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今日も更新
朝かいて、更新予約して就寝
ネタは仕事中に模索
学園内に設置された図書館
そこを私は自室にしている
1階ホールは誰でも閲覧可能な本が並び、2階は魔本等、貴重な爺のコレクションルームになっていた
因みに立ち入り禁止である。
「ささ、こっちこっち」
「…………」
私は2階へと獣人の少女を引っ張っていく
少女の首には奴隷の証である首輪があり主人である私の言葉に反抗はできない
そんな少女をつれ私は一番奥の本棚の前へと来ると手をかざす
すると本棚が揺らぎドアが現れる
「さて、この先が私の部屋、そして君の部屋だ。」
意味が解って無いのかポカンと口を開けている。
その少女を引っ張りドアを通り抜けた。
その先には特徴の無いベットだけ置いてある部屋
そこのベットへと少女を誘導すると私は自らの本体である魔本を手に取り唱える。
「解き放て」
私の言葉と共に少女の首輪は弾け飛び
少女を縛っていた奴隷の証は跡形もなく消え去った。
「これで君は誰にも縛られない。逃げるも私と契約し力を得るも自由だ。どうしたい?」
「………………」
少女は動かない。
困惑してるのか、迷っているのか
感動してるのか、怒っているのか
少し待ち、私は少女に逃げ道を提示する。
「もし、迷っているのなら……私のお願いを聞いてみないかい?」
その言葉に少女の顔は明るくなる。
「私からのお願いは、ここ(図書館)の管理を一緒にして欲しいんだ。」
「……?」
「管理といっても誰も来ないからね、最初は掃除とか私のお世話とかそこら辺かな?」
「……」
少女は考えることなくこくりと頷く。
ここで終わらせれば奴隷の縛りの無い奴隷がいずれ出来上がるのだが、私が欲しいのは奴隷ではない。
「了承してもらえたのなら私からは、言葉と力を与えよう、どう?」
「……」
少女は困惑しながらもこくりと頷いた。
「では早速、力を与えるに当たって……服を脱いでくれる?」
「…………」
私の言葉を疑うこともなく少女は服を脱ぎ裸となる。
ふむ。
副乳はないのかぁ……
目の前にある少女の裸体はごく普通の人と変わらない
隅々まで観察し人との違いを探す
獣人の情報はないので足りない物をここで埋めておく
体は人と変わらない
ただ一部が獣化しておりそこは混ざった魔獣によって差異が出るのだろう。
この娘は狼タイプの魔獣と混じっているのか、右腕は手から肘まで
左腕は手首から肘の間が狼の前足になっている。
足は両方が太股まで狼の物だ。
正面や顔に特に獣らしさはなく、眼が紅く煌めいているぐらいだろうか?
頭には狼の耳がピンと主張しており、人の耳は確認できない
髪は人とほとんど変わらない質感、若干ごわごわしてる。
背中には襟足が腰まで続いていてそのまま尻尾が一本生えている。
触れると感覚があるのかビックっと震えた。
一通り見た目の情報を魔本へと登録し服を取り出す。
私特製の一点物だ。
狼獣のワンピース
自動サイズ調整 戦闘補助 変化
スキルを付け加え渡すと服を着ずに私と服を何度も見る
いいの?こんな高そうな……
とでも言いたそうだがそれは私からのプレゼントなので服を取り着させる。
「…………♪」
服を着て自らの姿を見る姿はとても愛らしい。
これから少しずつでもこういう姿を見ていきたいと思う
最初の仕事はこの無機質な部屋のコーデでもたのもうか……
そういえばこの訳の解らないものでも、ブックマークしてくださる優しい方が居るみたいです。
ありがとうございます