転生4.vs最強のあん黒龍との対決!! 採集決選!!
夢の中でメッシーにいわれました。
「もっとサイドを積極的に使っていけよ!!」
だから書きました。
航海はしていない!!www
by”天に輝く堕天の黒点”ブラックファントム・ゼロ
《SIDE零夜》
「ヘッ!!この世界にきて始めて歯ごたえのあるやつに出逢ったぜ!!ハッ!!」
おれは目の前のでっかい巨体にそう吐き捨てて剣をぬいた。
《OUTSIDE零夜》
《SIDE少女たち》
「あっあれはっ!!完成していたのっ!?」
その大剣を見たとき、わたしは転向した先の教室で通学路でぶつかった男子生徒を見つけたような大声で叫んでしましました。
「えっ完成していたってどういうことなのっリスティーナ!!」
エイファシアさんのの声にわたしはうなづきました。
「じつは昔、城の次女たちが話していたのをきいていたのをよく覚えていました」
「よくおぼえていたのっ?」
「はい、よく覚えていました。」
「よくおぼえていたのね・・・。」
「はいっ。わたしは記憶術もSランクですので。」
「なるほどっ。それなら納得だわっ!」
わたしはあの輝かしいばかりに輝いた剣を指刺しました。
「あの大剣は銘を『スーパードラゴニックドラゴンスレイヤーキラーソーディアン!』といいます。そしてその真名は、『ハンドレッドビリオンレイピア』」
「えっじゃあまさか・・・。」
「はい。伝承にはあります。
『龍射殺すは呪われし断罪の真剣なり!!そして百と億なりし竜を殺し尽くしたる刻、その封印は説かれ真実の姿が世界に著すだろう』と。
つまり、レイヤ様は、あの方は・・・。」
「百億の竜を殺したもの!!ドラゴンの点滴!!ドラゴンスレイヤーキラーなのです!!」
《OUTSIDE少女たち》
《SIDE零夜》
「悪いが、一撃で決めさせてもらうぜ!?」
おれはスキルを発動!
「幻惑の崩壊曲!!」
一瞬のうちにあいてに距離を積めると、まずうしろにまわりこみ一撃、それから横に飛んでまた一撃、最後に逆側に回り込んでまた一撃した。
それが0.0003秒に起こったことだった。
「終わったな・・・。」
おれは勝利を核心していた。
いくらダークネスオブシャドウドラゴンが強くてもこれには絶えられない。
ダークネスオブシャドウドラゴンはゲーム中一体しか出て来ないモンスターで倒したらもう終わりなのでそもそもおれしか倒していないのだが、ゲームのときもこの技で一撃で何度も倒した経験がある。
だが、それは甘かった。
「ギャオオオオーーン!!」
やつはおれの技をくらってもまだまだ元気そうだった。
「おっおかしいこんなはずじゃ・・・はっ!!」
おれは大事なことをきずいてしまった。
ゲームではラングドシャ歴98年だったのに234年になってたことがあった。
それとゲームではモンスターも敵倒すとレベルアップするのだ。
つまり、このドラゴンはその間のだいたい120年くらいの間に成長をとげたのだ。
「クッソ、そんなの、反則じゃねえか!こんな強いのだして、負けたら、どうしてくれるんだよ!!」
この世界はなんてくそげーなんだ。
おれはクソ神様を呪ったが、しかしおれはあきらめなかった。
「幻惑の崩壊曲!!」
もう一回やった。だが、それは無駄だった。
「なっなにっ!?」
おれは驚く。ダークネスオブシャドウドラゴンが嗤う。
「おれに・・・おなじ・・・わざは・・・痛痒・・・せんぞ!!」
「なんてチートだっ!!」
おれはくやしくなった。
おれはチートしてないのに、こんなチートな生き物が許されていいのか!!
「おまえの・・・わざは・・・すべて・・・見切った・・・。もう・・・むだ・・・。」
「なっなんだとっ!?」
「太陽戦史のわざ・・・くせ・・・ある・・・。おれさま・・・見切った・・・」
「ばっばかなっ!!」
おれはためしたが、やっぱり通じなかった。
もうダメなのか・・・?
おれはここで、GAMEOVARなのか!?
