転生3.vs最強のあん黒龍との対決!! その1
《SIDE零夜》
――焼土下座の阻止。
おれは常人ならほとんど無理なことだが、おれにはたやすいことだった。
王様は危機一発をとめてくれて、おれを感謝のまなざしで見た。
「あっありがとうきみは心優しい若者じゃ!」
「やめてくれっ!おれは尊敬できる漢を助けるという自分の目的のためにやっただけなんだっ!」
おれは人格的にはどちからというと温厚の部類に入るが、自分のこだわりのためにやったことなのにいい人みたいにいわれることが多かったので気に食わない。
「あたいまえのことをしただけなんだ。そんな感謝されてもしょうがない。」
これだけははっきりいっておかなくては。
しかしそうやっていったのに逆効果な時もある。
「しかもすごく検挙で偉いとは・・・。この世界にもまだこんな若者がいたか。」
「だからやめてください。おれ目立つのは嫌いなんで・・・。」
そうおれはいったが王様はやめなかった。
それにそれをみたほかの人々も次々におれを硝酸し、ほめたたえた。
こんな全然大したことない当たり前のことでほめられるのはちょっと複雑な気分だ。
この世界にはそんなこともできないくずが多いのだろうか。
「とにかくあんたは本当の嘆だとおもう。にげていった宰相はくずだが・・・。」
おれは本心からいったのに王様慌てた。
「いっいや大臣だってあれはすごくいいところがあるしとても有能なのだ!だからすぐに許してやれ!」
「なんだって!?」
どうしてこんな焼土下座する勇気ある人があんなくずの大臣をかばうのだろうか。
「なんならもっかい焼土下座をしてもよい!むしろ王様にいい気味だからさせてくれ!だからわし・・じゃなかった宰相をゆるしてほしい!」
今なにか鷲とかいってなかったか?この世界には猛禽類いるんだろうか?
そんなとりとめもないことを考えながら、おれはしかたなくうなづいた。
「今回だけ特別ですからね」
「やっやった!感謝するぞグヘヘヘヘ。」
「グヘヘヘヘ?」
「いっいやなんでもない。感謝するのじゃ!」
そのときおれは鋭い第六巻で異常を関知したが、あんまり無礼だと失礼だとおもわれるとおもって、いわなかった。
「そっそれよりおれはあんたが気に入った。何かひとつだけならお手伝いしますよ?」
すると王様はびっくりして思わず口をすべらしてしまったみたいにいった。
「なんとっそれはしめたことじゃ! 見たところこの坊主の力は協力無比!!王様を魔法具であやつって傀儡人形にしたてあげた絵画あったわい!!」
「えっいまなにかいったか?」
「いっいやっ!なにもいっておらんぞ!とっとにかくくれぐれも宰相を悪くいってはならんぞ!」
「まっいいけど」
おれはすぐにあきらめた。
実はこの言葉はおれの考えがあっての言葉だ。
おれは前の世界では強すぎて退廃な人生を送っていた。
けれどこの世界なら強い敵がいるはずだ。
たとえばあの・・・『ダークネスオブシャドウドラゴン』のような・・・。
まあそんなに強いのはいないだろうが、この王様に困ったことがあるならそこに強いやつがいる確立は高い。
すると王様はいった。
「じつは、おぬしには『ダークネスオブシャドウドラゴン』を退児してほしい。」
なんてこった・・・。
『ダークネスオブシャドウドラゴン』。
おれの宿命のライバル同士は、ここでも立ちふさがるのか・・・!?
