのもいいだろう。

夢が広がるね!!


よし!



活動方針も決めた所でスターフルーツを

食べながらふと、狼のステータスを見てみた



ステータス

フェンリル LV. 1

HP 200/200MP 300/300

STR 40

VIT 20

DEX 50

AGI 80

INT 70


スキル

風魔法 LV1


ハイスキル


ウルトラスキル


称号



っくふ!!

ステータスまでかわいい。


攻撃力40だよ。

かわいすぎる。


そんな事を思っていると、

何やらもぞもぞと動き始めた!!



寝返りを打ち、小さい口を開きあくびを1つ

しながら、目一杯に体を伸ばしている。



すると、少し離れた場所から座って見て

いた俺とフェンリルの目が合う。


フェンリルはゆっくりと4本足で立ち上がり

テクテク此方に近付いて来る。




「ほ、ほ、ホゥ幅がちっちゃいっっ!」



テクテクテク、テクテクテクテク。



かわいい・・・。



そして俺の目の前まで来たので、そっと

手を伸ばすと、指を咥えた。


ぇ?最初は戸惑ったが、フェンリルが指を

吸っている動作とドラゴンの魔力を必要と

する的な事言ってた事思い出して、

ほんの少しだけ指先から魔力を流してあげる



・従魔術を習得しました


・従魔術のレベルが上がりました


・フェンリルを従魔としますか

はい/いいえ



はい。



・フェンリルを従魔としました




フェンリルが従魔となったらしい。


気持ち良さそうな顔で指を咥えている

フェンリル。

10秒程で満足したのか胡座をかいて座って

いた俺の足のスペースに入って来て、

また丸くなった。



かわいい。



モフモフの毛並を撫でながら一緒に

睡眠状態へと移行する零であった。

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