《OUTSIDE零夜》
《SIDE少女たち》
ご主人様の攻撃が無駄になっていくのをわたしは無駄に見ているしかなかった。
「わたしにはご主人様を無駄に見守るしかないのっ?」
そういうとわたしの手をリスティーナがにぎってくれた。
「わたしも鑑定術をつかって弱点を探していますがまるでありません。でも、ひとつだけできることがあります。」
「なに・・・?」
「レイヤ様を信じて、祈ることです。」
わたしはハットした。
そうだ。
わたしがご主人様を信じてあげなくてどうするのだ。
わたしは識っている。
ご主人様の力強さ。ご主人様のたくましさ。ご主人様の無人像の体力。ご主人様の硬さ。ご主人様の熱。そしてご主人様自身の・・・。
「エイファシアさんっ!!」
リスティーナの声に我に返った。
見ると、ご主人様が、立ち上がっていた!!
《OUTSIDE少女たち》
《SIDE零夜》
絶望の縁から舞い上がったおれは、ふふふと笑った。
「はははは。ちゃんちゃんらおかしいな?」
「なん・・・だと・・・。」
「その程度でおれを見切ったとは、ちゃんちゃんらおかしいっていってるんだよ!!」
おれは、おれはスキルを発動する!!
「絶望の叫び」
「ふんっ!また・・・太陽先師のスキル・・・か・・・。きかぬ・・・なにっ!?」
しかしそのスキルはドラゴン見切れなかった!!
「なっなぜだっ!?たしかにおまえのデータはすべて採種したはず!なのに、なぜっ!!」
あまりの驚きの言葉がどもりぎみになるドラゴン。
おれはそこにいばる様子もなく正直にいった。
「闘いの途中で進化しないと、だれが決めた?」
「まっまさかったたかいの途中にあみだしたっ!?」
「そのとうりだっ!!」
やはりおれがそんなことできるとは想像もしなかったらしい。
しかし、これだっておれだから出来たことだ。
おれには職業がふたつある。
ひとつには太陽戦市。もうひとつがやはり同じくらいのレア職業、業製作者だ。
「この職業は単体では最弱だ。だが自分の心で、魂で業を想像することができる特殊能力だけを持つ!!」
「業を自在に創造し、それを想像するだとっ!?そんなのは神の領域だぞ!?」
「だったらおれも、神なんだろうよ。」
「貴様っ!人間の分際でっ!それに実はわしにはスキルの類は一切きかないのだ!」
「なにっ!?」
それだったら業製作者でも凌駕してしまう。
もうダメなのか・・・?
おれはここで、GAMEOVARなのか!?
《OUTSIDE零夜》
《SIDE少女たち》
「レイヤ様っ!わたしには祈るしかありません。がんばって!」
《OUTSIDE少女たち》
《SIDE零夜》
「だったら、こんなのはどうだ?」
絶望の縁から舞い上がったおれは、残像を作り出した。
しかもおれのステータスはふつうのレベルの5000レベル以上!レベルがあがったからもっとだ。
おれが早すぎたため、出来た残像は・・・五万!!
「ふっふん!業はきかないといっただろう!はっ!!」
ドラゴンの両手からいてつくほどの波動がほとばしり、スキルとかを消していく。だが、
「なっなぜ消えない・・・。」
だがその答えは感嘆だ。
「それはこれが、業ではない、からだ!」
「なにっ!?まさかっ!?」
「そのまさかだっ!おれは純粋に光速で動くことによって残像を発生させているんだよっ!」
あんまり早く動きすぎると必ず残像ができてしまうのはよく知られているところだが、それを五万にできるのはやはりおれの力と業があってこそだった。
しかも、
「ふっふん!しかしただの残像ごときはめくらまし・・・なっなにっ!」
ドラゴンが驚いた声あげるのも当然だった。
ドラゴンが残像にやられたのだった。
「わるいな。その残像は、実態をもってるんだ」
そう、この残像はまったくのおれのオリジナルであり、なんと質量をもっているのだ!