それから王様はこの国の苦しい実情を語ってくれた。
「じつはここから三日ほど町の右のほうのダンジョンに、『ダークネスオブシャドウドラゴン』は住んでいて領民たちを常に三日三晩苦しめている。わしらはなんども倒そうと頑張ったのじゃが並みの精鋭ではまるで歯が立たない。そこでレイヤ、おぬしの出番なのじゃ!」
「なるほどっ。なんの罪もない国民が、しいたけられて(なぜか変換できない)いるなら、おれがイカ猿を得ないなっ!」
世界で一番わるいことは、弱くて自分の力で自分の力で自分を守れないやつらをしいたけることだ。
そういう弱いやつを圧倒的な力の差で倒して喜んでいるようなやつがおれは大嫌いだった。
おれのように強さの果てに行ったものならだれだってわかっている。
本当に強いやつは心が強いだけであって、その強さは力ではない。
だからそれがわからない弱いやつを倒しておれが強いと思ってる弱いやつをおれが弱いやつを倒すおまえの方が弱いやつなのだと真実を告げて、おれが圧倒的な力の差で倒してやることがおれの最高の喜びで生きがいだった。
おれは悪の手先を倒す喜びにもえていたが、そのとき、
宰相(グッヘッヘばかめ。実は『ダークネスオブシャドウドラゴン』はなにも悪いことはしていなく、わしらが勝手に財宝ねらいで責めていったのを返り討ちしてるだけじゃが坊主はそんなことしるよしもない。もし坊主がにっくきあの『ダークネスオブシャドウドラゴン』を倒したらわしらが財宝は独り占めし放題じゃ!)
そんなことを大臣がおもっているとはしるよしもなかった。
そこでいよいよ『ダークネスオブシャドウドラゴン』との因縁の対決がスタートしたが、おれはまず、女たちを説得しなくてはいけなかった。
「お前たちをつれてはいけない。いままでいっしょに色々な冒険をしてきたが、今回ばかりは危険なんだ。わかってくれ。」
リスティーナもエイファシアもふたりともすごい美人でおれがいなければまっとうな人生を歩んでいけるかもしれない人材だ。
ここで無貌な戦いにいどむのは、あん黒龍という危険を犯すのはおれだけでいい。
そんあ風におれはおもったのだ。
だが、おれがおもったよりふたりの決意は難かった。
「わたしはレイヤ様の奴隷ですっ!!なのに・・・なのにどんな危険な場所にもついていかれなければ奴隷とはいえませんっ!!」
リスティーナが涙ながらにうったえる。
「もしひとりでイクというなら、まずわたしを殺してからイッてください!!」
「リスティーナ・・・」
こんなにおれのことをおもってくれたのか。
おれはただただリスティーナに勘当した。
「わかったよ。だが、ひとつだけ訂正してくれ。」
「え?」
「おれにとってきみは奴隷なんかじゃない。美人で花蓮な、おれの最愛の奴隷だよ・・・。」
「れっレイヤさま・・・////」
おれとリスティーナはどちらからともなく見つめあう。
その唇が、どちらからともなくちかづいて・・・。
「アッアン、キモチイイ!! たまんない・・!」
「そっそんな・・・かっ堪忍してー!!」
「らっらめー!! とんじゃうー!!」
「アッアン、こんなのくせになっちゃう・・・。」
満足してリスティーナを話したおれだが、まだエイファシアの説得が残っていた。
「・・・またせたな。」
「べっべつにっ!いま来たところよっ!」
最初からずっといっしょの部屋にいたからバレバレなのだがそんな健気なことをいうエイファシアにおれはかわいいとおもったが、ぐっとガマンする。
奴隷だったリスティーナと違い、エイファシスはもともとこの国でちゃんと居場所を持っていた人間だ。
おれにつきあって無貌なチャレンジに望むべきじゃない。
「さっきもいったが危険なんだ。お前はただの受付場にもどれ。」
「イヤよっ!わたしはご主人様の愛にふれて世界を変えました。もうあなたのいない生活になんて絶えられないっ!」
「だがっ!」
「それにっわたしは精霊魔法が使えますご主人様っ!ぜったいに足手まといにはなりません!」
「なにっ精霊魔法!?」
精霊魔法は太陽戦死などの特殊な職業でなければエルフだけが仕える特別な魔法だ。
その破壊力は絶大につきるといわれている。
「しかも使えるのは闇属性の超光魔法よ!」
「なにっ!」
あまりしられていないことだが、闇と光は表裏一体である。
闇があるところに光があり、光があるところに闇があるからだ。
しかし、その技術を体得するには凄まじい修業と、何よりすごい才能が必要なはずだ。
「もし本当に闇の超光魔法が使えるなら、たしかに・・・。」
