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  作者: kanappe、
1/1

アッサリ仕上げのつもりで書きました。

語り尽せば、焼そば以上に濃いもので

一応、ワカメスープ程度に。



こちら私の実体験を元に作っており、一部の方には少々理解し難い行動をしておりますが、抑えて書いているつもりでも、不快を感じた方は、読むのを直ぐ!止めて頂くか。

もしくは、無理して最後まで付き合って頂きたいですね。



前書き読んで下さり、ありがとうございます。


―深い深い、海の底に居る様な…

暗く寒い所で、呼吸さえ出来ずに

ただ私は…


自分の心の音を聞いていた




最近、ニュースを見てるといろんな暗い事件が多いけど、私が一番眉をひそめるのは、〔動物虐待〕のニュース。

虐待をする人間は、違う形で違う何かから虐待を受けてるんだろうけど…

そこでどうして、弱い者を最悪の場合殺してしまうのか。

これを〔弱肉強食〕と言う奴が居れば、私はこう言いたい。

「弱い者の心を殺す事がお前の生きる為に絶対必要な事なのか」










―私は昔、心を殺された人間の一人

とゆうか、自分で自分を殺していたと言う方が正解なのかもしれない。



中卒で就職した私は、福祉施設で働いていた。

夏が来て、仕事にも慣れた頃…


私一人、春になっていた。

ドキドキする恋をした。


彼はバンドマン。私も友達とカジリ程度のバンドを組んでいた。彼の歌は素敵だった。彼の弾くギターも、ベースもドラムも。

スポットライトを浴びながら、叫ぶ彼はキラキラしてて、今でも思い浮かぶ。


何より彼は、気さくで優しく皆の中心に居る様な人物で豪快に笑う姿は大物を匂わせる。


でも私はそれ以上に、彼が奏でる以外な程綺麗で熱いピアノが好きだった。


そんな貴方に惹かれていった。


車の中で何気なく重ねた唇は、とろけてしまいそうで…

でも強がりの私は必死に平静を装った。


その時私はすでに

甘い誘惑にめまいをおこし、海へ後ろから堕ちていた。




なんだか私は浮かれていた。


本当に夢中で彼を思った

本当に夢中で彼を愛した


初めてどころの話じゃないのに、私はこれ以上ない程感じていた。

自分の中の熱い想いに自分自身が呑み込まれていた…



そう。私は酔っていた


彼の甘い歌じゃなく

彼の甘いキスじゃなく


私自身に酔っていた







始めから、気付いてた。

彼の携帯に私以外の女の履歴が何件もある事。

気付いてた。

私は〔数多く〕の中の〔一人〕という事。

そして何より、本命の彼女との間にある…たからもの。



「それでもいい!」

私は彼に何も言わず何も聞かず、自分から連絡するのは毎日の〔おはよう〕のメールだけ。

あとはひたすら待って待って…待って待って待って…。

彼に言われた訳でもなく、迷惑をかけて

「面倒な女だ」

と捨てられるのが怖くてしかたなかった。



待っているのも簡単じゃない。

私はこの頃から自傷を繰り返していた。

その時の私は、血液が手をつたう事で生きている実感を得ていた。


何度も何度も


私は深い海の底へ堕ちて行くのが怖くて怖くてたまらなかった。

発狂した私は必死で逃げる方法を考え、辿りついたモノが…ふと目に付いたナイフだっただけ。




もがき苦しみ、海底を恐れ…

私は自分の意思と反対に、深く…深く闇へと堕ちて行った。






いつしか、私の中で何かが切れる音がした。


そして、私の耳元で男の人がこう言った。

「好きな人のタイプは?」

振り返ると誰も居なくて、混乱しながら私は適当に答えようと息を吸った瞬間

「名前を呼んでくれる人ー♪」

おそらく幼稚園くらいの女の子の声だった。


私は硬直した


不思議な声が聞こえたからではない。

私の本音を、普通とは違う見えない角度から突き刺された様だったから。




そういえば、彼は

「お前」

と呼ぶが、名前を呼んでくれなかった。


呼ばれ方なんて大して気にした事なかったけど、何かが、何かが引っ掛かった。


その声は、数日間

私の中で話していた。



そして

「本当にいいの?」


と最後に言いのこし、去って行った。




私はやっと自分の気持ちと素直に向き合った



私は彼を〔本能〕ではなく〔理性〕で好きだと言っていた

そう、辛い恋をしている自分に酔い…気付けば身動きの取れない所に来てしまっていた。と。







私は携帯を取り、

彼へ一通のメールを

震える手で送信した。



本文

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

好きだったよ


ありがとう


でももう

疲れちゃった


さよなら。



――END――










これが、私の精一杯。


たった1年の短く

ディープで甘い誘惑も

これで本当にさよなら。







―私は今

深い深い海の底


苦しさも感じない

暗く寒い海の底


私は心の音だけを

聞いている―






―――

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