こんなのはどんなロボットアニメを見ても出て来ない独創的な発送だろう。
「堪能したか?これがおれの、業ではない業、『質量のある残像』!!」
「『質量のある残像』・・・!?」
ダークネスが旋律する。
このままおしきれるか、そうみんながおもったそのとき、
「ならば・・・おれも・・・みせてやろう・・・。わたしの・・・とっときと・・・いうやつをな・・・」
ダークネスに突然闇がそこに集まり、ダークネスは闇色の発酵を始める。
《OUTSIDE零夜》
《SIDE少女たち》
「あっあれはっ!?」
それを見て突然わたしが大声をあげました。
「識っているの?」
「はっはい!あれはダークネスオブシャドウドラゴンの必殺技、オールレンジフルファイヤアタックです!!これは・・・まずいかもしれません。」
「そっそんな・・・。ご主人様・・・っ!」
エイファシアさんが両手を前で組んで乙女の祈りのポーズをする。
乙女の祈りをしていたエイファシアさんが突然大声をあげた。
「あっそれにしてもあなたはなぜそんな知識をっ!?ダークネスシャドウドラゴンの情報はSSランク扱いのはずよっ!?」
「わっわたしにはS級の諜報術スキルがありますからっ!」
「だったらしょうがないわっ!」
エイファシアさんは乙女の祈りのポーズに戻った。
《OUTSIDE少女たち》
《SIDE零夜》
おれのまわり中にダークネスオブシャドウドラゴンが飛び回り、まわり中から攻撃をしかけてくる。
「四方からの攻撃っ!?」
「ふふっ・・・。あまいな・・・。さすが人間・・・あまい・・・。」
その言葉に真意を悟った。
「これは・・・四方じゃない!八方、十六方、三十二方・・・まだ増える!!六十四、百二十八、二百六十六、五百四十二・・・約千、約二千、約四千、約八千・・・・・・約10万だと!!」
大すぎて計算が追いつかない!!おれは悲鳴をあげた。
「そう・・・あまりに早い速度でくりだす、約10万方向からの、超全方位全力全開攻撃!!これがわが・・・埼京の一撃だ!!」
「くっ!?」
おれの残像は五万。
10万には全然足りない。
いくら実態があるとはいっても、たったの五万の残像で10万の攻撃を防ぐなどということは、一体につきふたつの攻撃を防がなくてはならない計算となってしまうので無理だ。
そんな無理難題、人間に手足がふたつずつあったりしなければ、とても不可能だ。
「遠慮なくいくぞ!!超全方位全力全開攻撃!!」
「くっ!?」
10万方向すべてから攻撃がくる。
防げるとはおもえないがやるしかない!!
「うおおおおお!!」
おれは防ぎ初めた。
《OUTSIDE零夜》
《SIDE少女たち》
ご主人様たちは、恐ろしい早さで銭湯に入りました。
シュンシュン!ヒュッ!ドガガガガガガガガ!!バシュッ!ガインガイン!ズガッ!!キュインキュインキュイン!!シャッシャッ!斬ッ!!ビューン!バシュン!ジュッ!!ドガバキグシャー!ズドドドドドン!鬱ッ!!バキッバキッバキッ!ヒューンガチャーンドゴーン!ウィィィィィン!!どどんっ!!ピーッピーッピーッ!!!キラッ☆シュバババーン!!ダダダダッ!破ッ!!ゴウッ!チュインチュイン!シュウィンシュウィン!!フワッ!キッ!ババン!チュン!バッガーン!!
音を訊いているだけで、そのすごさが伝わってくる、そんな戦闘でした。
そんな禿しい戦闘を、わたしたちは見ていることしかできませんでした。
「ああっ!?」
となりのリスティーナが胃痛な声をあげました。
すると戦いがおわりレイヤ様が血を拭いて倒れたのです。
わたしはピントきてしまいました。
「まっまさかあなたっあれが見えていたのっ?」
「はっはいっ!」
「そっそんなっ実力的にはSS級くらいのわたしですら見えなかったのにどうしてっ!」
「わっわたしの動体視力強化術はS級ですからっ!」
「だったら見えてて当然ねっ!」
「それでっどうしたのっ!?」
「レイヤ様が・・・。」
「ご主人様がっ!?」
リスティーナは今にも鳴きそうだった。
「レイヤ様は卑劣にも相手が放ってきた10万の攻撃のうち5万をなんとかしのぐことが成功しました。けれど残されたたくさんの攻撃は絶対不可避の5万の攻撃。ふつうであればここで終わるところをレイヤ様は気合と今生を使って4万9999まで裂け切りましたが、最後の一発は見失ってしまったのです!」
「そっそんなっ!」
「そしてそれに気を取られるあまり、レイヤ様は残像の操作をミスって同士撃ちになってあんなに傷ついて・・・。」
「えっじゃあ最後の一発は?!」
「行方不明のままですっ!」
「行方不明ならしかたないわねっ!」
《OUTSIDE少女たち》
《SIDE零夜》
「がっがはっ!」
ダークネスオブシャドウ何とかに『超全方位全力全開攻撃』をやられて、おれはもうぼろぼろだった。
手足は動かそうとおもわないと動かないし、魔法や業なしでは空を自由に飛ぶこともできないだろう。
だがっ!!だがっしかしっ!!