それを訊いて、エイファシスの目が光線的に光った。
戦闘体制になったとおれにはきずいた。
「なら、ためしてみる?」
エイファシアの言葉に、おれも構えをとる。
「そうだな、いくぞっ!!」
おれはさけび、おれたちは全力でぶつかりあって・・・。
「アッアン、キモチイイ!! たまんない・・!」
「そっそんな・・・かっ堪忍してー!!」
「らっらめー!! とんじゃうー!!」
「アッアン、こんなのくせになっちゃう・・・。」
おれはベッドに倒れるエイファシアを見てつぶやいた。
「たしかに、なかなかの強敵だった・・・。」
残念ながら精霊魔法を見るヒマはなかったがこれだけ凄ければ大丈夫だろう。たぶん。
こうしてふたりともつれていくことになった。
三人で連れ立って町を出る。
守衛の男が美人ふたりと密着しながら歩いていくおれをすごく羨ましそうに見ていたのが印象敵だった。
まっどんなに見ててもふたりは身も心もおれのもんなんだけどねwww
「そういえば、エイファシアの強さはなんとなくわかったが、リスティーナは何ができるんだ?」
おれは洞窟にいく途中でそんなこと聞いた。
ふつうの人なら洞窟までの道は過酷で苦しいのでおしゃべりなんてできないが、おれにはもちろん赤子に手をひねられるよりも造作もないことだったのだ。
「はっはい。わたしはもともと王じょ・・・いっいえっ特殊な生まれだったので、ひととうりのことはできます。」
「ひととうりというと?」
「はっはい。剣術棒術体術魔術針術精霊術変装術奇術柔術舞空術秘術美術手術に節約術、全てSランク相当の腕前です!」
「それは・・・すごいな。」
それが本当なら、リスティーナはどんな状況でもSランク以上のはたらきができるということだ。暗酷龍に通用するかはともかく、すくなくとも奴隷商人とかにつかまりそうになっても自力で倒せる程度には強いようだ。
それにしても、さっきリスティーナは『王じょ・・・』のあとなんていいかけたのだろうか。
いいかけたというかもうすでに全部いっちゃってる気もしたが、よくわからなかった。
「それで、逆に弱点とかはないのか?」
「じゃっ弱点ですか?その、いまはこのカッコウなので、その、風魔法とかが・・・。」
おれの質問にメイド服のスカートをおさえながら、真っ赤になって応えるリスティーナ。
どうゆう意味か殺那の間だけ考えて、すぐに応えは出た。
「ああっそうか。リスティーナはいまノーパ…「レイヤ様のバカァ!!」」
台詞の途中でものすごい右ストレートがおれを襲った。
「い、いいパンチだったぜ・・・ガクッ。」
おれはそれだけいいのこして倒れた。
うん、リスティーナもこれだけ凄ければ大丈夫だろう。たぶん。
「そういえば、レイヤ様はまだレベル1なんですよね?」
「えっあんなにすごいのにレベル1なのっありえないっ!」
エイファシアはびっくり仰天したが、真実は残酷なのだ。
本当だよといおうと自分のステータスを見て、おれはあっと驚いた。
「あっなんだこれはっ!」
おれは自分のステータスを見てあっと驚いた。
おれはびっくり仰天したのだが、
「れっレベルがいっきに50になってるっ!!」
どおいうことだ?
太陽戦士はものすごくレベルがあがりにくい辛い職業だから、ゲームでやってたときは悪徳プレイヤーを湯水のように倒してやっとレベル2になるくらいのだったのに・・・。
「あっそうか経験地100倍っ!!」
おれは神様に願ったことを思い出した。
これはそのおかげの効果か。
たしかにAランクとかを一気に倒せば0・5レベルくらいは経験地が入るかもしれないからそれが百倍になった結果がこれなのだ。
「もし千倍っていってたら一気に五百レベルか・・・。」
一気に成長限界を超える成長を遂げるところだった。
やっぱりチーとは危険だ。
そういうのがあると、すぐにチーとに頼りきる人間になってしまう。
おれはこの前の自分の決断の正しさに感謝した。
「しかしレベル1じゃなくなったのはよかったな・・・。」
やはりレベル一だと雑魚やくずに侮られる人生は好きじゃない。
そうおれがにやにやしていると、だがそのときおれの耳には異常な音声を感じた。
――あーしまったなー。レベル1じゃなくなったからチンピラのやられ台詞使い回しできなくなっちゃったなー。あたらしいやられ台詞考えるのめんどいなー。
「なっなにものだっ!すがたをあらわせ!」
おれがさけぶと姿は洗わさなかったが、正体は見せた。
――あ、見つかっちゃったか。こんちわー天の声です。
天の声?天の声・・・あっ!