おれは、あきらめてなんかいなかったことが明らかになるっ!!
「お前はもう死ぬなwwつぎもし超全方位全力全開攻撃やったらお前はもう死ぬwwww」
ダークネスオブシャドウ何とかが、勝ち誇った恵美を見せるのを、おれはかろうじてゆるした。
だが、それ以上は許さなかった。
「やってみろよ。」
「なにっ!?」
「いいから、『超全方位全力全開攻撃』やってみろっていってるんだこのタコ野郎!!」
おれの険幕にダークネスオブシャドウは当然びっくり仰天した。
「よいのか?!貴様っ?!死がこわくないのかっ!?いままでわしにハム買ってきたやつらは、みんなみんな命があぶなくなるとママンママンと泣き叫び、みっともなく泣き叫んで命乞いした。おまえは、おまえはやつらとはどこかちがうというのかっ!?」
「いいから、さっさと・・・やれっていってるんだよこのタコ野郎!!」
おれはそれはただの挑発ではなかった。
おれは、おれはもう見切ったのだ。
実はおれは・・・もう勝っていたのだ。
それを識らないダークネスオブシャドウオクトパスが、やる!
「しっ死んでもわしはしらんからな!!『超全方位全力全開攻撃』!!」
だが、それは・・・無効!!
「なっなにっ!」
おれは、たったひとつの残像すら使わずに、完全に、受け止めていた。
びっくり仰天するくずなダークネス邪道オクトパスに、おれはいう。
「おまえの、『超全方位全力全開攻撃』。たしかに、すごく強くみえるっ。しかしそれはただ、一本の腕が早く動いているだけだっ。つまり・・・。」
びしっとダークネスオブシャドウドラゴンを指差した。
「最初の一撃をとめてしまえば、あとの99万9999初の攻撃は・・・・・・・こない!!」
「なっなにっ!まさか貴様っ!たったあれだけのっ、攻防でっ、わが奥義の弱点をっ、見破ったとっ、いうのかっ・・・!!」
びっくり仰天なのはダークネスオブシャドウドラゴンだ。
人間のような知能では絶対に見破れない業だったのに、それをおれが三秒もかからずに見破ってしまったのだから悔しいのだった。
たしかにそれは功名にかくされたトリックだった。
世界に目を向ければ九発の斬撃を同時にやっちゃう業とか1秒に100発なぐっちゃう業とかいろいろあるが、こんなコロンブス以上の発見方法で打ち破ったのはおれ発である。
そして、もうそれ破った以上、こいつに要はない。
「さて・・・。そろそろ、おわりに、しようか・・・。」
おれは・・・最初っから実はずっと鞘から抜いていなかった剣を、抜いたっ!!
《OUTSIDE零夜》
《SIDE回想》
ある日の暮れ方、おれが雨宿りしてるときである。
おれは急に悟った。
「やっぱり、敵が弱くったって、本気でかかってきてるなら、最初っから全力でやらなくちゃいけない。そうできないのは・・・くずだっ!!」
《OUTSIDE回想》
《再度零夜》
「そういう・・・ことか・・・。」
おれはぽとりとつぶやいた。
おれから急にわきあがった『力』に、ダークネスオブシャドウドラゴンがあとじさる。
「なっなんだこの迫力は・・・。」
「これが、おれの本気だってことだよっ!」
おれは、とうとう隠されていたおれの本気の力を介抱する。
「行くぜ!!ゾアントロピー無限増大!!」
あまりの力に、世界が塗り買えられる!
「きゃっきゃあっ!すごい力ですっ!」
「こっこれがレイヤ様の全力っ!?」
うしろで女どももさわいでいた。
「こっこんなっ!みとめないっ!みとめないぞっ!こんな馬鹿なことがっ!わたしにはっ!」
あまり内容の内容なことをいっている往生際の悪いドラゴンに、おれはゆった。
「しってるか?世界には、ゾアントロピーってもんがある」
「なにっゾアントロピーだとっ!?そんなものを識ってるのか?!」
「ああ。もちろんだ・・・。」
ゾアントロピーは素粒子力学や一般論的相対性理論とおなじく、世界の源を決める最戦端科学だ。
もちろんこんな田舎の次元の生命体が織っているはずはない。
おれはしかたなく説明する。
「いいか?ゾアントロピーとは熱力学におけるもっとも起訴的な概念のひとつであり、それは常に増台し続けるという性質を持っていると呼ばれている!そしてけっして減ることはない!だからそれは、ほとんど運命そのものなのだ!」
頭の悪い読者のためには、もっとわかりやすい例を出す。
きれいな部屋がある。
でもそれは三日たつと汚れて散らかってしまった。
もっといおう。
最初主人公は武器はぬののふくとたびびとのふくしか持たずに旅に出る。
でもだんだん増えていく。
各師団ジョンに行くともっと増える。
これは自然の節理。
それはどうやっても避けられないことで、ゆえに運命とのちに呼ばれることになる。
それがゾアントロピーなのだ!!
「だが、ゾアントロピーがなんだというのだ!そんなもの、ただ知識をひけらかし、自分が頭がよいことを自慢してわたしに童謡を誘おうという考えなのではないかっ?!」
「違うな。生命のゾアントロピーが大きくなりすぎていきつく先。それがなにか想像がつかないか?」
「まっまさか・・・。」
「そう、死、だよ。」
おれは非常にも告げた。
「そして、おれの必殺技『ブライト・シャイニング・ダークネス拳』はもう発動している・・・。」
「あっそういえばっ!」
そこで、ダークネスオブシャドードラゴンが苦しそうにした。
もはや、ダークネスオブシャドウドラゴンは虫の域だ。
だから、ダークネスオブシャドゥドラゴンに、おれは勝ち誇ってゆった。
「築いたようだな。だが業はもう発動している。ゆえに、もう遅い。」
「なっなんだと?」
ダークネスオヴシャドウドラゴンは驚いたが、もう遅かった。
「必殺技は、なんで必殺技とゆうか織ってるか?それは技が発動したら最期、近くにいるやつらは断末摩すら揚げられず必ず死ぬからだ!」
「そっそんな・・・。まさか・・・。このわしが・・・。ギャアアアアア!!」
「つまらないな・・・。」
あまりにあっけないあん黒龍の最後だった。
倒れた黒竜を見下して、おれは舌打ちをついた。
「だからこの業を使うのはイヤだたんだ・・・。」
おれが臨んでいるのは強敵との闘いだ。
だからこの業を使えば簡単に勝てるにもかかわらず使わなかった。
だが、相手が本気なのにこちらが本気をださないとかくずだ。
だから本気を出してこの業をつかった。
そういうことだった・・・。
「チッ。だがこれが運命なんだ・・・。」
そしておれは仲間のところに帰ろうとしてびっくり仰天した!
「リスティーナ!?エイファシア!?」
仲間たちがふたりとも息をせずに倒れてまるで死んでいるようだったのだ!!
「まっまさかっ!ダークネスオブシャドウドラゴンの攻撃をうけてっ!?」
おれは真相を織ってしまった。
おれは大丈夫だったが、ふつうの人間にはダークネスオブシャドウドラゴンの強さは強すぎたのだ。
おれは自分が勝つことばかり考えてダークネスオブシャドウドラゴンの攻撃からかばうのを忘れていた。
その結果が、ごらんのありさまだ・・・。
もっと速くおれがまわりの生き物全部を殺せる『ブライト・シャイニング・ダークネス拳』を放っていたら、彼女たちは死ななくて澄んだかもしれないのに・・・。
「だがっ!おれはあきらめないっ!おれは今度こそ、この手にこぼれた命を拾い集めたりしないっ!必ずっ!絶対っ!ぜいいん助けるっ!!」
おれは決意を荒谷して解決策を探して、
「あっそうだっ!」
おれは超SSS+級レアアイテム、『復活の真珠』を出した。
これがあれば助かれる!
だが、問題があった。
『復活の真珠』は一個だけ。
なのに、仲間はふたりいる・・・っ!!
「いやっ!おれはあきらめないっ!おれは今度こそ、この手にこぼれた命を拾い集めたりしないっ!必ずっ!絶対っ!ぜいいん助けるっ!!」
おれは決意を荒谷して解決策を探して、
「そうか、このアイテム高価をもとに、あたらしいスキルを創造すれば・・・!!」
アイテムと同じスキルを創造するなんて凡人の発想できないことだ。
だが、おれはやった。
『復活の真珠』を自分に私用して、その効果を、コピーする!!