オマエ天の声っていうかただの作者だろ!?
――ダメだよーそういうのはーきずいてないふりしないとー。
うるせぇ!!てゆーか馬鹿作者!
てめえのせいでおれはこんなわけのわからん星に飛ばされて苦労してるんだからな!!
――いやーめんごめんご。
謝る謝罪にぜんぜん誠意がかんじあれねえ!!
そもそもいきなりヒロインキャラとか増やしちゃってちゃんと掻き分けできるのかよ!!
まだ3話なのにヒロインふたりとなかよくなりすぎてすでにちょっと修羅場っぽいかんじだぞ!?
――それがちょっと困ってるんだよねー。でもヒロインはそれぞれ魅力的だから減らそうとはおもってないよ!むしろもっと増える予定ww
このダメ作者!くず作者!気取るんじゃねえよ英検四級落ちたくせに!!
――英検のことはいいっこなしだろ!おっおっと、つづき書かなきゃ・・・。じゃーねー!!
二度とくんな!!
おれが天の声こと作者(たくさんの読者様が待ってるのに更新スピードをあげないなまけモノ。まあでもそんな生獣だけどいいところもあるよ?)をしっしとおいはらっていると、エイファシアたちに変な顔をされた。
「どっどうかしたんですかっご主人様!?」
そういえばふたりがいたのを忘れていた。
おれはすっかり天に向かってひとりごとをいう変な人になっていた。
「なっなんでもないなんでもない。」
おれは必至でごまかした。
「なんでもないならいいですけども・・・。」
エイファシスは不満そうだったがしぶしぶと同意した。
もうひとり、リスティーナは、
「レイヤ様?あんまりメタなことばかりいってると読者がついてこれませんよ?」
「えっ?いまなんてっ?」
「いいえ、なんでも。行きましょうレイヤ様。」
何事もなかったように歩き出すリスティーナ。
もしかするとリスティーナが一番恐ろしい存在なのではないだろうかとおれはおもった。
そんなこんなでダンジョンのおく。
そこに、やつはいた。
果てのないほどの暗さ、そして黒さ。
漆喰よりも暗い、そして昏い闇の獣が、いま、目覚めの刻を向かえようとしていた。
――『ダークネスオブシャドウドラゴン』。
かつてある王国を死に至らしめ、今なお数多の伝説に語られる埼京の龍が、おれたちの目の前に立っていた。
「あっこれはっ!?」
「あっ足がうごかないっ!?」
おれのうしろでリスティーナとエイファシアが足をすくませていた。
しかし無理もない。
その信じられないほど大きくて巨大な巨体からは凡人であればその姿を見ただけでショック死してただちに絶命して命を落とす程度のオーラがにじみ出ていた。
さらに、悪いことは重なるものだ。
「すぐに・・・たちされ!」
それだけではなく、巨体から虚ろな声が聞こえる。
「おろかな・・・人間よ。いまならとくべつに・・・殺すのは勘弁して・・・やるぞ?」
ここでただの凡人かくずなら恐怖でしゃべることもできずに失禁しながら命乞いをして泣きさけんだだろう。
だが、おれは・・・凡人なんかではなかった。
いや、そんなことはありえなかった!
「残念だったな・・・。おれは、おまえみたいに命を大切にしないやつがだいっきらいなんだよ!!」
――こうして、戦いの火豚が切って卸された!!!
長くなりすぎちゃったのでここでカット!!
次回は戦闘戦闘また戦闘のバトル会になる予感!!
つづきは・・・・・いい感想がいっぱいは行ったら書くかもねー??
悪い乾燥は・・・・・ダメー!!
by天の声こと”闇の中でこそ光る闇色の漆黒”ブラックファントム・ゼロ
 