「おおおおお!新報殺・創造!!」
おれの全身をひっかかれるような痛みがおそう。凡人なら三秒で発狂してしまうほどの激しい激痛だった。
いわゆる生みの苦しみだ。
だがおれは絶えた。
しかし・・・。
「これじゃ・・・効果が、足りない!!ならっ!!」
おれはそこで、『三倍効果』を使う。
これは太陽戦子のレアスキルで、消費アイテムの使用回数を二回増やす便利業だ。
それでさらに二回自分に『復活の真珠』をつかって、完全に『復活の真珠』の効果をものにした。
「復活、しろーーー!!」
おれが世界初の復活業でふたりを復活させると目を冷ました。
「あっあれっここはっ!?」
「わたしはいったい何でっ!?」
混乱するふたりに状況を説明する。
「つまりわたしは、ダークネスオブシャドウドラゴンの卑劣な攻撃のエジキになったんですね・・・。」
「ご主人様の足手まといにはなりたくなかったのに・・・。」
自分たちが役立たずだと錯角してふたりは肩を並べて肩を落としたがそれを元気づける。
「いいや。ふたりは美人だしかわいいよ。おれが保証するよ。」
「れっレイヤ様っ!」
「ああっご主人様っ!」
ふたりがとびついてくる。
おれもふたりをだきしめたかったが、おれにはそのまえにやることがあった。
「ちょっと、まっててくれ。」
振り返ったは、倒れたダークネスオブシャドウドラゴンだ。
こいつはたしかに悪だったが、そんなに悪い悪ではなかったかもしれない。
自分を殺そうとしたやつに何をあまいことをとおもうかもしれないがこれはおれの感だった。
だがおれの感はたまによく当たる。
「なっなにをなさるおつもりですかっレイヤ様っ!?」
「あっあぶないわよっ!にげてーっ!?」
さけぶふたりを無視して、おれはダークネスオブシャドウドラゴンに復活の業をつかった。
すると、いきなり目の前にすごい線香があがる。
そして長い長い閃光がおわったとき、そこには、なんと・・・。
「き、きみは・・・?」
――小さな黒い羽根をはやした、はだかの幼い幼女が立っていた。
一番びっくり仰天したのはエイファシアだった。
「なっなんで女の子がこんなところに?ダークネスオブシャドウドラゴンは?」
その質問には幼い幼女が堪えた。
「わたしが・・・ダークネスオブシャドウドラゴン。」
「えっでもっ!?あんなに大きくてごつかったのに・・・。」
「あれは・・・仮のすがた・・・。」
「なんだって!?」
驚愕の事実におれたちはびっくり仰天した。
では、この姿こそが真の姿だということか。
あのおそろしいダークネスオブシャドウドラゴンの本体がこんなにかわいい幼女だなんて、どんな小説家やどんな漫画化もまだ一度も書いていない、いや、それどころか想像できないような以外な事実だった。
さらに・・・。
(・・・ぴとっ!)
「ちょっ!」
「なっなっ!?」
女性人の驚きも無視してはだかのままダークネスオブシャドウドラゴンがくっついてくる。
ダークネスオブシャドウドラゴンはすっかりおれになついてしまったようだ。
「あなたは・・・つよいおす。わたし・・・したがう・・・。」
おれはべつにぜんぜん下心とかなかったのだが、どうやらおれがダークネスオブシャドウドラゴンを倒してしまったせいで動物の本能のせいでそういう風になってしまったっぽい。
しかも、おれが洞窟を出ようとしてもついてこようとする。
「なあ。きみはおれについてくるつもりなのか?」
「・・・いく。つよいおす・・・ついてく。」
「参ったな・・・。」
おれとしても、こんなになついてしまったかわいい幼女を殺すのはしのびない。
でもこいつはすごく人間を苦しめている悪いやつだから退児を頼まれたわけだし、あ、でも回心させて連れて帰っても退児させたことになるだろうか。
おれは非情に悩んだ。
リスティーナとエイファシアはどうだろうか・・・。
おれがふたりに目をやると、ふたりも同じ気持ちのようだった。
・・・まあ、リスティーナはちょっと踏まんそうだが。
「・・・これ以上人間をおそったりしないと約束できるか?」
おれがゆうと、
「・・・する。・・・もともと、じぶんから人間、おそったり、しない・・・」
「えっ?!でも王様はドラゴンから責めてきたって・・・。」
「それは、うそ・・・。わたし、生まれてからずっと・・・巣穴から、でてない・・・」
「なんだって!?」
おれたちはびっくり仰天した。
だとするとおれたちは王様にだまされたことになる。
「チキショウッ!!まんまとだまされたっ!!」
最初から話がうますぎるとおもったんだ。
やっぱり焼土下座だけで人を信用したおれが馬鹿だったんだ!!
おれの怒りを感じたのか、リスティーナが話をそらすようなナイスな提案をした。
「あの、この子の名前を決めちゃわないですか?いつまでもダークネスオブシャドウドラゴンじゃ、不便ですし・・・。」
「たしかに・・・。」
ダークネスオブシャドウドラゴンといちいち読んでいたら疲れるし、ダークネスオブシャドウドラゴンだってうんざりしてしまうだろう。
何かいい名前がないか考えて・・・。
「――『urea』――」
おれの頭に、天啓のようにあるひとつの単語がうかんだ。
「ゆ・・りあ?」
ダークネスオブシャドウドラゴンが首をかしげる。
「ああ。なんか、きみを見ていて急におもいだしたんだ・・・。たぶん、化学かなにかででてきた単語だとおもうんだが・・・。」
「ユリア、いえ、ユーリア、でしたっけ?きれいな、言葉、ですね。」
「さすがご主人様ですっ!!」
「よせよっ。あたいまえのことをしただけだ・・・。」
リスティーナたちがおれをほめるのですこし照れた。
「ユーリア、いい・・・なまえ。」
ダークネスオブシャドウドラゴン、いや、ユーリアも気に入ってくれたみたいで何よりだ。
「それじゃ、帰るか。王様にききたいこともあるしな。」
「ついていく・・・ごしゅじんさま・・・。」
ユーリアがおれをそう読んで、
「だっだめよっ!ご主人様をご主人様って読んでいいのはわたしだけなんだからっ!!」
エイファシアの猛攻技を受けた。
おれは困ってしまったが、ユリーアは妹みたいなのですぐに思いついた。
「じゃあ、これからはおれのことをおにいちゃんって余分だ。」
するとユリーアは素直な妹みたいにうなづいてくれた。
「わかった・・・。これから口からクソをたれる前と後に、おにいちゃんってつける・・・。」
「こっこらっ!女の子がそんなはしたない言葉つかうんじゃねえ!!」
「そう・・・?よく・・・わからない・・・。」
こうしておれの仲間にくわわったダークネスオブシャドウドラゴンの化身にして最強のダークネスオブシャドウドラゴンのユリーア。
やれやれ、また面倒なやつが増えちまったぜ!!
《OUTSIDE零夜》
《SIDEなぞの人物》
だが、そんなころ・・・。
深夜。目の冷めるような新月の明かりを浴びて、ひとつの悪だくみが振興していた。
「グヘヘヘヘ」
月光すらも届かない真闇の中に、ふてぶてしく邪悪なる笑い声が響く。
そこにいるのはその邪悪ななぞの人物だけではないのだった。
「アッアン、キモチイイ!!たまんない!!」
男にしだなれかかるように、複数の女が男にもたれかかっていた。
彼の下半身からは汚くてみずぼらしくてでっかり職種が生えていて、それが動く旅に女が強請をあげる。
「そっそんな・・・かっ堪忍してー!!」
しかしよく見るとその美人なら絶対いわないような下品な台詞をいった女は実はそんな大した美人でぇはなく、町を歩けばたまにたくさん見つかる程度の女だった。
そこにいる一番美人の女も整形してるみたいな顔で、深夜のお色気な番組みくらいにしか出る価値がないレベルの女に過ぎない。
「らっらめー!! とんじゃうー!!」
そうさけぶ声もあまりきれいではなく、化粧したガマガエルくらいのかわいさの声だった。
やっぱり本当にきれいな人は零夜のようなすごい人のところにしかいかないのかもしれない。
そこに、変な兜と全身鎧をつけた『惨殺の白猫将軍』があらわれた。
彼女の正体は、『惨殺の白猫将軍』。ふたりめのなぞの人物である。
「宰相隔靴。かつて奴隷商人に身をやつしていた闇の魔法使いヘルマーンからお手まみをあずかって参りました。」
そういって一目見るだけで邪悪な手紙をわたす。
「ふん!ヘルマーンめ!このまえの王女をさらって奴隷にしてひどいことに使う作戦は失敗したが今回はおめおめと作戦を成功させたようだな!しかしこちらもダークネスオブドラゴンさえたおせれば・・・。」
「では!?」
「いいだろう!計略を楽しみにしているぞとつたえろ!」
「はっ!」
性別不明の変な鎧の女は、さっさと出て行った。
残されたなぞの人物はたかだかと公娼をあげる。
「グヘヘヘヘ!!これでベニエ国をのっとる計略はもうもらったも同然だ!世界はこの宰相ジャアンクールのものとなってしまうのだ!!グヘヘヘヘヘヘ!!」
はたしてこの宰相とよばれたなぞの人物はだれだったのか。宰相の口にした計略とはなんなのか。そして宰相の触手は何本あるのか。
そして零夜の大ピンチがここに始まった!!
《OUTSIDEなぞの人物》
《SIDEなぞの人物2》
そとにでた鎧の変な女が外に出てためいきをついた。
「ふっふう。やっぱりこれをつけていると窮屈ね」
そういってそのなぞの人物の二人目が全身鎧をぬいだがもしぬいだとこを見た人がいたならきっとびっくり仰天してしまったのだろう。
そこには『惨殺の白猫将軍』のすごいひみつが隠されていた!!!!
はずした全身鎧の下から、ぽろりとこぼれたのは以外すぎる白物!!
なんと、なんとなんとなんと・・・!!!
――ぽろりとこぼれたのはなんともちろん、まさかの純白の胸パッドだったのだ!!
なんと、『惨殺の白猫将軍』は胸の大きさを気にするに過ぎない少女だったのだ!!!!
「むね・・・おおきくならないかな・・・?」
そういって憂痛な表情でしゃべる『惨殺の白猫将軍』の少女。
あっでもまだ『惨殺の白猫将軍』の顔は月明かりとか暗くて見えなかったため、その性別とかはわからないのだった。
はたして彼女の正体は何者なのか。その目的とはいったいなんなのか。そして彼女の胸はちゃんと大きくなるのか。
そのなぞの正体はだれもしらない・・・。
《OUTSIDEなぞの人物2》
《SIDEおまけ》
一方その頃、同じ真夜。
おれのベッドに、ユリーアがもぐりこんでいた。
「なんだか目がさえちゃってねむれない・・・おにいちゃんっ」
「そうかしかたないな。じゃあよく寝むれるおまじないしてやろうか?」
「うん・・・して・・・おにいちゃんっ」
「やれやれ」
何才になっても妹ってやつは手がかかるものだ。
おれは可哀い妹をだきしめた。
そして・・・。
「アッアン、キモチイイ・・・!! たまんない・・・おにいちゃんっ!」
「そっそんな・・・かっ堪忍して・・・おにいちゃんっ!!」
「らっらめー!! とんじゃう・・・おにいちゃんっ!!」
「アッアン、こんなのはじめて・・・おにいちゃんっ・・・。」
ぐっすり寝むれたそうですwww
《おもしろかった?ww》
それはサイド違いだー!!!!wwwww
と思ったひと、何人いる??www
異議は認める。でも藩制はしていない!!・・・以上!!!!!
てゆーか「なろう」の読者レベル低いなー!!
あんだけいー観想贈れってゆってもおくんないし・・・ツマンネ!
しばらく交信休むかもねー!!
じゃっ、ばびー!!
by”黒雲の申し子にして闇の超新星”ブラックファントム・ゼロ
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その後、『なろう』で彼の姿を見たものはいない……。
END
です。
ブラックファントム・ゼロでなくてもネット小説で見せ場が終わってエタるのはよくあることですし、何よりこの作品は書いているとだんだん頭がおかしくなってきて危険が危ないので、ひとまずここで幕ということにさせて頂きます。
当初、出落ち確定の内輪ネタとして投稿したので、作品コンセプトの説明不足で混乱させてしまった方や、真面目に期待させてしまったご新規の方は申し訳ありません。
これで零夜の物語は終わってしまいますが、悲しまないで下さい。
――例えこの物語が終わっても、零夜はあなたの心の中にいます。
むしろ悪い意味で絶対にいます。
こんな作品を最後まで読んだんだから、いないはずがありません。
だからこれはきっと、さよならではないのです。
ここまで読んで下さった方、本当に本当に、お疲れ様でした。
by”ブラックファントム・ゼロの中の人”ウスバー